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2013年7月31日水曜日

クマ

3ヶ月くらい前から子供たちが、自分のぬいぐるみを抱いて寝るようになりました。
それまではぬいぐるみを特に大事にすることがなかったのに。

そんなわけで、もちろん二人ともお気に入りをパリにも連れて行ったし、寝る前も起きた後も、まずぬいぐるみを探します、必ず。

娘のお気に入りはトラ、名前はティーギー。
息子の方はネズミで、マウジー。
どちらもイースターの時にあげたぬいぐるみで、ドイツのSigikid (ジギーキッド) というメーカーです。
このジギーキッド、ちょっと変なデザインのぬいぐるみが多く、私も好きです。
寝室の前に飾られていました。

ドイツでは駅や空港で、子供が大切そうにぬいぐるみを持って歩いている姿をよく見かけます。
公園などで遊んでいる時も、側にいるお母さんが ぬいぐるみ を持って待っていたり、多くの子が自分のお気に入りを持っているみたいです。
散歩中にアイスをなめてる子供の隣で、お父さんが ぬいぐるみ を持っていたり、ぬいぐるみ好きな国なのでしょうか。

日本に住んでいたときに、ドイツから遊びに来た友人も子供の頃から一緒に寝ているという ぬいぐるみ を持っていました。
もちろん大人。
それも一人じゃなかったような、、、

リュックサックにぬいぐるみとしたら小さめな、ストラップとすれば大きめな ぬいぐるみをつけてる学生も多くいますね。
大きさが微妙で、あまり可愛らしく見えないのが残念です。

そんなぬいぐるみ、やっぱりクマが一番人気みたいです。
有名メーカーから無名のモノまで、とてもたくさんのクマが売られています。
ドイツでテディと言えば、間違いなく誰もがクマの ぬいぐるみ を思い浮かべます。
クマが好きな国なんですかね?

確かにベルリン動物園のホッキョクグマ、クヌートは大人気でした。
ドイツのニュース番組で毎日「今日のクヌート」とかやってたし。
2010年、夏休みにドイツに里帰りした際、日本から一緒に来た姪っ子の「クヌートが見たい」という要望で、ベルリンの動物園に行きました。
でもシロクマは何頭もいて、どれがクヌートなのかわかりませんでした、、、
もしかしたらクヌート、2010年撮影 Berlin Zoo にて
だいたいベルリンは、市のマークが王冠をかぶったクマなので、クマに対する思い入れも強いでしょうね。
実は私もベルリンに住んでいた4年間、ドイツの超有名ブランド、シュタイフのファンクラブ会員になってました、、、

ドイツに初めて行った時、デパート(KaDeWe)の ぬいぐるみ コーナーにあるクマたちにやられたんですね。
数多くあるクマ達の中で、最も私の心を掴んだのがシュタイフのクマ。
当時はまだユーロ前のマルクでしたが「ぬいぐるみってこんな値段するもんなの?」と、ビビるほど高かったのを覚えています。
それでも気になって気になって仕方がなかったので、その後も何回か見に行った後、意を決して購入。

売り場にいた女性店員に「これください」と伝えると、「あー、エミールね」と!
「エミール」。
商品の札にはそんな名前ついていなかったし、購入後にもらった箱にもエミールなんてどこにも書いてありませんでした。
妻(当時はまだ彼女)が「エミールっていうの?」と尋ねると、「Ja(そう)」と答えてました。
もしかしてシュタイフのスタッフだけが知っている商品名?
いやいや、普通におもちゃ売り場担当の店員さんだったようだけど、、、

それともその店員さんが勝手につけていた名前?
どちらにしても、私が初めて買ったクマの ぬいぐるみ は「エミール」。
動かすと「ウア〜」とか変な声を出す素敵な奴です。
このエミールがきっかけで、シュタイフクラブにも入っちゃったし、その後いくつかクマを買ったのですが、日本に帰ることが決まってクマ熱も冷めました。
クマの街ベルリンの影響だったのでしょうか?

2013年7月29日月曜日

ヨーロッパアマツバメ

旅行から帰って来て、まず最初にしたのは、植木への水やり。
暑い日が続いたようで、ベランダの植木はカラカラ。
キュウリの苗が枯れてしまったようですが、ほとんどの草花は何とか助かったようです。
私の風蘭も出かける前にたっぷり水をあげてたので、1週間くらいなら大丈夫。
問題なく元気でした。

そして、旅行中に着た服の洗濯。
天気も良く、まだ時間的にも早かったので、その日のうちに洗うことにしました。

私たちの住むアパートには広い屋根裏部屋があり、住人の洗濯物干し場になっています。
それと本当は防災上禁止されているのですが、ちょっとした物置き場としてみんな使っているようです。
家具やダンボール箱、スーツケース、大きなぬいぐるみ、水槽、マット、ソファーなど、部屋に置いておくと邪魔になるような物がけっこうたくさんあります。
でも広いのでちっとも狭くなっていません。
いろんな物が置いてありますね。
夏はすごく蒸し暑いです。
緑のひもが張ってある所が私たちの物干場所。

昼でも薄暗い屋根裏部屋、洗濯機が止まって干しに行った頃は真っ暗でした。
電気をつけると、誰もいないはずなのに、パタパタッ、パタパタパタッという物音が。
柔らかい物で何かを叩いているような音がしました。
それも我家の干場近くから。

物音の犯人はなんとツバメでした。
ツバメが誰かの赤ちゃん用たらい、ベビー・バスに落ちていたんです。
でも、どこから?どうやって?
など、いろいろ思うこともあったのですが、さて、どうする?

