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2015年6月29日月曜日

ぎっくり腰と呉

前回の続きです。
母を東京に送り出し、「その間父の面倒は任せな」などとでかい口をきいた数時間後のこと。
手洗いをすませ居間に戻ってきた父が、私の目の前でバランスを崩しよろけたんですね。
危ないっと思った時には身体は動いていて、脇の下に両腕を差し込み羽交い締めにするような体勢で支えました。
しかしこれがいけなかった。

腰をやってしまったんです。
ギシッっという音が聞こえたようでした。
いやー、痛いのなんのって、半端無かったです。
いわゆるぎっくり腰だったのですが、初めてのことなので何が起こったのかまったくわからず、ジワジワ迫ってきた痛みのため脂汗が出ました。
身体を動かすことができません。
座ることもできず、かといってどんな姿勢になったら楽なのかわからず、テーブルに手をついて痛みに耐えていると、「横になっとけ」と何とか自力でイスに腰掛けた父が心配そうに言ってきました。

横になれって言われても、寝転ぶまでの行程が痛過ぎて無理、、、
だからといってこのままでもいられません。
倒れるように横になることにしました。
横になってみるとちょっと楽、しかし痛くない姿勢から少しも動けません。
母親から借りていた iPhone がポケットの中に入っていたのはラッキーでした。
すかさず叔母に連絡を入れ、救援を求めました。

ぎっくり腰経験者だった叔母は、2時間くらいで行けるから「それまで我慢して待っときんさい」と。
救急車を呼ぶかとも思ったのですが、身体が不自由な父を一人残して病院に行くのも何ですし、日本の保険証も持ってないし、、、など、とりあえずは叔母が助けにきてくれるのを待つことにしたんですね。
その間に腰痛ベルトを amazon で注文。
更に腰痛の情報を収集することにしました。

購入したのはこれ、KONAMIの腰椎固定ベルトパワフルギア。amazon jp より

東京の妹にもメールを入れました。

妹宅に着いたばかりの母親とも電話で話しました。
「何をやってるんだ、あんた、、、」と驚きつつも心配と呆れの混じったような声が。
当然ですよね。

イスに座る父のすぐ下に転がって、これからどうすれば良いのかと相談していましたが、あまりの役立たずさに笑うしかありませんでしたね(涙もろくなってる父は泣いてましたけど)。
すでになってしまったものは仕方ありません。
父は「悪いことをした」と気に病んでいましたが、今回は完全に自分のミス。
足下のおぼつかない父親が転ぶのは想定内でしたので、無理な体勢で支えようとした私の不注意が招いた結果です。
それでも想定外のアクシデントに、不幸の連鎖が自分にやって来たのかと、ちょっと恐ろしくなりました。

そして叔母が到着。
痛み止めの薬と夕飯を持ってきてくれました。
そして寝転んでいる私に、薬(座薬)をすぐに入れて来いと、、、

「嫌だ」とはもちろん言えないので、激しい痛みをこらえて立ち上がり、大人しくトイレに行くことにしましたが、立ち上がってみてびっくり。
真直ぐに立ってしまえば痛みがほとんどないんです。
むしろ寝転んだり座っているほうが痛いんですね。
ヘルニアで入院した友人が「痛みで寝られないから、夜中に部屋を抜け出してロビーの壁に寄りかかったまま立って寝てる」と言っていたのを思い出しました。
トイレに入ってとらなければならなかった姿勢は、ものすごく痛かった。

想定外のアクシデントには参りましたが、ドイツへの帰国を延ばしておいて正解でした。
腰痛のままドイツまでのフライトはもっと大変な結果を招いていたと思います。
妻にもメールで連絡を入れました。
現状が良くわからないまま、次々やって来る良くない知らせに、かなり心配していた様子です。
悪かったねー。

立ち上がれば何とか動きまわれることに気がついたおかげで、だいぶ気分も楽になり、母が帰って来るまでの数日をやり過ごせるという目処も立ちました。
翌朝ゴミ捨てのため外へ出た時、道路を挟んで家の向かいにある(まさに私のためにあるかのような)接骨院に行ってみました。

