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2016年10月7日金曜日

ひさしぶり

しばらく更新をさぼっちゃってました。
ずっと気にしてたんですけどね。

夏休みは家族で帰国しておりました。
ドイツに戻ってきてからも、妹と姪っ子や友人が遊びに来たりと、いろいろとイベントがあったため「明日にしよ」ってな感じで延ばし延ばしになってましたね。
あまりにさぼり過ぎて夏休みのことも書く気にもなれず、更にずるずると怠けてしまったというわけです。

日本では今年も海水浴に行ってきました。
陶芸家で窯元の友人宅にも遊びに行ってきました。
もちろんポケモンセンターや映画にも行ってきましたよ。
子供たちにとっては本当に毎日楽しいことばっかりだったんじゃないでしょうか。

生口島、サンセットビーチ
今回、私は車の免許の更新に出掛けて来ました。
免許、切れてたんですよね。
平成何年とか全然分かってなくて、切れてることすらすっかり忘れてたんです。
免許センターが不便な場所にあるため、ほとんど半日がかりとなってしまいましたが、何とか無事に更新できました。
初めてゴールド免許になりましたよ。
乗り物といえば、、、


新尾道に行く途中の三原駅で、のぞみの通過待ちをした時に500系のエヴァ新幹線が停車してました。
500系は格好良いですね。

岐阜では鵜沼にある友人のご実家にお世話になりましたが、久しぶりに見ました。
頭の上を航空自衛隊の戦闘機が飛んで行くんですね。
これはT-4 練習機かな。
すごい音でした。


それから子供達、広島東洋カープのキャップを買いました。
実家に滞在中、母親と一緒にカープの試合をテレビ観戦していたためか、すっかりカープファンになったようです。
そればかりか「グローブが欲しい」ということになり、近所の大型スポーツ店に行ってきましたよ。
子供ができたら一緒にキャッチボールをやる、なんていうのがよくある父親の夢のひとつとかっていう話を聞きますが、その夢実現です。
私は子供の頃サッカー部だったので、そういった夢は考えてもいなかったんですが、実際やってみるとけっこう面白いですね。
子供達もキャッチボールが好きみたい。
それにしてもグローブってけっこう高いんですね。
家族4人分買うつもりでしたが、とりあえず私と息子の分だけ買いました。
今にしてみれば娘の分も買っておけば良かったです。

それにしても選ぶのに時間かかったなー。
店にあるのをいろいろはめてみたんですが、どれが自分にとって良いサイズなのかまったく分かりませんでしたね。
お店の人には「グローブをはめて手を下げブラブラしても、落ちて来なければ良いです」とか言われたのですが、そんなもんなんですか?
はめた時に「これだっ!」とかって感じるようなこと、まったくなかったですね。
それでもそこそこしっくり奴を何とか選び出し、最終的には値段で決定。

カープ女子 in Deutschland

今年はザクセン・アンハルト州、新学期が早かったようですね。
8月11日から子供達の新しい学校が始まりました。
小学校の5年生から高校3年までの8年間を通うことになるギムナジウムです。
ドイツでギムナジウムとは、大学に進学を希望する子供達が通う学校ですね。
ギムナジウムを無事に卒業できれば、大学に進学する資格、アビトゥーアが取得できます。

新入生登校初日。
でも入学式がなかったんですよね。
校舎の前庭に全校生徒が集まり、校長先生が挨拶と新入生の教師を紹介すると、「それではここでお別れです」と親達は校舎の中に入れませんでした。
すごくあっさりというか、軽〜く始まった感じですね。

子供達は同じクラスになりました。
自分が学生の頃、双子の子達はクラスを別けられてたので、ちょっと新鮮です。
親にしてみれば面談時とか1回ですむので楽ですよね。
ラッキー。


同じクラスには小学校の同級生が数人いるのですが、全員男子。
娘はクラス発表時(入学式の数日前に顔合わせ日というのがあり、その時に知らせれてました)にかなりガッカリしてました。
仲の良かった子はみんな違うクラスになったんですって。
それでも帰ってきた時には「もうお友達が出来た」と喜んでましたけど。

今現在は秋休みですが、子供達は楽しく学校に通えているようです。
朝起きて「行きたくない」とかごねることもなく、毎日元気良く(まあ)通っていますね。
このまま楽しく8年間通って欲しいです。