洗濯物を干すのは後回しにして、家に戻りツバメのことを家族に報告。
寝る準備をしていた子供たちも「えっ!見たい」と。
子供の歯磨きを手伝っていた妻も「助けてあげなきゃ、連れて来て!」と。

連れて来てと言われても、、、捕まえられるのか?
というか、捕まえていいの?
などと思いながら、再び屋根裏部屋へ。

まだいました。

ベビー風呂は深さがある割に幅は大してなく、全体がなだらかな曲線でできたポリプロピレン製(?)。
ツバメにとっては掴みどころがなく、嫌な形だったのかもしれません。
それにしても出れないもんなのか?

鳥をつかむのなんて、いつ以来でしょう。
ちょっと手を出すのにひるみましたが、あっさり捕獲成功。
ほとんど暴れたりしませんでした。
私以上にビビっているツバメの羽を痛めないよう、顔だけ出るように両手でやさしく包み込みました。
思いのほか体温が高く、その軽さに驚きました。

そして家族が待つ部屋に再び戻りました。
ツバメをこんなに近くで見たのは私を含め、全員初めて。
飛んでいる姿か、軒下とかに作った巣に来るのを見上げたくらいです。
みんなすごく興奮していました。

いつからあそこに落ちてたんでしょうか?
鳥はけっこう大食漢で何時間も食べないとすぐに弱り、そのうち死んでしまうと聞いたことがあります。
夜だから大丈夫だとは思いますが、とりあえず蒸し暑かったので水分補給が必要なはずだと、水をあげることにしました。
小さなスプーンに入れて口の横につけると、けっこう飲みました。
妻がどこかからハエを捕まえて来て、あげたら一口で食べました。
植木にアオムシの小さいのがついていたのを思い出し、それもあげたら食べました。
思ってた以上に元気みたい。
みんな大喜びです。

ネットで検索すると、同じようなケースがやっぱりあるようですね。
ツバメはおそらくまだ子供で、巣立つ直前か直後。
飛ぶ練習をしていたのか、ちょっとした隙間から落ちたのか、屋根裏部屋の方へ入ってしまったんでしょう。
そういえば最近ツバメがたくさんアパート上空を飛んでいました。
屋根裏部屋に昼間行くと、ピーピー鳴いてる声が聞こえているので、何処かに巣があるのかもしれません。
見えているのは息子の足

このツバメ、ヨーロッパアマツバメという種類のようです。
黒っぽい茶色一色で、羽を広げるとけっこう大きくとてもきれい。
顔は思ってたツバメの顔とまったく違っていました。
もっと丸くて雀とかに近いのかと思っていましたが、このツバメの顔はどちらかというとハヤブサなんかに似ているように感じました。
くちばしの形が違うけれど、頭の形は平たくて身体とラインがつながっているデザインです。
羽を広げた姿を見たときに、ガッチャマンの武器を思い出しました。
すごく速く飛べそう。

でも、バタバタして何度か飛ぼうとしたツバメ君、どうやらまだあまり上手に飛べない様子。
しかも足の力がすごく弱いようで、地面を雀や鳩のように歩けないみたい。

それでもくちばしと足を使って、シャツを上に上によじ登ろうとはするんですね。
その姿はとても可愛らしかったです。
箱のふちには長く留ってられませんでした。

その日の夜は、寒くならないよう柔らかい布や紙を敷き詰めた靴の箱の中へ入れて、バルコニーに出すことにしました。
鳥の朝は早いようですし、私たちは旅行帰りできっと遅くまで寝てるはずです。

そして翌朝。
やっぱり9時近くまで寝ていた私たち。
子供たちは起きると同時に、ツバメがどうなったかバルコニーに見に行きました。
箱は空っぽ、どこかに飛んでいったのかと思いつつ、それでもバルコニーをあちこち見てみると、、、隅っこにぺったり落ちてました。
ツバメ君、足に力なさ過ぎだろう、、、いったいどんな足場の所に住んでるんでしょう?

「まだいた!」子供たちは大喜びでした。

しかし、野生動物は自然に帰すべき。
どうせなら少しでも緑の多い方がいいだろうと、アパートの中庭に面したベランダに連れて行きました。
さて、どうにかしてツバメ君の置き場というか、安心していられる場所を考えなくてはなりません。
止まり木には乗れないみたいだし。

何か良い物ないかと探していた私の手からもそもそ出て、シャツの方へどんどんよじ登り始めました。
けっこう速い、足に力がないわけじゃないみたいですね。
壁に張り付いて生活しているのかな?
家族はワーワー言いながら見ているだけ。
背中を回って首の後ろまで上がって来たところで、飛んで行きました。
私にはよく見えなかったのですが、飛んで行ったというより落ちて行ったような気がしないでもありませんが、、、

ベランダは日本でいう3階。
結構な高さがあるので、上手くすればそのまま飛んで行ける高さです。
でもなんかどこかに再び着陸してるような気がしますね。
娘も息子も、その後しばらく中庭を散策しましたが、ツバメ君は見当たりませんでした。
下の階に住んでいる家族のベランダに落ちたんじゃないかと、話をして探してもらいましたが、いませんでした。

どこかで生き残ってることを祈るしかないですね。
ヨーロッパアマツバメ、とても美しいお客さんでした。




2013年7月28日日曜日

パリ、オルセー

パリ滞在3日目は、日本人グループでオルセー美術館見学。
前日の地下鉄移動が、高齢の母にとって思った以上に大変だったため、今回はバスでの移動になりました。

本当ならタクシーを使いたいところなのですが、パリのタクシーには良い思い出がないためパス。
それでも一応ホテルにタクシーを呼べるか聞いてみたのですが、問題があまりに多く起こるんで一切呼ばないことにしているという回答。
料金のインチキによるトラブルが頻発しているようです。
やっぱり。