実は昨晩これこれこういうわけで、どうやら腰を痛めてしまったらしいのだけれども、、、

開くまで30分程早かったのですが、まだ若い院長先生は「今すぐで良いですよ」と言ってくださり、一番で診察してもらうことになったのでした。
足を触ったり押されたりした結果、骨や神経に異常はないとの診断が。
骨に一番近い筋肉、インナーマッスルを痛めたんだそうです。
ということで、電気と針で治療をしてもらい、痛みが取れるのに最低でも1週間以上、通常の生活に戻るには2週間以上かかると言われました。
しばらくは毎日通うこととなりました。
目の前にあるので空いている頃合いを見計らって出かけられるのが良いですね。
不幸中の幸いでしょうか。

4日程して母も帰ってきました。
その頃は痛みもだいぶ治まり、気をつけてさえいれば特に生活に問題もない程度には回復していました。
初日の痛みからは考えられない復活力。
本当にラッキーだった。
神経とかやっちゃってたら、しばらく帰れない人になってたかもしれませんもんね。

腰の痛みがだいぶ薄れた頃、呉に行ってきました。
大和ミュージアムこと呉市海事歴史科学館と、てつのくじら館こと海上自衛隊呉資料館を見学するためです。
いやー、驚きました。
てつのくじら館って、入り口に本物の潜水艦が設置されてるんですよ。
大きさ半端無いです。
何故だかまったく解らないのですが、なんとなく昔から潜水艦って好きなんですよね。
潜水艦「あきしお」
潜水艦に吸い込まれそうになる気持ちを抑え、まずは大和ミュージアムに入りました。
入ってすぐ大和の10分の1模型が飾られています。
全長26m、本物は263mなんですって。
潜水艦の「あきしお」が76mっていうんですから、大和は3倍以上です。
どんだけデカかったんでしょうか!
それにしても大和、というか戦艦っておそろしく格好良い、、、
館内には戦艦や空母の模型が数多く展示されてあり、どれも欲しくなる程素晴らしい出来でした。
模型を見て感動したのって、何か久しぶりって感じ。

大和、後から

「長門」
これらがみな、戦時中には本当に多くの人を乗せて戦っていたんですよね。
模型だから、格好良いなんて言って楽しんでられるのかもしれませんが、それでも美しい形だと思いました。
何か胸にぐっと来くるものがあり見入ってしまい、あまり写真を撮れなかったんですよね。

模型の他にもいろいろな資料が展示されています。
零戦や人間魚雷「回天」、魚雷に特殊潜航艇など、初めて本物を見ました。
「回天」の資料では寄贈者に親戚の名前がありました。
零式艦上戦闘機

いろいろ考えさせられることも多かったのですが、何か楽しかったー。
おみやげコーナーで自分に大和のTシャツを買っちゃいました。

士官の海軍カレー&大和のラムネ
隣接しているカフェにて遅めの昼食。
現在呉では、22店舗で海上自衛隊のカレーが食べられる「呉海自カレー」プロジェクトが開催中。
私が入った店は、護衛艦「さみだれ」のカレーがあったのですが、せっかくなので6時間煮込んだという大きな牛タンがのってる「士官の海自カレー」っていうのを食べてみました。
あまり辛くはないんですね。
久しく食べていなかった日本のカレーって感じでした。
普通に美味しかったです。

そして、てつのくじら館へ。
閉館間近でゆっくりできなかったのが残念でした。
機雷の掃海任務に関する展示で興味深かったです。
潜水艦「あきしお」内部にも入れました。
窓がない乗り物って何か不思議な感じ。
良い体験が出来ました。

腰を痛めたせいもあり、その後も帰国までゆっくりして両親との時間をつくることができたのは、結果的に良かったのかもしれません。
荷物の整理のため再び東京へ戻り、3日程滞在してドイツへ。
6週間はさすがに長かったですね。
帰りのフライトはちょっとだけ別料金を払いエコノミーコンフォートを予約。
空席も多く快適でした。

ドイツは日本と比べ陽が長く、風もさわやかでした。
無事に帰って来れたことが何より嬉しかったですね。

今回はおみやげが少ないかなーとか思っていたのですが、帰ってきて荷物を広げたら全然そんなことありませんでした。
居間が一瞬でメチャクチャに。
クリスマス並にいろいろもらえて子供たちは大喜び。
実家での生活も良い感じでしたが、やっぱり自分にとって家族のいるこっちがホームなんですね。

そして来月、今度は子供たちを連れての帰国が決定しました。

2014年12月22日月曜日

Milbenkäse、ダニチーズの村へ

今月の頭にダニ博士がドイツにやって来ました。
私たちが住む州にあるダニチーズ / Milbenkäse (ミルベンケーゼ)の村に行くためです。
Würchwitz 村にあるダニの彫刻。