それから、、、
庭の池に新しい仲間が加わりました。
鯉です。

YouTubeで日本の鯉が大好きな外国人の女の子の話を何となく見たので、その話をしたら家族がかなり強い反応があったんですね。

子供達は「鯉はずっと前から欲しかったもん」と、、、

妻も、数日前にドルトムントに住むBVB(香川選手のいるチームですね)のサポーターな従妹から手紙が届いたのですが、一緒に送られてきたファンブックに載っていたBVB Koi とかっていう黄色と黒の鯉のが気になって仕方なかったんですって。
チームカラーの黄色と黒だから、BVB Koi って、、、
Kibekko という種類だと書いてありましたけど、黄べっ甲ってことでしょうかね。

家族全員が鯉に興味があるなら、それじゃあ一匹買ってみようと、すかさず週末にペットショップへと出かけました。
当時はまだまだ暑かったのですが、夏の終わりも近いということで、池の魚の在庫がかなり減っていました。
本当に数匹の鯉しか残ってなかったのですが、その中から選んできましたよ。
紅白っていうんでしょうか。
紅というよりはオレンジなんですけど、白地に紅の入った2色のシンプルなタイプです。
Japanische Koi(日本の鯉)として売られてていました。
どうせなら日本の鯉が良いですもんね。


購入時は15cmくらいだったでしょうか、まだまだ子供なんでしょうけど、鯉って金魚と比べると頭の部分が大きいんですね。
慣れていないからか、けっこう人見知りというか恐がり屋さんのようです。
それでも池に入れるとどの金魚よりも大きく、泳ぐのも速いですね。

我が家の鯉は子供達によりギャラドスと命名されました。
ポケモンの名前らしいです、、、

日本で池にいる鯉を見ると、ガツガツ餌を食べるぼってりした姿なんかが気持ち悪いなと思ってたのですが、今はすっかり可愛く見えているので不思議です。
鯉のぼりのようにくるっとした目も、口の横に生えてるひげも、すごく魅力的に感じるようになりました。
品があるとすら思いますね。

妻も鯉の魅力にやられたようです。
いるだけで池のグレードが上がったような気がします。
季節的に池や庭はシーズンオフになるため今年はもうおしまいですが、春になったらもう一匹くらい買うことになりそうですね。
ギャラドス一匹じゃ可哀想ですし。
寒い冬を無事に越してもらえるように、今のうちに餌をたっぷりあげとかないとですね。


2016年6月29日水曜日

卒業

先日、子供達の卒業式がありました。
ドイツは小学校4年生で卒業です。
長かったような短かったような、複雑な感じですね。

日本からドイツに引越してきたのが2月。
マグデブルグには翌3月から住み始めました。
保育園をあと一ヶ月で卒園というところで急遽決まったドイツ行きでした。
日本で通っていた保育園の先生達は皆とてもショックだったようで、「この子達は私たちが卒園させたかった」と、特別に2人だけの卒園式をやってくれたんですね。
正式な書類は作れないため、卒園証書は
先生方の優しさに感動しました。
二人だけの卒園式 / 2002年2月

マグデブルグに引越すと、9月から始まる小学校まで少しでもドイツ語に慣らしたほうが良いと、近所の保育園に入れてもらい4ヶ月だけ通いました。
子供たちも通い始めは「みんな暴れん坊でキンダーガーテンに行くのが嫌だ」とか言ってましたね。
日本の保育園できっちり和を学んできた子供たちにとっては、こちらの保育園はフリーダム過ぎたようです。
それでも、しっかりドイツで保育園に通い無事に卒園式を迎えました。
卒園式は近所のプロテスタント教会のフロアでで行われました。
卒園式 / 2012年07月
心配していた言葉にもすぐに慣れたようで、卒園式の時に先生から「他のこと特に変わらないから問題ない」と言われました。
子供の対応力、吸収力は羨ましいです。
ドイツに来た当時、彼らの母国語は日本語だったのですが、今ではすっかりドイツ語になっています。

そして小学校の卒業式ですが、やっぱり日本の卒業式と比べると少し気楽な感じですね。
良い感じにリラックスしていて、妙なプレッシャーとかまったくありません。
先生方や子供たちにとってはどうだったのかわかりませんが、、、
入場スタンバイ中