とりあえず全員でノートルダム大聖堂に行き、そこから別行動しようという妻の提案でまずポンヌフへ。
映画「ポンヌフの恋人」、学生時代に観ました。
印象的なシーンはけっこうあるのに、全体的にピンと来なかった思い出があります。
冒頭に使われたコダーイの「無伴奏チェロ・ソナタ」、格好良かったな。
たしか帰りにCD買いに行ったような、、、でも売ってなかったような、、、

初めて来た時は「ここがポンヌフか!」と名前を知ってる場所に来れて喜んだ橋です。
パリで最も古い橋らしいですね。
ポンヌフから見たセーヌ川、見える橋はポンデザール
帰って来てから撮った写真を見て、ポンヌフを写した写真がなかったことに気づきました。

結局ノートルダムへ行かずに、橋を渡って街を散策。
ギャラリーや小さなお店が多いところでした。
妻や母はストールや指輪など小物を、ママは生のナツメグを買ってました。

知らない街に来てちょこちょこ買い物するのって、面白いですよね。
旅行の楽しみのひとつです。
カフェで一息ついた後、母と叔母とオルセーへ。
アンズジュース、ぬるかったけど、美味しかった。

着いた時間も遅かったせいか、オルセーはルーブルほど混んでなく、チケットもすんなり買えました。
ちなみにルーブルは、ホテルで前もってチケットを買っておいたおかげで並ばずに中に入れましたが、考えたくないほどのたくさんの人が並んでましたよ。
一人につき3ユーロほど割り増しでしたけど。
ドイツ語で行列のことを人の蛇と言いますが、まさにその状態。
ルーブルに行く人は前もって入場券の購入しておくことをお勧めします。

それでもやっぱり人が多い、、、
当然と言えば当然ですよね。
有名な作品がいっぱい、まるで教科書のような美術館ですから。

前回来た時は写真撮影ができたのに、現在は一切禁止になっていました。
レイアウトも変わっていました。
ポンポンのシロクマ彫刻は上の階にあったのが下のカフェ前に。
ポンポン「白熊」、2003年撮影

オルセーもすべてを観て回らず、雰囲気を味わったので「もういい」と帰ることにしました。
残念です、、、私はもっと観たかった。
母も叔母も、「もう美術館巡りは年齢的に無理だ」と言ってました。
行けても企画の展覧会くらいでしょうか、それも地方の美術館とかで。
それなら最後にオルセーに行けたのは良かったかな。

今回オルセーは下の階しか回れませんでしたが、それでも素晴らしい作品がたくさんありました。
アングルの代表作「泉」から始まって、ロートレック、ドガ、ルドン、ミレー、ルソー、セザンヌ、、、書いてて驚きますね。
本当はゴッホやルノワール、ゴーギャン、スーラ、マネ、モネ、クリムトなど、観たい作品がまだまだいっぱいあったのですが、、、我慢です。
また来れば良いんだし、、、
今回は観れなかった大好きな作品。
ドガの彫刻「14歳の小さな踊り子」、実物を初めて見た時の感動は忘れられません。
欲しい、、、2003年撮影

そしてホテルに帰るのも、また一苦労でした。
街の仕組みに慣れないと、ちょっとした移動さえ面倒なことになります。
来たのと同じように帰れば良いのですが、オルセーの前は一方通行。
反対方面行きが何処から出ているのかわからない、、、
そこで、再び近所を散策。
「冷たい物で飲もうよ、疲れたよ」という声が出たため、オルセー近くのカフェで休憩。
母たちはレモネードを頼んでいましたが、スプライトだったみたい。
このお店のは冷たくて美味しかったそうです。

無事にバスを乗りつぎ、ホテルまで帰って来れました。
途中おみやげを買ったりして、前日のルーブルよりは楽だった様子。
何とかなるもんですね。

今回のパリ旅行、いろいろ考えるところがありました。
ドイツは人が住むのに楽な国なんだなと、改めて思ったし。
それでもやっぱりパリはまた来たい街でした。
だけど、次は元気な大人だけで、かな。

2013年7月27日土曜日

パリ、ルーブル

夏休みということで、旅行に行って来ました。
行き先は花の都、パリ。

日本から母親と叔母がこちらへ遊びに来ている時に、どうせなら妻の母も一緒に行きましょうよと、ちょっとした家族旅行でした。

母にとっては初めてのフランス。
私たち夫婦にも10年振りのパリです。
フランス語を学校で勉強している子供たちも、初めてのパリを楽しみにしていました。

ベルリンから飛行機で1時間半、あっという間にフランスです。
ダ・ヴィンチ・コードを読み、観て以来、もう一度ルーブルに行きたかったんです。
26年振り(!)のルーブル。
妻は20歳の時に1年ほどパリに留学していたので、かなりフランス贔屓。
買い物を楽しみにしていたようです。

しかし、、、
この夏休みという時期が悪かったのか、蒸し暑い上に人が多く、非常に疲れました。
ドイツのベルリンと比べても更に自由なパリの街は、もはやみんなが好き勝手にやってるような感じで、そんな雰囲気も疲れる要因でした。

高齢な母と叔母にとってもパリの天候と、秩序がない街の感じはつらかったようです。
ドイツの方が安全で涼しくて良かったと言ってました。
この話題はちがう機会にでも。

今回の旅行で私にとって最も楽しみだったルーブル、やっぱりというか、あまりにも多くの人が来ていたため、美術鑑賞なんて状態ではありませんでした。
まったく落ち着いて観られない。
結局、有名な数点を見ただけで、もう帰ろうということになりました、、、
何でもない作品なんてひとつもないはずなのに、目玉作品以外はほとんどの人が素通り。
もったいない、、、残念でなりません。