博士はちょうどダニの国際会議のためにフランスに来ていたので、せっかくだからお隣のドイツへ立寄ろうと今回の来独を決定。
簡単にお隣と言っても違う国に来るわけですし、電車や飛行機で簡単に行ける大都市に行くというわけでもないので、けっこう大変でした。
私たちにとっても同じ州とはいえ一番遠いところってくらいだし、、、

ダニチーズのおじさんには前もって連絡をして、日曜ですが開けてくれるように予約しておきました。
おじさんの方でもかなり楽しみにしていたようです。
村では前日にお祭りがあったそうで、いろいろ遅くまでやっていたようなのですが、博士の滞在時間が少ないことを知ると、こちらの予定に快く合わせてくれました。
ライプツィヒ駅、すっかりクリスマスモードです。
ライプチィヒからローカル線に乗ってツァイツという町に行き、そこから更にタクシーでダニチースの村、ヴュルヒヴィッツに向かいます。
私にとっても日本から帰国して2日目のことだったので、ライプツィヒ駅のクリスマスイルミネーションが新鮮でした。
ゲラ行きの列車ですね
タクシーも前もって予約しておいたので、問題なく村へ到着。
途中ダニの彫刻のある場所で記念撮影をしました。
イタリアに行って大理石を調達。
ワインをたくさん飲ませて安く譲ってもらう交渉をしたという話です。
そしてダニチーズのお店兼博物館へ着きました。
思っていた以上に小さな村のようです。
おじさんと彼の彼女の他に、元村長というおじさんの長年の友人も私たちを待っていてくれました。
非常に友好的な挨拶を交わした後、コーヒーを入れてもらい早速ダニ話が、、、

部屋にはダニのグッズや資料があちこちに置かれていました。
ここが博物館(の部屋)ですね。
白い帽子がおじさん(ヘルムート・ペルシェ氏)、奥が元村長のシュタインバッハ氏、妻、そして右が博士
おじさんも博士にいろいろと聞きたいことがあったようで、熱心に質問していました。
博士は前日ライプツィヒに着いた時から、細かくメモを取っています。
本にするため、とにかくネタを書き留めておくんですって。
資料部屋の隣の小さな部屋でチーズが作られていました。
木箱に薄茶色の粉がいっぱい入っていて、それがほとんどダニ!と彼らの排泄物や死体ってことなんでしょうね。
その粉の中に Quark Käse / クゥァーク・ケーゼ(日本ではクヴァークって言われてるみたい)を入れて作るようです。
クゥァークというのは、フレッシュチーズに似たもっと軽い乳製品。
ドイツではパンに塗ってその上にジャムをのせたり、ハーブやフルーツを混ぜたりした物を食べます。
ケーキの材料にもよく使われます。
そのクゥァークをしぼって固めた物がクゥァーク・ケーゼ、おそらく、、、

ちなみにこの木箱、対戦中にドイツ軍の武器が入っていた箱だそうです。
弾薬とか入ってたんですかね。
すごくしっかりした作りで、ダニを入れておくのに最適なんですって。
密封され酸欠状態にならず、極度な乾燥もないとかが良いんでしょうね。

ダニにとって一番良い状況っていうのは布団の中の足の横なんですって。
妻が言うには、おじさんの話は「どこまでが本当で冗談なのかわからない」そうで、話している時に大笑いしていることがしょっちゅうでした。
ダニの中に足を入れたら水虫が治ったという話もしていました。
このダニ、チーズ作るだけじゃないじゃん、、、
博士が書いた本に出ている写真で、ダニの身体について解説中。
おじさんは「ダニについて知らないことが多い」と、とても楽しそうに話を聞いていました。
熟成されたチーズは琥珀色、光にかざしています。
今回の訪問はテレビチームによって撮影もされていました。
一度失われてしまったダニによるチーズ製法を再び蘇らせたということで、おじさんのドキュメンタリーが作られているんですって。