卒業証書のような書類が生徒一人ひとり先生たちから渡されていました。
校長先生から卒業証書をもらってます。

もともと子供たちの学校は、同学年が各二組(英語クラス、仏語クラス各1組)しかないので、生徒も45人くらいなんです。
英語クラスとフランス語クラスの子供が交互に呼ばれ、式が進みました。
まずは担任の先生から成績表をもらったようです。
それぞれのクラスの卒業生達によるちょっとした発表(歌でした)があり、最後に全員で記念撮影と帽子を投げて、閉会となりました。

みんな始終本当に嬉しそうな表情で、よいぇも良い卒業式だったと思います。
子供たちも4年間お疲れ様でした。

英語クラスの生徒達はこの後、体育館にテントを張って学校に宿泊したんですって。
ミニキャンプですね。

私たちフランス語クラスは、次の日に朝から自転車に乗ってエルベ川沿いにある池に泳ぎにいきました。
私も引率として参加しました。

30人くらいが自転車で走るとなると、けっこう列も長くなりますね。
私は何故か先頭でペースメーカーをさせられていたので、気持ちよくゆっくり走れました。

走り出して30分くらいして、エルベ川沿いにある公園で小休止。
とても暑い日だったので休憩するのかと思い気や、さすが小学生。
自転車を停めて荷物を置くと、すかさす公園の遊具にダッシュしていきました。
そしてすぐさま水遊び。
5分後にはびしょ濡れです。
ずぶ濡れになっている子供たちも数人いました。
公園近くのレストラン(オーナーが父兄)を借りて昼食をとり、再び出発。
大きな池に泳ぎに行きました。
この辺りでは有名なスイミングスポットらしいです。
日本では夏というと海水浴ですが、ドイツは海が少ないのでみんな湖や池で泳ぎます。
池水浴ですね。
10年以上前ですが、ベルリンに住んでいる時にも友人に誘われて何回か出かけました。
一緒に行った友人達が目の前で素っ裸になって泳ぎ出したのは驚きでしたね。
裸ん坊で泳いでたのはみんなドイツ人でした。

池に着いた途端、みんな木陰なんかで水着に着替え(隠れずにそのまま着替える子、親もいました)、すぐさま池に飛び込んでました。
準備体操とかまったく関係ないようです。

今回私は泳ぎませんでしたが、引率のお父さんお母さん達はみんな泳いでました。
こっちの人そういうの大好きみたいなんですよね。
父兄達はみんな慣れているようです。
ダレよりも早く水に入り「これ以上遠くに行っちゃダメ」とかブイ係になってました。

のんびり池で休んでいた人たちには迷惑だったのかな?
嵐のような勢いでしたね。
男の子達は一生懸命掘ってます。

1時間ほど泳いだら、今度はドラゴンボート大会でした。
池にブイがいくつも浮いていたので、そこまでが遊泳可なエリアかと思っていたのですが、どうやらブイはボートのコースのために浮いているようでした。

ドラゴンボートは20人くらいが2人ずつ並んで乗れるボートで、船首に太鼓手、船尾に舵取りが各一名います。
太鼓手は後ろ向き(漕ぎ手向き)に座り、太鼓を叩いて漕ぐリズムをとります。
2つのボートを借りて、4組にわかれレースをしました。

子供たちは全員参加。
私も強制参加させられました。
私たちのチームは初戦敗退。
大人が他のチームより少なかったせいだと思ってます。
悔しい!
ドラゴンボートは初めて乗りましたが、面白かったですね。
高校生時代、よく東京上野の不忍池でボートに乗りましたが、普通のボートよりも漕ぐのは楽に感じました。
片側しか気にする必要ないし、舵取りがいるおかげで言われるままに漕げばコースも普通に取れるためです。
ただ前後の漕手とリズムが合わないと、オールがぶつかって良くないです。
そのための太鼓手ですね。

敗戦後、船着き場で泳ぐ子供たちを見張りつつ、足までつかり休んでいましたが、何故か決勝戦に助っ人で呼ばれ、再び漕ぐこととなりました。
初戦時には漕手に空席があった状態でのレースでしたが、助っ人参加の決勝戦はフルメンバーで乗り込んでいました。
みんなもっと乗りたかったんですね。
チーム分けの意味ないじゃん、とか思いましたが、楽しんだんだからOKでしょう。

