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2013年7月3日水曜日

通学路から

子供たちが通う小学校の近くに、けっこう広い公園があります。
その公園の入り口と、通り抜けて少し歩いたところにも路面電車(トラム)の停留所があります。
そこで、なるべく一人の時は離れた停留所まで歩くようにしています。
本当に少しなんですけど。

そのときに通る公園の一角に、おそらく大戦時中のでしょうか、ロシア兵の墓地が記念碑と一緒に設けられています。
停留所への最短コースになるため、私はいつも墓地を通り抜けて行くのですが、ここ、出るんですよ、、、野ウサギ。

出るんじゃなくて居るですね。
初めて見た時はちょうど暖かくなり始めた頃で、2羽が追いかけっこをしていました。

この公園、芝生の面も広く、大きな樹もたくさん植わってるため、今の季節はいつだって誰かしらがどこかで何かをしています。
イヌの散歩、自転車で通り抜ける人、ランニングしている人、ベンチで話す人、芝の上に寝転んで本を読む人、日光浴をする人、グループで遊びに来ている人、、、
昨日は太極拳をしている人もいました。
そんな公園の比較的静かな朝のひと時のロシア兵墓地区画は、どうやらウサギのお気に入りポイントになっているようです。

ここ最近は3回通れば1回は見るくらいな感じです。
今朝は草を食べてるようでした。
野ウサギだからけっこう大きいです。
私がある程度のところまで近づいたら耳をピンと立て、もぐもぐしながらもしっかりこっちを見てました。
可愛いとは思えませんが、見れて良かったという気分にはなりますね。
日中は多くの人が出入りする公園に住んでいるせいか、人慣れしているんでしょうね。
距離を取って様子をうかがってるようでした。
ダッシュで逃げるっていう感じじゃなかったです。

ドイツはけっこう野生動物が身近にいるんですよ。
妻の実家があるハレ市のママ(義理の母)の庭では、夜になるとハリネズミが現れます。
今年はカップルで出現しているそうです。
庭にあるクルミの木に赤毛のリスも時々やって来ます。

電車の窓から、鹿ならしょっちゅう、イノシシも何回か見たことがあります。
首都ベルリンにある日本大使館、すぐ近くに大きな公園があるのですが、前にその公園を散歩していたときキツネとすれ違いました。
そのとき初めて野生のキツネを見たのですが、びっくりしましたね。

公園の樹に来ている野鳥も、日本では山にいる鳥だったりします。
私がゴジュウカラを最初に見たのは尾瀬だったけど、近所の公園に普通にいました。
シジュウカラはスズメより多いくらいです。

都市部でもどこかのんびり、人も動物もゆったり暮らせる環境づくりが実感できるドイツです。

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