プレゼントの交換なんかもして、非常に友好的な感じでした。
そして試食会。
薄く切ってパンにのせて食べます。ビールもいっしょに。
100年もの?とかいうチーズも出していただきました。
100年っていうのは大げさでも、50年以上は絶対に経っているそうです。
80年物くらいでしょうかね。
それにしたってビンテージ物です。
そんなに古い物、今まで食べたことありませんでした。
今は亡き叔母が作ってた梅酒とか、それだって20年ものくらいでした。
ビンテージチーズ。色が茶色になってます。
味はすごくしっかりしていて濃厚。
いただいた物の中では一番美味しかったです。
さすがにけっこう固いです。
このダニチーズ、何かに例えるとするとカラスミみたいな感じでしょうか。
カラスミほどコッテリしていませんけど。

でも何でこのチーズ、カビたりしないのって思いませんか?
それこそダニ達の力なんですって。
ダニの身体からは防カビ成分を含む分泌液が出ていて、自分たちの食事をカビ菌に食べられないようにしているのだそうです。
その結果カビないチーズができあがっているんですね。
スローフード認定書
そしてこのダニチーズ、世界のスローフードにドイツから選ばれているようです。
スローフードについてはwikiで検索を。
このチーズでおじさんは村おこしの大事な役をやっているようで、いろいろと忙しかったりするんだそうです。
この村にはこのダニチーズがなければ絶対来ることがなかったはずですから、このチーズは成功しているんでしょうね。
これがチーズを作っているダニ君。
顕微鏡にデジカメの接写で映しています。
あっという間の3時間でした。
昼食もごちそうになりました。
焼いた鳥がはいったヌードルスープ、アジアを意識してみたそうです。
ごちそうさまでした。

今回は妻が全面的に協力、通訳にもなってくれたおかげですべて上手くいきました。
私と博士だけだったらメチャクチャだっただろうね、、、
博士、庭の土を採集中
帰りはツァイツ駅までおじさんが車で送ってくれました。
本当にいろいろとお世話になりました。
おじさんたちとは、会った時から知り合いだったみたいな感じでした。
夏に電話で話しているからもちろんその頃から知っていたのですが、それにしてもすごく楽しい時間を過ごすことができました。
おじさん達と妻は方言が一緒のため、自然と親近感が出るらしいんですね。
同じ興味を持った者同士の会合、横から見せてもらいましたがとても面白かったです。

お世話になりました、どうもありがとう!
私たち夫婦も一つ、チーズをおみやげにいただきました。
チーズのまわりにはダニ君達がしっかり付いています。
顕微鏡で動いているダニ君たちを見てしまった後、何か食べたいって気にならないんですよね。
そこで現在、夏にハレの蚤の市で買った木製の筒に入れて飼育中。
時々ライ麦粉をかけています。
今のところ無事に生存しているみたい。
見えるわけじゃないんですけど、白いライ麦粉が数日経つと薄茶色に変色しているので、活動しているんだなと。
ある程度増えたら大きな入れ物に移し、クゥァークチーズを入れてみよう。
マグデブルガー・ミルベンケーゼができるか!
ちなみに千葉では作家のKさんも飼育中。

後日、元村長から連絡がありました。
当日は彼にとっても素晴らしい一時だったそうです。
撮った写真はCDに焼いて必ず送りますからね。
Würchwitz、またいつか行く機会がありそうです。

博士もお疲れ様。
また会える陽を楽しみにしています。

2014年10月23日木曜日

ダニ仲間

先日、ベルリンへ出かけて来ました。

フンボルト大学
ちょっとした縁で10年程付き合いのあるダニ博士(S氏)から、知り合いがベルリンに行ったので少しケアしてほしいとの連絡をもらったんです。
その方は女性のアーティスト(Kさん)で、ドイツの外務省で行われる福島に関連する企画展に参加するためベルリンに来ていたんですね。

ちょうど日本大使館で子供のための教科書を配布していた時期だったので、もらいに行きがてら、Kさんに会うことにしました。
在独日本大使館入り口に置かれてるクマ

朝、子供を学校に送るよりも早く家を出て電車に乗り、何の問題もなくベルリンに到着。
フリードリッヒシュトラーセからバスに乗り、まずは大使館へと向かいました。
入り口で身体検査をして中に入れてもらい、担当の方から無事に教科書をもらいました。

久しぶりのベルリンです。
いろいろと行きたい所があって困っちゃいます。
博物館とか美術館とか、本当に充実していますからね。

前日にKさんから連絡をもらい、この日は朝から展覧会の搬入作業をしているとのことだったので、外務省に向かいました。
外務省は国立歌劇場の後、大聖堂やフンボルト大学の近くにあります。
今まで用がなかったので行ったことはありませんでしたが、すぐにわかりました。
Thinking of ENERGY from the experience of FUKUSHIMA