子供たちも当初モナ・リザを楽しみにしていたのですが、暴力的な人だかりに恐れをなしたのか、美術館や博物館に興味をなくしたようです。
次の日にオルセーに行くかと尋ねたとき、「美術館はもう嫌だ」と言いました。
良くないですねー、こういうの。
どこかで美術館、博物館に対する良い思い出を作らないといけません。

それでも「モナ・リザは本当にどっからでもこっちを見てた!」、「3Dだったよ!!」と、楽しそうに話してくれました。
子供のテレビ番組でモナ・リザについて特集したのを見ていたらしいです。
百聞は一見にしかず。
酷い環境の中でも何かを感じてくれたようで嬉しいです。

母親はサモトラケのニケが実際に見れたことを喜んでいました。
それだけ見れれば、あとはもう良かったみたい。
出口に向かう途中に、ミケランジェロの奴隷がありました。

私にとっては、瀕死の奴隷とミロのヴィーナスはちょっと特別な思い出があります。
美大の予備校生だった頃、石膏像のデッサンで初めて評価されたのがミロのビーナス(背面)でした。
そして初めて褒められたのが瀕死の奴隷(トルソー)。
デッサンの描き方を理解するきっかけになった2つの彫刻です。
今回残念ながらミロのヴィーナスは観れませんでしたが、ルーブルはしばらくいいや。
いつか空いてるときにゆっくり行こう。

地下鉄の乗り換えにしても、街を歩くにしても、なんとも言えない緊張感がありました。
全員くたくたになってホテルに帰りました。

ホテルの前の広場ではたくさんの子供たちが水遊びをしていました。
ミストが定期的に吹き出すようになっていて、みんな大喜び。
うちの子ももちろん、服がビシャビシャになるまで遊びました。
子供と一緒だと、旅行のスタイルが変わって来ます。
何より安全第一。
周りに対してすごく敏感になっている自分がわかりました。
疲れるはずです。
美術館や買い物だけっていうのはまだまだ難しい年齢ですしね。
そこで次の日は私と母親、叔母の日本人グループだけでオルセーに行くことにしました。

それほど期待していたわけではないけれど、ちょっとガッカリ感があった今回の旅行。

パリだけでフランスは語れないので、もっとちがうところも体験する必要がありますね。



2013年7月20日土曜日

食事

小学校が夏休みに入り、一週間が過ぎました。
学校がお休みということは、子供たちが朝からずっと家にいるということですね。
幸せな時間、しかし実はけっこうつらい。

子供たちは二人で朝から元気よく遊んでいるのですが、何かあるといろいろ頼んできます。
「紙ちょうだい」
「テレビ見ていい?」
「あれ取ってくれない?」

そしてちょこちょこ何かを食べたがります。
「お菓子とかある?」
「ヨーグルト食べていい?」
「お腹減った、お昼何?」
「チョコ食べていい?」
「アイス食べたい!」
「何か食べる物ない?」
「夜ご飯いつ?」
子供たちから話しかけてくる時の半分は、食べ物の催促ですね。
だいたい3時間ごとに何かを食べてるようです。

しかし、
私の子供(息子)は食物アレルギーのため、乳製品と卵製品が食べられません。
卵に関してはそれほどでもないようですが、乳製品に関してはかなりヤバいレベルで、もしもの時は命に関わるほどだそうです。

この乳製品と卵製品というのは、けっこう普通に食品に使われていて、除去製品を探すのはいつも一苦労。
外食はまずダメなことが多いです。
なので我家は外食率が減りました。
何より自分たちで作る方が安心ですからね。
こういったアレルギー対策生活もすでに7年目、今では食べられるようになった物も多く、料理を作るのも大分慣れました。

それでも時々は外食したい、、、
この時期はカフェでパフェを食べたり、ジェラートを食べ歩きしたりしている人達の姿を多く目にするし、私もしたいのですが息子のためにぐっと我慢。
何より我慢しているのは彼自身。
かわいそうです。
娘の方は自分はアレルギーがないことを知っているので、もちろん食べたがります。
でも弟を気遣ってやっぱり我慢。
こっちも気の毒です。
アレルギー対応フランス料理コースのBOX。レンジで温めるだけだそうです。
夏休みの家族旅行のため、今回初めて購入。理由を話せばお店で暖めてもらえるでしょう。
これがあれば息子もフレンチを楽しめる!

ということで、ファストフードやパン屋、ちょっとした料理屋で売ってるすぐ食べられる物などで、彼が食べられる物はほとんどありません。
フライドポテトくらい。
悲惨です。
出先にちょっと小腹が空いたなんていうとき、ポテトしか食べれません。
日本ならコンビニでおにぎりやお寿司とか買えたんですけどね。

アレルギーの話はちがう機会にゆっくりとします。
いろんな体験が出来ましたから、、、

そんな理由から給食がほとんど食べられないため、学校には毎日お弁当を持って通っています。
しかも持って行く弁当箱が3箱!
朝ご飯、昼ご飯、午後のスナックの3つ。
娘の方だけ給食っていうのも何なので、二人とも弁当。
なので毎日合計6つの箱を持って行ってました、それと水筒。