決勝戦では私の参加したチーム、勝ちました。
いやー、がんばりましたよ。
前の席で漕いでたお父さん、マジなスポーツマンでしたからね。
彼のリズムに合わせガンガン漕いだので、良い感じでした。
私の後に座った子供はペースについていけなかったようで、けっこうオールが当たったりしちゃいましたが、仕方ないですね。

1日中暑くて、普段あまり動かさない身体も目一杯使ったので、非常に疲れました。
その日の夜は身体にたまった熱が手足から出たがっているのに、上手く放出できないような感じでなかなか寝付けませんでした。
とっても疲れたのですぐに寝れると思ってたのに。
そしてその後2日間ほど筋肉痛にやられました。

ボートレースの後は池の側にあるレストランで、それぞれ勝手に注文してまったりしました。
そして適当なところで解散となりました。

初めて行った池でしたが、良い所でした。
何より家から自転車で30分くらいのところにあるのが良かったです。
また近いうちに行きたいですね。

2016年5月23日月曜日

上映会

先日、息子のクラブ活動の発表会がありました。
映画がついに完成したようで、その上映会です。

上映会場は何と街の映画館!
当初はクラブに参加していた子供とその親や親戚のための上映会になるはずだったらしいですが、観たいという人があまりに多かったため、街にある名画座みたいな感じの映画館で上映することとなったそうです。
しかも2回。

当初は3分くらいの映画を作るということだったそうですが、脚本などアイディアを出していくうちに話が大きくなり、40分の作品として完成したようです。
冬休み中に撮影を手伝ったときは80分くらいになるという話だったので、上手くまとめたようですね。

上映する映画館の名称はスカラ。
いかにも名画座っていう名前で良いですね。
普段、映画館として本当に営業しているんでしょうか?
なんかタイムスリップしたような感じの映画館でした。

中に入ると思ったよりキレイで、なぜかスクリーンの前にドラムセットが置かれていたり、祭壇なのかな? 大きな十字架があったりしました。
珍しい映画館ですね。

この映画、フランス語です。
フランス語クラスの子供たちによるクラブ活動だったため、台詞は全てフランス語。
もちろんドイツ語の字幕付きです。
上映前に、フランス語とドイツ語による子供たちの解説もありました。
ポスターが貼られてたけど、二重ガラスなのでうまく撮れませんでした。
" La maison du chemin des ténèbres "

映画のストーリーはこんな感じ。

主人公の女の子は自分の誕生日に上映中のホラー映画を観に行こうと、友人と計画を立てています。
誕生日当日、女の子は夜になったら公園で待ち合わせをする約束を友人として家に帰ります。
同じ頃主人公の弟は、姉の同級生に呼び出され学校の地下室に行くのですが、そこで黒ずくめの何者かに捕まり、地下室の奥でイスに縛りつけられてしまいます。
3月の撮影風景より
家に帰った女の子は両親に夜からホラー映画に行かせてくれとお願いします。
ところが両親はホラー映画なんてダメだと反対するんですね。
私の誕生日なのに!と怒った女の子は何としても行ってやると、窓から家を抜け出し友人との待ち合わせ場所の公園に出かけます。
しかし約束の公園を間違えたり、なかなか目的地に行けません。
途中であやしい男の子が出て来たり、複数のクラスメートと遭遇したりしながら、なんとか待ち合わせ場所に行き、友人と無事に会うことができます。
本番前のスモークテスト中
そして映画に行こうかという時に、友人が何やら変な音がする、どこからするのか探してみようと、建物に入っていくんですね。
くらい建物をオッカナビックリ進み、音のする部屋の扉を思い切って開けてみると、そこには女の子のクラスメートや両親達が誕生日パーティーの準備をして待っていてくれました。

部屋の隅には、何故か猿ぐつわをかまされイスに縛り付けられている弟の姿もあります。
びっくりしながらも誕生日をみんなで祝ってもらい女の子は大喜び。
誕生日にホラー映画を観に行きたいと言っていたことを友人から聞いた両親が、娘のためにちょっとホラーちっくなサプライズパーティーを開くことを決定。
友人達に協力してもらいながら計画し、夜の街を走らせたりしつつパーティー会場に来るよう仕向けたのでした。