前面がガラス張りの建物で、エントランスホールで搬入作業が行われているのが見えました。
入ってすぐに再び身体検査をさせられました。
場所が場所ですからね。
搬入作業終了後、作品撮影中のKさん
Kさんは昆虫や生物を題材とした作品を作る作家で、ベルリンで行われる展覧会のタイミングに合わせ、S博士と一緒にダニチーズの村を訪問する予定だったんです。
ところが博士が仕事の都合で時間が取れず、ドイツに来れなかくなってしまいました。
Kさんは一人でも是非行きたいとのことなので、博士から「協力してあげて欲しい」との連絡をもらったんです。

ここでちょっとダニ博士とダニチーズの説明をしておきます。
このダニはいわゆる壁蝨で、土の中や家の中にいっぱいいる、小さい生物のダニです。
S氏はこのダニを深く愛し、ダニを研究している博士です。

そしてダニチーズというのは、ライプチィヒ近郊の村ヴュルヒヴィッツで作られているチーズ。
このチーズ、ダニの力を借りて美味しくできあがるんだそうです。

以前、妻がお試しで取ったローカル新聞に特集記事がたまたま載っていたのを私が目にし、それをダニ・マニアであるS氏にスキャンして送ったことがあるんです。
すかさず彼から返事が来て、この村には前々から興味があったとのこと。
そして、近いうちに行きたいからその時は「ご一緒しませんか」と誘われていたんですね。
博士に送った新聞の記事「このチーズ生きてます」

まさかこんな展開になるとはまったく予想がつかなかったのですが、人の縁って本当に不思議で面白いですね。
ということで近いうちにダニチーズの村へ出かけて来ることになりそうです。
そのレポートはまた後ほど。

その後Kさんと一緒に軽い昼食をとり、彼女が宿泊しているウィークリーアパート(?)へ行ったり、スーパーでの買い物に付き合ったりなどして、ダニチーズ村へ出かけるための日程を話し合いました。
まったく決まらなかったんですけど、、、

そして最後に画材屋へ寄り、ベルリンでの用事を終えアレキサンダープラッツ駅からマグデブルグ行きの電車へ乗ろうとしたのですが、、、電車が来ません。
なんとストライキ。
まったく聞いていなかったので参りました。
どういうことなのかインフォメーションで聞いてみると、マグデブルグ行きは1時間後に出るとのこと。
本当かどうか怪しかったのですが、とりあえず1時間待ってみてそれが来なかったらベルリンに宿泊だなと、割と気楽に考えて時間をつぶすことにしました。

バーガーキングでセットを買い、ホームのベンチに座って食べました。
ドイツのファストフード、マックにしてもバーガーキングにしてもそうですが、高いくせにあまり美味しくないんですよね。
それでも時々食べたくなるんですが、食べていつも後悔します。
焼きソーセージの方が良いです。

デパートのカウホフにも行きました。
お洒落とかも気にならなくなっちゃったし、特に欲しい物って最近無いんですよね。
子供たちに何か良いおみやげでもあるかと、おもちゃ売り場を見てまわりました。
パッとしなかったな。

1時間後の列車は予定通り走っていました。
混雑するんじゃないかと思っていたのですが、全然そんなことはなく、終点のマグデブルグに着いた時、同じ車両の2階に乗っていたのは私を合わせて2人だけでした。
ガラガラですね。

というわけで、家に着いたのは10時半近くと、ちょっと遅くなったけれど無事に帰って来れました。
ベルリンに宿泊することになって、次の日に博物館なんかを観てから帰るっていうのもアリだったかなー。

そしてこのストライキの影響は、出張でパリに行っていた妻にも及びました。
3日後、夜行列車に乗って早朝帰って来ることになっていた妻ですが、ドイツ国内での鉄道がストライキのため、国境付近アルザス地域の首府ストラスブールまでしか行けないことになってしまったらしいんですね。

そこで鉄道会社は4つ星ホテルを提供。
そこから先は現地での運行状況を確認してくれとのことだったそうです。
それでも何とか10時間遅れで帰宅しました。
いやー、夫婦揃って運が悪いというか、それでも帰宅予定日の内に帰って来れたことをラッキーと思うか、、、微妙なところです。
フランスの超特急TGVにも乗れたと言ってました。