朝ご飯は、授業が2つほど終わった頃、軽く食べるそうです。
かるいサンドウィッチやおにぎり、そしてフルーツを少々。

昼ご飯はマジなお弁当。
ほとんど夕飯のメニューですけれど。

そして、午後のスナックはちょっとしたお菓子やフルーツ、時々おにぎりなど。
お弁当というより午後のおやつって感じですね。

確かに私も高校の時は2時間目の休み時間にお弁当を食べてしまい、昼はパンを買ったりしてましたが、小学校の時は給食だけでした。
ドイツは小学校からお腹が減り過ぎないように時間が組まれているのでした。
なんというか、こんなところでも「ゆとり」がありますね。
結果的に身体にも勉強にも良さそうです。

そんな生活が習慣化しているためか、もともとすぐ腹が減るのか、一緒にいるとしょっちゅう食べ物を用意しているように感じます。
子供と一緒になって私まで3時間毎に何かを食べているわけじゃありませんが、それでも多少はつまんでいるし、普段なら軽くしか食べない昼もしっかり作るため、ガッツリ食べることになっています。
どうりでお腹周りが重く感じるわけだ。
夏休み後どれだけ続くんだよ、恐ろしい、、、



2013年7月16日火曜日

最近、娘が「何でうちに車が無いの〜?」と聞いてきます。
そうなんです、我家にはまだ車がありません。
路面電車の停留所も近いし、妻の職場も近所なので特に必要じゃないのですが、やっぱりあればきっと便利。
何よりドイツは高速道路、アウトバーンがとても素晴らしいので、車があれば楽しさも広がること間違い無しでしょうね。

しかし引越しに継ぐ引越しで、現在懐事情がいまいちです。
車の購入は来年に持ち越しでしょう。
そこで今年はどんな車にするかじっくり考える年にします。

ドイツは誰もが知る車大国。
国産車から決めるとしても、かなり選択肢があります。
メルセデス・ベンツ、BMW、ポルシェ、アウディ、フォルクス・ワーゲン、オペル。
用途が「家族の足」ということなので、安全性、低燃費、荷物が多少運べること、そして価格が選択の重要なポイントになって来ます。

趣味性が高く何より値段が高いポルシェは残念ながら除外。
個人的にはカレラとか憧れてますけれどね。
「サーキットの狼」世代なので、930ターボとかたまりません。
こっちでも見たこと無いですけど。
でもポルシェでIKEAとかに行っても、家具持って帰って来れないしね。

ベンツも金額的な面でパスでしょう。
世界のVIPが乗る車なので、安全性とかなら一番なんでしょう。
前にシュトゥットガルトのメルセデス・ベンツ博物館に行ったことがありますが、まさに人類の車の歴史を見ているようでした。
特にベンツファンではなかったのですが、とても感動しました。
また行きたいです。

その時ミュージアムショップで売られていた、シルバーアロー・メルセデス W125 の子供用カートが忘れられず、子供たちが1歳の時のクリスマスにオンラインショップで注文しました。
当時住んでいたベルリンから日本に引越したときも持って来て、子供たちも長く遊んでいたのですが、今回ドイツに来る際、お世話になった保育園へプレゼントしてきました。
妻は免許を持っていなく、車にまったくと言っていいほど興味が無いのですが、車はアウディを考えているようです。
知人からいろいろと聞いて来たようで、安全性、燃費、品質、どれもすごく良いらしいです。
もちろんドイツでも人気、特にA4の5ドアモデルが多いですね。

私が気になっているのはA2。
日本では見たことが無かったので、ドイツで見たときには何この車と、ネットで検索したのを覚えています。
丸っこくて小さいボディ、デザイン、、、素敵です。
しかしこのA2、1999年から2005年までしか生産されていないんですね。
しかも日本では正規ディラーでの販売はなかったようです。
見たこと無かったわけです。

オールアルミボディなど、かなり力を入れて作られたモデルだったようですが、不人気車として終わったみたい。
アルミボディはリスクが高いですが、好きだなー、これ。
自分の中では第一候補決定。
Audi A2 小学校の近くにいつも停まっています。
BMWも小さめの5ドアが気になります。
走りを楽しむならBMWでしょうか。
116i、中古でいくらぐらいするんでしょう?
BMWはホットウィールで2002をこの間つい買ってしまいました。
ユンカース、メッサーシュミット、フォッケウルフを作ったメーカーですからね。
ちょっと憧れちゃいます。
第2候補かな。

フォルクスワーゲン、VW(ファオヴェー)ならゴルフが良いです。
何が良いかって、新しいのか古いのか分からないくらい、いつも「ゴルフ」っていうのが良いです。

こっちは日本ほど車をいじってる人が少ないように感じますが、それでも時々はいます。
車高を低くしてマフラーを換えて、太いタイヤ、、、大抵オペルです。
そしてそういうオペルに乗っているのが、筋肉ムキムキ、冬でもTシャツ(白地にガラ)、短髪で肩を揺らしながら歩くタイプの人たち。
何か一部流行りのスタイルがあるみたい。
ドイツでのオペルの評価、車に詳しい知り合いが出来たときに聞いてみよう。
メルセデスの古いトラックが停まっていました。
ヨーロッパの車なら、どれも日本で買うよりおそらく割安だと思いますが、ドイツ以外の車、どうなんでしょうね。
スペイン人の友人から聞いた話ですが、彼の知り合いに高速道路で故障車や事故車などの処理を仕事としてる人がいるそうなんですね。
日本でいうとJAFで働いている感じでしょうか。
その知り合いがいつも、「車を買うなら絶対ドイツ車にしろ」と言うんですって。
高速で事故を起こしたとき、助かってるケースはほとんどドイツ車に乗っていた人達なんだそうです。
重体や死亡がほとんどという中で、ドイツ車に乗っていたら生き残れるって、本当ですかね?
友人はそういう理由からVWのシャランだかトゥーランだかに乗ってました。
先日久しぶりに会ったとき車を買い替えると言ってましたが、次もきっとドイツ車にするはず。
何にするんだろう?