そのパーテイー計画を事前に知り姉に話そうとした弟は、計画の邪魔になるため捕獲され、一時隔離されていたという落ちでした。

監督が撮影に作曲に編集とがんばったおかげか、かなり本格的な作品となっていました。
上映後は拍手喝采。
子供たちにクラブの顧問であるクラスの副担の先生から、クラブのメンバーに記念品のオスカー像!が授与されました。
みんなとても嬉しそうでした。
良い経験になったようです。

後日聞いた話では、上映会が好評だったため、7月に再び違う映画館での上映が決まったそうです。
クラブのメンバーはブルーレイにしてもらえるんだって。
みんなに見せなきゃ!

2016年5月20日金曜日

謎の落とし物

庭のアヤメ、咲いてます。

ドイツに戻って来てからアッという間に時間が過ぎています。
もう一月ですね。
その間にいろいろなことがありました。

まず、ちょっと変な出来事を紹介します。
今月頭の頃ですね。

子供たちが毎朝小学校に通うのに路面電車・トラムを利用しているのですが、停留所に向かう途中、鉄道の高架がトンネルになっているところがあります。
線路が複線分しかないため短いトンネルなのですが、いつも暗くて短い分ランプもついていません。
危ないとまでは言えませんが、人通りもあまり多いところではないので、毎朝私が停留所まで子供たちを送って行くことになっています。
自転車は茶色のレーンを、本来なら反対方向に進まなければなりません。
バレエ教室に通う娘。

そのトンネルを超えたすぐのところから、私の胸くらいの壁がしばらく続き、壁の向こうは廃屋があります。
ドイツはけっこう廃屋がありますね。
あちこち廃屋を探しに出かけているわけじゃないので、ドイツ中のどこにでもあるのかどうかは知りませんが、うちの近所は多いです。

その壁が高台を作っているのですが、春になるといろいろな草がいっせいに伸び始め、手入れをしていないのがより一層目立つ感じになります。
その草が伸び始めた頃です。
普段なら草が茂り出してる荒れ地を目にしても、特に意識することなく通り過ぎるのですが、その日は違いました。
廃屋、昔は何の建物だったのでしょうか?
ガラスは割られているところも多いです。

ちょうど私の目の高さ辺りの草の上に、見覚えのある布が置かれていました。
「うん?何か見たことがあるな、何だっけ?」と、足を止めずに眺めつつ考えていると、その布が何だったかを思い出しました。
前に日本で買って来た息子の下着、パンツだったんですね。
水色地に紺と赤のギンガムチェック、確かユニクロの3枚セットのうちの1つです。
まず思い浮かんだのは「何故ここに?」ということ。
「落としたのか?  それで誰かがここに置いてくれたのかな?」
続いて「本当に息子のパンツか?」と。

疑問はいろいろあるのですが、我が家の洗濯物の環境を頭に描き、「まさか、、、似たような物が売ってるのかもね」とその日はそれ以上考えることをやめ、違うルート(朝の散歩です)でアパートに戻りました。
それから数日間、その場所に来る度に「やっぱり息子のパンツに良く似ているな」と気になりつつも、雑草の茂みに置かれて日々くったりしていくパンツを眺めるだけで通り過ぎていきました。
誰のかわからない使い古しのパンツなどを、手に取るようなことはできませんからね。
草が一気に伸びました。この状態なら見つけられなかったかも。

ある日、妻が小学校の近くにある会社の本部で会議があるため、「今日は自分が子供を送って行く」と子供たちと一緒に出掛けて行きました。
そして妻が仕事から帰って来ると、子供たちに聞かれないように声をひそめ、あの場所で息子の物らしいパンツを見たと言ってきたんですね。

「あ、やっぱり!ちょっと前に見かけて気になってたけど、まさかなと思ってた。」と答えると、彼女はすぐに子供の洋服ダンスを探しました。
「見当たらない。洗濯物入れにもない、、、」
我が家は洗い物を屋根裏に干しているため、鍵を持っているアパートの住人以外がそこに行けることはないはずなんですね。