妻の場合、いろいろと買い物をしたようでスーツケースの重さがハンパじゃなかったので、よけいに疲れたと思いますね。
あれは30kg近くあったんじゃないかな、今までで一番重かったです。
欲と道連れってやつですね。

それでは妻のフランス土産から美味しそうな物をちょっと紹介します。
チーズたち
すごい臭かったです。でも美味しかった。
ミモレット、妻の大好物。博士の話ではこれもダニが美味しくしてくれてるんだそうです。
日本でよくあるチーズに味が似ている感じ。
でも数倍食美味しい。
私はそれほどチーズ好きではないのですが、どれもそれぞれ特徴があって美味しいです。
臭いのとかは手についちゃったりすると本当に嫌なんですが、中身はトロトロで味は良いんですよね。
これらはリエット。お肉のパテみたいにパンに塗ったりして食べます。
サラミ
布の袋出すとこんな感じ。
けっこう固くて、しっかりした味です。
これらのサラミの表面もカビなのか、白い粉みたいなのがたくさんついています。
もしかしてここにも美味しくするために働いているダニがいるんでしょうか?
博士にも調べて、いやいや、食べてもらいたいですね。


2014年5月16日金曜日

ヨーグルト!

最近、庭の話ばかりでつまらなくなって来たので、今回は別の話題を。

ここ半年くらい私がハマっていて、常にストックしている食べ物を紹介します。
ヨーグルトなんですけど、これ↓、

ギリシア流蜂蜜ヨーグルトってな感じでしょうか。
日本にいる頃も時々プレーンヨーグルトに蜂蜜をかけて食べましたが、こんな美味しくなかったですね。
このヨーグルト、非常に私好みのバランスみたいです。
蜂蜜がけっこう濃い味で、コッテリしているわけじゃないのですが、全然物足りなく感じないんです。

他にもバニラソースにアーモンド入りとか、ヘーゼルナッツと蜂蜜入りとか、ブラッドオレンジ&ザクロのソース、杏にケシの実のソースとか、どれもなかなか独特なラインでそれぞれ美味しいんです。
でもやっぱり、蜂蜜が一番かな。

ドイツはヨーグルト、種類も豊富だし本当に美味しいですね。
最近のお気に入りは上の蜂蜜ヨーグルトですが、ちょっと前まではバニラ味でした。
中でもBauerのチョコボール入りバニラ、これはハマりましたね。
ヨーグルトが冷たいため、チョコが口の中でもいまいち融けきらず、舌に薄い膜がまとわりつく感じがするんですよ。
それが嫌いっていう人も多そうなヨーグルトです。

その前はMÖVENPICKのキャラメルソース。

MÖVENPICKはヨーグルトがすごく濃厚です。
そこに甘いキャラメルソースがかかっているので、非常にこってり。
「食べた〜」って感じになりますね。
ちょっと前に見かけて何となく食べてみたのが、桃とパッションフルーツ・ソース。
濃いヨーグルトと酸っぱめのソースのバランスで良くて、なかなか美味しかったです。


思い出したら久しぶりにキャラメルソース食べたくなってきました。

そして次にハマりそうなのがこの種類。

ラズベリーがとても美味しかったので、翌日サクランボとミックスベリーも買ってみました。
こってりでもなく、かといってさっぱり過ぎることもなく、ラズベリーがちょっぴり酸っぱくて、とても爽やかでした。
他はまだ食べていないのですが、期待できそうです。
楽しみ!

2014年4月24日木曜日

イースター

イースターということでハレに行ってました。
このイースターもちょっとしたプレゼントがもらえるため、子供たちは数日前からかなり興奮気味。
プレゼントはイースター・ウサギが持って来てくれるんだそうです。
自分は何が欲しいかをウサギ宛に書き出したりしていました。
ママの庭、あちこちに花がたくさん咲いています

そしてそのウサギが持って来てくれるプレゼント、庭のあちこちに隠されていてそれらを見つけ出すという楽しいイベントでもあったりします。
普通は色を付けてカラフルにしたゆで卵と一緒に、チョコなどのお菓子やなんかが植木の茂みや物の影にそっと置かれているんですね。
GPSを使って森の中に探しに行くという、ゲームのような企画もあるようです。
日本でも売られているKinderのチョコ、この時期のイースターエッグバージョンです。