ここまで書いて、いつからか車にまったく興味が無くなっている自分を再認識しました。
好きな車が20代の頃から変わってないって、そういうことだと思います。
何だか寂しいですね。
バットモービルみたいなデザイン、出ないんでしょうか?

知り合いに片っ端から聞いてみよう。
おすすめの車は?

2013年7月12日金曜日

結婚式

先週、妻の幼なじみの結婚式がありました。
招待された私たちは夫婦で出席、式の行われるブランデンブルグに行って来ました。
ドイツの結婚式、私たち夫婦は初めて参加です。

こっちの人たち、長く付き合っていて子供もいても、結婚てしないカップルが多いんです。
前に聞いた話では、籍を入れる時に書類などの手続きがけっこう面倒で、まして離婚ってことになると、コップ1つや紙一枚まで、どれが誰の物か書き出す必要があるらしく、かなり大変なことになるんですって。
仲良く別れるなら良いかもしれませんが、悪い関係でそうなると相当つらい争いになるでしょうね、、、

このような理由があるからか、最近の人たちは「好きあって一緒に生活しているなら、そんな法的な手続きは必要ない」と、特に結婚を大事に考えてないようです。

そして今回の主役、結婚する友人カップルですが、彼らもすでに16年くらい付き合っていて、子供も2人います。
現在はベルリンに住んでいて、実家はハレ。
4年前に籍も入れたそうですが、式を挙げていなかったため、良い機会だから親戚や友人を招待してゆっくりみんなで親睦を深めようと、結婚式をすることにしたんですって。

そんな彼らが選んだ場所は、ベルリンとマグデブルグの間くらいに位置するブランデンブルグの、郊外にある古い大きな農家をゲストハウスにした宿泊施設でした。
広い庭を囲むようにいくつもある建物には、それぞれキッチンも付いています。
この建物は夜にダンスホールになりました。
私たちの泊まった部屋。奥にもう1つ部屋があって、子供連れの友人家族が泊まりました。
キッチン
2泊3日の結婚パーティーだったのですが、本当にのんびり、いろいろな人たちと知り合えました。
今回私たちは子供たちを連れて行かなかったので、尚更ゆっくりできましたね。

そんなわけで参加したお客さんたちも自分と同年代か、妻と同級となると少し下くらい。
子連れの家族も多かったです。
私にとっては新郎新婦と妻の幼なじみで共通の友人の、3人しか知っている人はいませんでしたが、他のお客さんたちはほとんど大学時代の同級生らしく、ちょっとした同窓会のようでした。

私たちが会場となる農家に着いたのは夜7時頃でしたが、ドイツはまだまだこの時間は明るいので、子供たちはサッカーをしたりトランポリンをしたり適当に庭で遊び、大人たちはみんなが持ち寄った食べ物をつまみながら、飲んで話し込んでいました。
天気も良かったので、庭にテーブルと椅子を出し、まるでビアガーデンですね。
バーベキューもやってました。
年齢層が比較的高いため、本当に落ち着いて良い感じでした。

実は今回の結婚式出席に関して、私はかなりしかたなく参加っていう感じがあったんですよ。
知り合いもほとんどいないし、言葉もいまいちだし、2泊3日も、うわー面倒くさー、、、と思っていたのですが、本当の話とても楽しかったです。
ちょっとした出会いがいろいろとありました。
教会

結婚式は次の日に隣村の教会で、昼過ぎから行われました。
牧師さんが急な病で来れないとかで、代理の女性が式を執り行いました。
みんなが席に着いた後、新郎新婦が入場、牧師さんの話の後、夫婦の誓いをして、証人がお願いをして、指輪の交換、子供たちが花を撒いて新郎新婦と退場。
いたってシンプルな結婚式です。
途中何回も歌を歌いました。
賛美歌って言うんですかね、どれもシンプルなメロディーなので、知らない曲でもなんとかなりました。
愛と夫婦のことをテーマにした詩だったようです。
バッハのマタイとかに出てくるコーラスだったら嬉しかったのですが、あれは受難曲だからだめか。

教会の外で新郎新婦にみんながお祝いの言葉をかけ、再び農家へ。
この時私たちを車に乗せてくれた夫婦、秋田犬を2頭飼育しているそうで、「世界で一番美しい動物だ!」と言ってました。
餌は無添加のBIO食品だそうです。
ちなみに妹さんは柴犬を飼ってるんだとか。
ドイツに来て日本犬は2回くらいしか見たことがありませんが、丸まって上にあがった尻尾や、つり目のちょっと神経質そうな顔は余計に可愛らしく感じました。
いるんですね、日本犬好き。

農家に帰ると、ティータイム。
やぱりみんなが持ち寄った手造りケーキとドリンクが出されました。
庭でしゃべりながら甘いものを食べて、再びのんびり。
マグデブルグ出身で現在ベルリンに住んでいる男性と、ドイツ人とイギリス人のハーフで、ダンサーの女性のカップルとも知り合いになりました。
お寿司が大好きなんだって。
彼が言ってたけれど、マグデブルグのドーム(大聖堂)、修理の工事が終わったのか最近足場がはずされて全貌が見えているのですが、それこそ工事してないドームの姿、彼も初めて見たんですって。
マグデブルグ生まれの彼でさえ今まで見たことが無かったらしい、足場なしのドーム、いったい何年工事してたんでしょう?
近いうちに写真を撮りに行ってきます。