「誰かがどうやってか盗んだのか? まさか、、、」
「男の子のパンツを、、、」

私たち二人が底知れぬ不安感におそわれたのは言うまでもありません。
その日はずっと何か気持ちの悪い物をまとったような感じがしつつ、いつもより早く寝ることになりました。
庭のサワーチェリー

そして次の日の夕方、おそらくあの後「謎のパンツ」についていろいろ考えたであろう妻の、すごく説得力のある説が発表されました。

妻は、おそらく息子が横着をしてパンツとズボンを一緒に脱いだのが原因だろうと言いました。
ズボンの中に残されたパンツは、洗濯物カゴや洗濯機の中に入れられる間にいつしかズボンの足の部分に留まり、誰も気付かないまま洗濯機に入れられ、洗い終わって干す時にも落ちたりせず、中で乾いたのだろうと。
そしてそのようなパンツ入りのズボンを、そうとは気付かず回収し畳まれ、何も感じずに履いた息子が、通学途中に落としたのではないかと!

足をズボンに入れた時に何かあったら普通気がつくんじゃないか?とか、
その時気付かなくても、歩いている時に足首辺りからちょっとずつ出てくれば、いくら何でもわかるだろう?とか、
何か違和感があったはずじゃ?とか、
思うところはいろいろあるのですが、息子ならすごくあり得るなと、すごく納得してしまいました。
おそらく洗濯後に干したのも回収して干したのも私でしょうし、、、

まさかこんな説で一気に解決するとは思いませんでしたね。
しかし妻の説を聞かされた後、その説以外は考えられないと思っています。
何より、どこかの変態にマークされたんじゃないか、という不安感がなくなったのが良かったです。
チューリップも実はたくさん植えたあったようです。
咲くまでまったく気がつきませんでした。

それから更に数日後、放置されていた息子のかもしれない謎の男子用パンツは、忽然と姿を消しました。
誰か、もしくは清掃業者が片付けてくれたのかもしれません。
草は伸び放題になってますけど。

本当のことは何もわかっていません。



2016年2月26日金曜日

ベルリン

先週末ベルリンに出掛けて来ました。
今回の目的は、博物館にベルリナーレ(国際映画祭)。
何と文化的な週末!

ペルガモン博物館、現在工事中
でも観れるようです。
ベルリンに住む友人から、ベルリナーレの期間中に遊びにおいでと前から誘いを受けていたんですね。
友人とはかれこれ15年の付き合いになるのですが、私が初めて通ったドイツ語学校のスペイン人同級生の「彼女」でした。

私たちが行ったのは最終日だったようです。

通い始めて3日目くらいだったと思います。
授業の後、たまたま近くにいたスペイン語圏グループに誘われカフェに出かけたのですが、その時のメンバーの一人が彼女の彼氏M君でした。
帰り道、同じ地下鉄に乗ったM君と何処まで行くのかという話になって、何と同じ通りに住んでいることが判明。
次の日から一緒に学校へ行くことになったのでした。
ドイツ語学校の同級生で、同じようにドイツ人の彼女がいて同じ通りに住んでいる。
こんな偶然もう何かの運命だろうと、私たちはお互いの彼女達を含めすぐに仲良くなりました。
数年後、残念ながら彼らの関係は終わってしまいましたが、未だにどちらとも連絡を取り合っています。
特に彼女は妻の親友という感じでしょうね。

ということで、今回は彼女のアパートに2泊3日でお邪魔することになりました。
いろいろな店が多く、朝から夜遅くまで賑やかなところです。
金曜の夜に到着したので、その日はみんなで夕食をとりゆっくりしました。

そして次の日、ゆっくりめの朝食後、私たちの文化的な週末がスタートしました。

今回、私は子供たちをエジプト美術がある Neues Museum / 新博物館に連れて行きたかったんですね。
この新博物館、目玉はなんといってもネフェルティティの胸像です。
久しぶりに私も観たかったですし!
Nefertiti / ネフェルティティの胸像。
現在は写真撮影禁止です。写真は2002年に撮影。

ベルリンの博物館はいつでもどこでもお客さんが一杯なため、チケットを取るのが面倒になっています。
特にペルガモン博物館などは大人気。
ネットで時間指定でチケットを購入できたりするのですが、何故かサイトに繋がらず、直接行くことにしました。