イースター前日、ママの庭に宿泊です。
広い庭でプレゼント探しが出来た方が楽しいですからね。
子供たちは寝る前、プレゼントを持って来てくれるウサギのために人参を庭に置いていました。
息子は学校で作って来た自作の卵もウサギに隠してもらいたいらしく、妻に「ウサギに頼んでくれ」と言っていたようです。
どんなウサギを思い描いているんでしょうね?
これもチョコですね。ウサギの絵が描いてあります。

当日は早朝から宝探し。
大声をあげて庭を駆け回り探していました。
置いといた人参はなくなっていましたよ。

今回子供たちが一番欲しがっていた物が、テレビゲームの「スカイランダーズ」というシリーズのキャラクターフィギュア。
何十種類もあるようですが、どれも何か可愛らしくないというか、私にとってはいまいちなデザインです。
ゲームをしていくと愛着が湧くのかもしれませんね。

しかしこのゲームがすごいのは、フィギュアを専用の台座に乗せるとそのキャラがゲームに出て来るんだそうです。
そのキャラを操りゲームを進めるわけですが、いろんなフィギュアがあればそれぞれの特性を生かして遊べるわけですね。
そしてこのフィギュア自体がゲームのデータを記録する装置でもあり、しかもゲームのメーカーに関係なく使用可能なんだそうです。
何だかすごいですね。
学校の友達の間で大人気らしく(主に男児)、「みんな持ってる」んだそうです。

今回、子供たちの願いがウサギに届いたのか、欲しかったフィギュアがそれぞれもらえたようです。
娘は「ステルス・エルフ」、息子は「レッキング・ボール」というキャラでした。
娘のはエルフというだけあって女の子キャラのようですが、ステルスってことでまるっきりクノイチですね。
Stealth Elf

それでも息子のよりは大分マシかな。
息子のは頭の悪そうな犬と芋虫のあいのこみたいなやつで、こんなのを欲しがる気持ちがまったくわかりませんでした。
Wrecking Ball

でもその「スカイランダーズ」、ゲームですからソフトを持っていないとゲームとして遊べません。
フィギュアは本当にただのフィギュアとなってしまいます。
スターターパックとしてゲームソフトに3体のフィギュアと台座が付いて売られていますが、我が家はもちろん持っていないので、当分「飾り」として楽しんでもらうしかないですね。
それでももらった子供たちは大喜びでした。

私もチョコをいくつかもらいました。
ドイツのチョコは本当に美味しいのが多いです。
時々すごく食べたくなって、250gの板チョコ(ナッツ入り)なんかを一気に食べてしまい、後からものすごく後悔することがあります。
ミルカとか株主になりたいくらいですよ。

今回ママの料理写真は撮るのをすっかり忘れていました。
イースターということで、ちょっと酸っぱい卵の料理とかラム肉のソテーとか、鳥のもも肉の焼いたものとかを食べました。

パンも焼いてくれました。
パン屋さんのブログに旧東ドイツ(DDR)パンのレシピがのってるそうで、その中から作ってみたんですって。
何ていうパンなんでしょう?
聞くのを忘れてました。

焼きたてのパンに、庭で採れたギョウジャニンニク入りのバターを塗って食べました。
美味しかったです。

妻は庭からいろいろ花の苗をもらって来ていました。
私もママの睡蓮の植え替えをして、また3つほど持ち帰ってきました。
庭仕事が楽しい季節ですね。

2013年11月6日水曜日

ママの料理 2

ママが来ています。
なので子供たちの面倒とか食事の用意とか、いろいろとやってくれます。
根が働き者な彼女、「動いてないといられない性格」と本人は言ってますが、いやー、本当に助かります。
こんなに甘えちゃって悪いなーと、毎度のことながら思います。
だからといって「ゆっくりして」と言っても、絶対にゆっくりしないので、好きにやってもらうのが一番良いようです。

ママは朝子供たを学校へ送った帰りに、途中にある「良い肉屋」に時々寄っていろいろと買って来ます。
この日も朝食用に新鮮なひき肉を買って来てくれました。
ドイツで初めて豚の生肉を食べましたが、とても美味しいんですね。
もちろんこれは新鮮さがとても大事なので、生食用として売っている物しか食べれません。
ひき肉にはあらかじめ塩味がついていて、一般的には写真のようにバターを塗ったパン(Brötchen ブロートヒェン)の上にいっぱい乗せタマネギをトッピング、ちょっぴり胡椒をかけて食べます。
こんな風に食べる肉こそ、良いお肉じゃないとね。