夕食は倉庫を改造した大きな建物にテーブルをたくさん並べて全員でいただきました。
何人くらいいたのかな、100人は来ていたと思います。
ビュッフェスタイルで、どれもなかなか美味しかったです。
お米もありました。私に気を使ってくれたのか?
デザートのパンナコッタが特に!
一緒に食べていた整形外科のお医者さんは、こってりなティラミスをたくさん食べてました。

そして夕食後はダンスパーティー!
新郎の友人ですごくいろいろ手伝ってる人がいて、写真にビデオにBGMにそしてダンスパーティーではDJと、もはや自身の趣味なんだろうとしか思えない程の働きぶりでした。
総監督って感じ、お疲れ様でした。
そんな彼の選曲でダンスパーティーがスタート。
ホールにはミラーボールとかちゃんと付いてました。
ドリンクバーもありました。
けっこうみんな踊るの好きなんですよ。
特に新婦!かなり大騒ぎしてました。

私たちは2時近くまで踊って(もちろん踊りっぱなしじゃありません)部屋に戻りましたが、朝の5時くらいまで続いたらしいです。
誰が最後までいたんだろう?
庭では焚き火をしていて、話し込んでいる人たちもいました。
星がきれい。
でも先日の大水のせいで蚊が多かったです。

次の日、朝8時過ぎに宿を出ました。
前の日は早くからたくさんの人が朝食をとっていましたが、さすがに誰もいませんでしたね。
みんなお疲れだったんでしょう。
同じ部屋に泊まった親切な友人に最寄りの駅まで送ってもらい、マグデブルグへ。
この日は娘のバレエの発表会があったので、急いで帰らなければなりませんでした。
忙しいです。

初めて参加したドイツの結婚式。
出かける前はいまいち乗り気じゃなかったのですが、行ってみれば想像以上に良い体験が出来ました。
やっぱり人との出会いは面白いですね。
今回縁があって出会えた人たち、良い友達にまで発展できれば嬉しいです。
楽しみだ。

2013年7月9日火曜日

LEGO 熱

先月から始めたレゴの整理、まだ続いています。
おかげで私の部屋は未だレゴだらけ。

子供たちが学校から帰って来てから一緒に作り始めるのですが、すんなり完成しません。
理由は部品を探し出すのにすごく時間がかかるからです。
それでもだいぶ完成しましたけれど。



面倒くさいと思いながらも、やり出すとけっこう楽しいものですね。
いつも子供が作ってるのを横で見てたり、次のパーツを探したりくらいしかしたことがありませんでしたが、ホント、よく出来てるわ。
そしてどれも格好良いです。
家族が寝た後もなかなか止められず、夜中まで作っちゃいましたよ、グリーバス将軍のスターファイター。

粘り強い息子は、現在ハリー・ポッターの「ホグワーツ城」を終わらせ、ミレニアム・ファルコンを完成させました。
「あれがない、これがない」と言いながらも嫌な顔せず作っています。
本当に好きなんですね。
足りなかったところは違う色のを使ったり、いろいろ工夫して作っているので、とても感心するのですが、今回はとりあえず説明書通りに作ることを提案しました。
娘の方はまったく関係ない物を作っていて、どちらかというと整理の邪魔をしている感じです。
「ほら!白だけの家できたよ!」とか、「透明のばっかり集めてるんだ!」とか、、、

ということで、息子と私が片付けているのですが、完全に部品が足りないモノもあることがわかりました。
ショックです。
いくつかはバラしたときに個別にケースを作って入れたため、部品が無いってことはないはずなのに。
捨てちゃったりは絶対にしてないのでどこかに紛れ込んでいるのでしょうが、いったい何処に?
これ以上おもちゃ箱ひっくり返すのは嫌です。

私が担当した「スレーブ1」に、割と大きなパーツが2つ足りないことがわかった時点で、かなりガックリ来ました。
これ、個別ケースに入れてたのに、、、
気を取り直しポッドレーサーを作ろうとケースを開けた途端、「それ黄色いパーツが足りないんだ」と言われ、、、探すのをあきらめました。
足りない部品の再購入を考えることに決めました。

「レゴのパーツが足りない」とネットで検索すると、けっこうでてきました。
同じように困ってる人たちがたくさんいるんじゃないですか、やっぱり。

どうやらレゴのカスタマーサービスに連絡すると、部品1個から注文できるらしいです。
さすがです、でも、そうじゃないと実際参りますよね。
箱から出した時点で部品が足りないというのもあるようです。
うちではまだそういったケースはないから、今のところラッキーでした。

もっと簡単に買える方法がないかとしばらく検索していると、あるじゃないですか。
レゴパーツを単品から扱ってるお店!
しかも安い!
一個 35円とか12円とか、当たり前だけどなんかすごく嬉しかったです。
Droid Tri-Fighter コクピットの風防とか、ちょっと特殊なパーツでも128円!
そのかわりミニフィグは高いですね。

今月、日本から私の母と叔母がドイツに遊びにくるので、今すぐ注文して「パーツを持って来てもらおう!」ということになりました。
息子と説明書を見ながら、注文完了。

「良かったね、おばあちゃんが持って来てくれるよ」と話していた数分後、「あっ、これ無かった!」と注文忘れを発見。
すぐに業者にメールを出して、追加注文と合計金額の再計算をお願いしたところ、次の日に「今回はサービスでお付けします」と、ありがたいお返事が!
たまたま特価セールの部品で代金が8円だったのですが、単価の少ない中から売り上げをとっているだろうこの仕事、、、本当に申し訳なかったです。
なんだか駄菓子屋でおまけをしてもらったような気持ちになりました。
足りない部品があったら、また注文しますからね、と心に決めました。

そしたら次の日、息子が再び「これがない、あれもない」と言い出しました。
再び注文できて良かったんだけど、本当に良かったのか?