チケット売り場で小雨の中15分程並ぶことになったのですが、そこで16歳以下の子供は無料であること、そして新博物館なら時間予約する必要がないことを聞きました。
そこで私はベルリンの美術館、博物館共通年間パスを購入。
これで明日、好きな時間に子供たちと観に来れます。
Bode-Museum / ボーデ博物館 

パス購入後、妻と子供たちは午後から演劇を観に行くことになっていたため、私とは別行動。
私は大好きな Bode-Museum / ボーデ博物館に行ってきました。
何度来てもまた行きたくなるところですね。
軽く観るつもりだったのですが、気がついたら4時間が過ぎてました。
Bode-Museum / ボーデ博物館

子供たちが出かけた演劇、彼らが言うには「悪くなかった」、「面白いという程じゃないけど、つまらなくなかった」そうです。
妻の話ではけっこう良かったらしいですけど。
ボーデ博物館
ボーデ博物館にて
ボーデ博物館にて。
彫刻の後の絵画はホルバイン
ボーデ博物館にて。
子供たちに作品の説明でもしているのでしょうか。

そして日曜日、妻は友人とベルリナーレのフランス映画を観に行きました。
監督賞をとった作品だったそうで、少し寂しいけど素敵な作品だったようですね。

新博物館
その間、私は子供たちと新博物館です。
子供たちにとっても古代エジプト美術は魅力的なようで、熱心に観ていました。
それ以外にもいろいろと展示されているのですが、そっちの方はいまいちだったようですね。
古代エジプト美術の洗練されたデザイン、技術、そしてその思想、、、
遺跡である作品からにじみ出る死生観に、子供の頃で詳しいことがわからなかったにもかかわらず、常にドキドキさせられながら観たのを覚えています。
新博物館にて。
新博物館にて。

小学生になって初めてもらった国語の辞書の巻頭ページに、何故かツタンカーメンの黄金のマスクがカラー写真で付いていたのですが、時々思い出してはこっそり見るのが大好きでした。
何だか怖くてじっと見つめられない、なのにとっても惹き付けられる。
不思議な魔法にかかったようでした。
新博物館にて

息子も「ちょっと怖い」と言いつつ、じっくり観ていました。
娘もいろいろ感じたようです。
新博物館にて

そして博物館の後、ニュージーランドの「Born to Dance」という映画を観に行きました。
映画館の前で妻と待ち合わせです。

レッドカーペットを歩いて会場内へ。

内容はヒップホップダンスに一生懸命になる若者を描いた映画で、ティーン向け。
友人から、これなら子供たちも何とか見れるんじゃないかと、チケットをプレゼントされました。
観賞後、子供たちは「面白かった!」と良い反応。
上映前には子供たちの大好きなテレビ番組に出て来る俳優による上映開始の挨拶があったりして、二人とも超喜んでいました。
上映前、上映後はもちろん、上映中も、良いシーンで会場は拍手喝采。
映画祭という特別な雰囲気を子供たちと味わえただけでも、来て良かったともいました。
映画は私にいまいちでしたけど。
また来年も来よう。

久しぶりのベルリン、今回はたっぷり博物館を堪能できました。
年間パスもあることだし、近いうちにまた行きたいですね。

2016年2月4日木曜日

現在冬休み中

最近、我が家のネット環境が悲惨です。
とにかく遅い。
その上たびたび接続が切れる。
今までにも突然接続が切れ、しばらく繋がらないということはあったのですが、ここ3週間はダイヤル回線並の遅さです。
ケーブルなのに。
YouTubeとか見れません。
一体どうなっているんでしょうか?
ブログの更新が遅れるのもこんな環境だからですね、たぶん。

妻に会社に聞いてみてくれるよう頼んでいるのですが、ドイツに引越してから彼女が書くことになった苦情の手紙やメールの多さに疲れ果てたのか、「これ以上、クレームを出すのは嫌だ」と、プロバイダーに文句を言ってくれません。