「良い肉屋」というのは、ママと妻の間にある共通の認識で、条件としては、何より新鮮で安全な肉(BIO肉)を扱っているお店であること。
昔ながらの作り方でソーセージなどを作っていること。
これは余計な添加物を使っていないということですね。
他にも細かいことがあるのでしょうが、大事なのはこの2点。

BIOのお肉は値段的にちょっと(物によっては倍近く)割高となりますが、味もしっかりしていて美味しいため、ママや妻はまとめてたくさん買い、小分けして冷凍保存しています。
肉以外にも大量に作ったソースとか、庭で採れたベリーを冷凍してたりするようです。
そのために我が家は冷蔵庫の他に冷凍庫もあるんですよ。
そしてそれはいつもいっぱいです。
「もう2回りくらい大きいのを買えば良かったんじゃないの?」といつも言いたくなるほどです。

私たちが「忙しい時に簡単に暖めて食べれるように」とママは保存食造りに一生懸命だったりするのですが、最早それが趣味になってると思います。
冷凍物以外にも瓶詰めでせっせと作っています。
シチューなどのソース、ジャム、ケーキに入れられるようなフルーツ、ピクルスなどなど。
これらは瓶詰め物の一部、まだまだ置き場所に困るほどあったりします。
そして今回ママが作ってくれた料理は、まず Grünkohl (グリュンコール)。
グリュンコールは、ケールというアブラナ科のけっこう大きな野菜です。
青汁の材料らしいですね。
野菜の名前がそのまんま料理の名前にもなっています。
ドイツでは代表的な冬の食べ物ですね。
Grünkohl mit Pinkelwurst、もっと深い皿に入れるべきでした。
このグリュンコール、一般的には霜が降りてからの方が美味しいとされています。
霜が降りて葉の中に糖質がたまり、味がマイルドになるんだそうです。
豚バラとピンケルヴルストという味の強いソーセージが一緒に煮込んであります。
豚バラはとろとろになってます。
本来はもっと寒くなってから食べる料理ですね。
今シーズンは何回食べれるでしょうか、楽しみです。

それから、これは私も初めて食べたかな。
ウサギのレバー・ソテー。
付け合わせはRote Bete(ローテベーテ)の甘酢漬け、日本ではレッド・ビートとか赤蕪っていうのかな。
それとタマネギを弱火でゆっくりいためトロトロにしたもの。
Kartoffelbrei、ドイツ風のマッシュポテトです。

ママはよく子牛やガチョウのレバーでソテーを作ってくれましたが、今回はウサギでした。
味の方は今まで食べたレバー・ソテーで一番好きかも。
レバーって実を言うとあまり好きじゃないんですが、これは美味しかったです。
やさしく水洗いしたレバーの水分を良く拭き取って、塩胡椒して小麦粉をまぶし、焼いただけだそうです。

赤蕪はママの庭の畑で採れたものだそうで、粒が小さいですね。
息子は大好き、娘は苦手のようです。
カルトッフェルブライはマッシュポテトをもうちょっとゆるくしたものですかね。
牛乳の代わりに豆乳を使っています。

昨晩は Schnitzel(シュニッツェル)、ドイツ風のトンカツを食べました。
これもBIOのお肉の方が柔らかく、とても美味しくなります。
シュニッツェル、いつも食べ過ぎちゃうんですよね、大好きです。
写真を撮るのを忘れて食べちゃいました。

ママはいつも人数分より多く作ってくれるので、大抵いつも余ります。
その余ったシュニッツェルを見て、「明日の昼はカツ丼にしよう」とか毎回思うんですよね。
でも、実際カツ丼はなかなか食べれません。
なぜなら夕食後しばらくしてから、残りをみんなでちょっとずつ食べちゃうからです。

そして今日の夕飯は Hackbällchen in Tomatensoße 、ミートボール入りのトマトソースが鍋いっぱいすでに作られていました。
いつのまに!

そしてママは現在明日の夕飯、Frikassee (フリカッセ) を準備中。
フリカッセはもともとフランス料理ですが、ドイツでは鳥肉のクリームソース煮込みです。
煮込み中
鳥を丸ごと煮込んで身をほぐし、アスパラガスやキノコを加え、レモン汁とケッパーを入れて酸味のある味つけにします。
鳥肉たっぷりでこってり栄養満点、でも酸っぱくて爽やかなクリームシチューって感じですね。
これも家族全員大好きなメニュー。
楽しみです。