「もっと大事にしろよ、それと、なくすなよ!」


2013年7月3日水曜日

通学路から

子供たちが通う小学校の近くに、けっこう広い公園があります。
その公園の入り口と、通り抜けて少し歩いたところにも路面電車(トラム)の停留所があります。
そこで、なるべく一人の時は離れた停留所まで歩くようにしています。
本当に少しなんですけど。

そのときに通る公園の一角に、おそらく大戦時中のでしょうか、ロシア兵の墓地が記念碑と一緒に設けられています。
停留所への最短コースになるため、私はいつも墓地を通り抜けて行くのですが、ここ、出るんですよ、、、野ウサギ。

出るんじゃなくて居るですね。
初めて見た時はちょうど暖かくなり始めた頃で、2羽が追いかけっこをしていました。

この公園、芝生の面も広く、大きな樹もたくさん植わってるため、今の季節はいつだって誰かしらがどこかで何かをしています。
イヌの散歩、自転車で通り抜ける人、ランニングしている人、ベンチで話す人、芝の上に寝転んで本を読む人、日光浴をする人、グループで遊びに来ている人、、、
昨日は太極拳をしている人もいました。
そんな公園の比較的静かな朝のひと時のロシア兵墓地区画は、どうやらウサギのお気に入りポイントになっているようです。

ここ最近は3回通れば1回は見るくらいな感じです。
今朝は草を食べてるようでした。
野ウサギだからけっこう大きいです。
私がある程度のところまで近づいたら耳をピンと立て、もぐもぐしながらもしっかりこっちを見てました。
可愛いとは思えませんが、見れて良かったという気分にはなりますね。
日中は多くの人が出入りする公園に住んでいるせいか、人慣れしているんでしょうね。
距離を取って様子をうかがってるようでした。
ダッシュで逃げるっていう感じじゃなかったです。

ドイツはけっこう野生動物が身近にいるんですよ。
妻の実家があるハレ市のママ(義理の母)の庭では、夜になるとハリネズミが現れます。
今年はカップルで出現しているそうです。
庭にあるクルミの木に赤毛のリスも時々やって来ます。

電車の窓から、鹿ならしょっちゅう、イノシシも何回か見たことがあります。
首都ベルリンにある日本大使館、すぐ近くに大きな公園があるのですが、前にその公園を散歩していたときキツネとすれ違いました。
そのとき初めて野生のキツネを見たのですが、びっくりしましたね。

公園の樹に来ている野鳥も、日本では山にいる鳥だったりします。
私がゴジュウカラを最初に見たのは尾瀬だったけど、近所の公園に普通にいました。
シジュウカラはスズメより多いくらいです。

都市部でもどこかのんびり、人も動物もゆったり暮らせる環境づくりが実感できるドイツです。

2013年7月1日月曜日

富貴蘭 / Neofinetia falcata

今年も富貴蘭が咲いてくれました。
日本から引越してくるときに、6つだけ持って来たものです。
ドイツは日本と比べると夏は涼しく短いし、冬は暗くて寒く長いため、なんとかなるのか心配でした。
しかもトランクに入れて持って来たため、葉はけっこう折れちゃってたし、すごく悲惨な状態だったんです。
それでも今のところ上手く育っているようで、大分元気になってきました。
何より生命力の強さに感動です。
ありがとうって感じですね!


咲いてくれたのは赤花の「猩々」。
この時期、夜の9時過ぎまで明るいドイツですが、周りが暗くなり出したら少しずつ匂い出しました!
とても甘くていい香りです。
姿が可憐で香りも良く、環境さえあえばとても丈夫であまり手がかからない風蘭、好きなんですよ。

「猩々」の他に持って来たのは「摺墨」「墨流」「紀州緑風」「白梅香」「新湖東」。
今置いているのは窓辺ですが、近いうちに北側のバルコニーに出して壁にかける予定。
そうなるともっと風にもあたることになるので、がっちりしてくれると思ってます。
根はどれもしっかり出ているので、来年はみんなして咲いてくれるといいのですが、、、
新しいアパートになって、環境的にも多少良くなったことだしね。

問題は冬の管理と植え替えの時期ですね。
日本では発砲スチロールの箱にしまって、外で越冬させてたのですが、こちらはさすがにそれはちょっと心配。
マイナス20℃とかになっちゃう年もありますからね。
暖かい室内で育てることになりそうです。
でもドイツの冬は暗いんですよ。
11月からほとんど毎日曇り空です。4月までは寒いし。

それに日本から持って来た水苔も無くなったので、来年はどうしよう?
ドイツで水苔売ってるの見たことないんですが、あるのかな?
こっちの蘭用の土とか、水苔の代用品を探さなければなりません。
爬虫類とか両生類を扱ってるペットショップとかに何かありそうな気がしているので、近いうちに見に行ってこよう。

そういうところ行くと、ヤドクガエルとか欲しくなっちゃうんですよね。
この間チラッと見たちょっと大きなペットショップ、ヤドクガエルとかタランチュラとか、普通に売ってました。
でも何より驚いたのは鯉!
すごく流行ってるようです。
店に入ってすぐのところに、小さい鯉がたくさん泳いでました。
明らかに人気商品って感じ。
みんな鯉がすごく大きくなるの知ってるんですよね?
ホームセンターのペット用品コーナーにも山のように鯉の餌が積んであったし、、、
どれだけの人が飼ってるんだろう?

ドイツもかなりマニアックな国のようですね。