実は私も昨年末まで通っていた語学学校で「クレームの書き方」を習ってきました。
ドイツで生活する上で、絶対に必要なスキルのようです。
商品や製品に対してのクレームって日本ではあまり必要なかった様に思いますが、こっちじゃ日常茶飯事のようですね。
語学学校の先生は、「3ヶ月近く履いたズボンに色落ちがどうのこうのとクレームをつけて、新品と交換してもらった友人がいる」と話していたので、どれだけクレーム社会なんでしょうか。
それが通っちゃうのもすごいと思いますけど。
企業側も大変ですね。

というわけで、そろそろ私もクレームメールを書こうかと思っているところです。
何よりプロバイダーを変えるべきだと思うんですけどね。

語学学校といえば12月に受けたテストですが、無事にクリアしてました。
しかも思ってた以上に良い成績でした。
ドイツ語力、B1合格です。

こういうと何だかすごく上達したような漢字なのですが、実際はまだまだですね。
相手がこちらに合わせてくれた場合、とりあえず意思の疎通が出来るというくらいのレベルだと思います。
現地人に一方的に話されるとちっともついていけません。
先月子供たちと映画「スター・ウォーズ」を観に行ったのですが、細かい台詞はほとんど理解できませんでした。
翻訳能力が追いつかなかったって感じ。
映像から内容はなんとなく解るのですが、悔しいです。
もちろん子供たちは理解しているようでした。

ロードショーから一月以上経ったせいか空いてました。
それにしても「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、個人的にはいまいちでした。
確かに過去の作品を彷彿させるシーンが度々あって「おおおおっ」と何度も叫んでいましたが(心の中で)、やっぱり何か物足りない感がありましたね。
けっして面白くないわけじゃないんですけどね。
スター・ウォーズは大好きで、竹書房から発売されていたエピソード6以降の物語を全巻読んでいたりしたので、自分としては続きはそっちで作ってもらいたかったなー。

映画といえば、先日息子の所属しているクラブ活動の映画撮影を見学してきました。
現在学校は冬休み中なのですが、たまたま前回の撮影日に風邪を引いて参加できなかった息子の、個人的なシーン撮影が行われたためです。
何でもサスペンス映画を撮っているようで、息子は主人公の弟という役柄。
誕生日パーティー中に姉を探して地下室に降りたところで、知らないおじさんにさらわれ、縛られて地下室に放置されるというシーンでした。
小学校の地下室です!

学校が冬休み中ということもあって、クラブのメンバーが息子役の他にカメラ係の同級生が一人いたのみでしたが、クラブの本格的な取り組みに驚きました。
クラブの顧問である学校のフランス人補助教員、監督兼カメラマンのスタジオオーナーとそのスタッフが二人。
スタッフの一人はマイク係と人さらい役、もう一人は小道具(スモークや照明など)を担当していました。
カメラ係の同級生は時々カメラのスイッチをオンにするだけで、どちらかというと撮影の邪魔になっていた気もしますが、、、
撮影したシーンをみんなで確認しています。

一緒に来ていた娘も進行係として、私もスタッフが人さらい役で出演する時に、急遽マイク係として参加することになりました。
しかもこの映画、フランス語で作られているそうです。
撮影もひとつのシーンを違う角度から数回撮ったり、アップで撮影したりと本格的でした。
本番スタート前
次の撮影時にも同じ衣装で来るようにと、洋服の写真撮影をして2時間程で終了。
80分くらいの映画になるそうで、今からできあがるのが楽しみです。

先月は家族で街の博物館に狼展を観に行ってきました。
この狼展、最近のザクセン・アンハルト州内での狼事情を説明する展示会で、ここ数年で狼が大分増えて来ているということでした。
数年前からドイツ国内から姿を消した狼を戻そうと、チェコの方から連れて来たり、保護対象にしたりと、いろいろ活動して来たようです。
そのおかげが確実に数を増やしつつある狼達、マグデブルグ近郊の森にもいるようですね。
近郊の国道で轢かれた狼の剥製が展示されていました。

メスの狼が人家で飼育されているオス犬に恋をしたのか、繁殖期に積極的にアッタクしていたという報告もありました。
写真で見ても、狼ってやっぱり犬より迫力がありますね。
目つきが鋭いからでしょうか。
実際森で出会ったらかなり怖いんじゃないかと思いますが、狼とじゃれあったりしてみたいですね。
なんか憧れちゃいます。