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2016年6月29日水曜日

卒業

先日、子供達の卒業式がありました。
ドイツは小学校4年生で卒業です。
長かったような短かったような、複雑な感じですね。

日本からドイツに引越してきたのが2月。
マグデブルグには翌3月から住み始めました。
保育園をあと一ヶ月で卒園というところで急遽決まったドイツ行きでした。
日本で通っていた保育園の先生達は皆とてもショックだったようで、「この子達は私たちが卒園させたかった」と、特別に2人だけの卒園式をやってくれたんですね。
正式な書類は作れないため、卒園証書は
先生方の優しさに感動しました。
二人だけの卒園式 / 2002年2月

マグデブルグに引越すと、9月から始まる小学校まで少しでもドイツ語に慣らしたほうが良いと、近所の保育園に入れてもらい4ヶ月だけ通いました。
子供たちも通い始めは「みんな暴れん坊でキンダーガーテンに行くのが嫌だ」とか言ってましたね。
日本の保育園できっちり和を学んできた子供たちにとっては、こちらの保育園はフリーダム過ぎたようです。
それでも、しっかりドイツで保育園に通い無事に卒園式を迎えました。
卒園式は近所のプロテスタント教会のフロアでで行われました。
卒園式 / 2012年07月
心配していた言葉にもすぐに慣れたようで、卒園式の時に先生から「他のこと特に変わらないから問題ない」と言われました。
子供の対応力、吸収力は羨ましいです。
ドイツに来た当時、彼らの母国語は日本語だったのですが、今ではすっかりドイツ語になっています。

そして小学校の卒業式ですが、やっぱり日本の卒業式と比べると少し気楽な感じですね。
良い感じにリラックスしていて、妙なプレッシャーとかまったくありません。
先生方や子供たちにとってはどうだったのかわかりませんが、、、
入場スタンバイ中

卒業証書のような書類が生徒一人ひとり先生たちから渡されていました。
校長先生から卒業証書をもらってます。

もともと子供たちの学校は、同学年が各二組(英語クラス、仏語クラス各1組)しかないので、生徒も45人くらいなんです。
英語クラスとフランス語クラスの子供が交互に呼ばれ、式が進みました。
まずは担任の先生から成績表をもらったようです。
それぞれのクラスの卒業生達によるちょっとした発表(歌でした)があり、最後に全員で記念撮影と帽子を投げて、閉会となりました。

みんな始終本当に嬉しそうな表情で、よいぇも良い卒業式だったと思います。
子供たちも4年間お疲れ様でした。

英語クラスの生徒達はこの後、体育館にテントを張って学校に宿泊したんですって。
ミニキャンプですね。

私たちフランス語クラスは、次の日に朝から自転車に乗ってエルベ川沿いにある池に泳ぎにいきました。
私も引率として参加しました。

30人くらいが自転車で走るとなると、けっこう列も長くなりますね。
私は何故か先頭でペースメーカーをさせられていたので、気持ちよくゆっくり走れました。

走り出して30分くらいして、エルベ川沿いにある公園で小休止。
とても暑い日だったので休憩するのかと思い気や、さすが小学生。
自転車を停めて荷物を置くと、すかさす公園の遊具にダッシュしていきました。
そしてすぐさま水遊び。
5分後にはびしょ濡れです。
ずぶ濡れになっている子供たちも数人いました。
公園近くのレストラン(オーナーが父兄)を借りて昼食をとり、再び出発。
大きな池に泳ぎに行きました。
この辺りでは有名なスイミングスポットらしいです。
日本では夏というと海水浴ですが、ドイツは海が少ないのでみんな湖や池で泳ぎます。
池水浴ですね。
10年以上前ですが、ベルリンに住んでいる時にも友人に誘われて何回か出かけました。
一緒に行った友人達が目の前で素っ裸になって泳ぎ出したのは驚きでしたね。
裸ん坊で泳いでたのはみんなドイツ人でした。

池に着いた途端、みんな木陰なんかで水着に着替え(隠れずにそのまま着替える子、親もいました)、すぐさま池に飛び込んでました。
準備体操とかまったく関係ないようです。

今回私は泳ぎませんでしたが、引率のお父さんお母さん達はみんな泳いでました。
こっちの人そういうの大好きみたいなんですよね。
父兄達はみんな慣れているようです。
ダレよりも早く水に入り「これ以上遠くに行っちゃダメ」とかブイ係になってました。

のんびり池で休んでいた人たちには迷惑だったのかな?
嵐のような勢いでしたね。
男の子達は一生懸命掘ってます。

1時間ほど泳いだら、今度はドラゴンボート大会でした。
池にブイがいくつも浮いていたので、そこまでが遊泳可なエリアかと思っていたのですが、どうやらブイはボートのコースのために浮いているようでした。

ドラゴンボートは20人くらいが2人ずつ並んで乗れるボートで、船首に太鼓手、船尾に舵取りが各一名います。
太鼓手は後ろ向き(漕ぎ手向き)に座り、太鼓を叩いて漕ぐリズムをとります。
2つのボートを借りて、4組にわかれレースをしました。

子供たちは全員参加。
私も強制参加させられました。
私たちのチームは初戦敗退。
大人が他のチームより少なかったせいだと思ってます。
悔しい!
ドラゴンボートは初めて乗りましたが、面白かったですね。
高校生時代、よく東京上野の不忍池でボートに乗りましたが、普通のボートよりも漕ぐのは楽に感じました。
片側しか気にする必要ないし、舵取りがいるおかげで言われるままに漕げばコースも普通に取れるためです。
ただ前後の漕手とリズムが合わないと、オールがぶつかって良くないです。
そのための太鼓手ですね。

敗戦後、船着き場で泳ぐ子供たちを見張りつつ、足までつかり休んでいましたが、何故か決勝戦に助っ人で呼ばれ、再び漕ぐこととなりました。
初戦時には漕手に空席があった状態でのレースでしたが、助っ人参加の決勝戦はフルメンバーで乗り込んでいました。
みんなもっと乗りたかったんですね。
チーム分けの意味ないじゃん、とか思いましたが、楽しんだんだからOKでしょう。

決勝戦では私の参加したチーム、勝ちました。
いやー、がんばりましたよ。
前の席で漕いでたお父さん、マジなスポーツマンでしたからね。
彼のリズムに合わせガンガン漕いだので、良い感じでした。
私の後に座った子供はペースについていけなかったようで、けっこうオールが当たったりしちゃいましたが、仕方ないですね。

1日中暑くて、普段あまり動かさない身体も目一杯使ったので、非常に疲れました。
その日の夜は身体にたまった熱が手足から出たがっているのに、上手く放出できないような感じでなかなか寝付けませんでした。
とっても疲れたのですぐに寝れると思ってたのに。
そしてその後2日間ほど筋肉痛にやられました。

ボートレースの後は池の側にあるレストランで、それぞれ勝手に注文してまったりしました。
そして適当なところで解散となりました。

初めて行った池でしたが、良い所でした。
何より家から自転車で30分くらいのところにあるのが良かったです。
また近いうちに行きたいですね。

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