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2015年6月29日月曜日

ぎっくり腰と呉

前回の続きです。
母を東京に送り出し、「その間父の面倒は任せな」などとでかい口をきいた数時間後のこと。
手洗いをすませ居間に戻ってきた父が、私の目の前でバランスを崩しよろけたんですね。
危ないっと思った時には身体は動いていて、脇の下に両腕を差し込み羽交い締めにするような体勢で支えました。
しかしこれがいけなかった。

腰をやってしまったんです。
ギシッっという音が聞こえたようでした。
いやー、痛いのなんのって、半端無かったです。
いわゆるぎっくり腰だったのですが、初めてのことなので何が起こったのかまったくわからず、ジワジワ迫ってきた痛みのため脂汗が出ました。
身体を動かすことができません。
座ることもできず、かといってどんな姿勢になったら楽なのかわからず、テーブルに手をついて痛みに耐えていると、「横になっとけ」と何とか自力でイスに腰掛けた父が心配そうに言ってきました。

横になれって言われても、寝転ぶまでの行程が痛過ぎて無理、、、
だからといってこのままでもいられません。
倒れるように横になることにしました。
横になってみるとちょっと楽、しかし痛くない姿勢から少しも動けません。
母親から借りていた iPhone がポケットの中に入っていたのはラッキーでした。
すかさず叔母に連絡を入れ、救援を求めました。

ぎっくり腰経験者だった叔母は、2時間くらいで行けるから「それまで我慢して待っときんさい」と。
救急車を呼ぶかとも思ったのですが、身体が不自由な父を一人残して病院に行くのも何ですし、日本の保険証も持ってないし、、、など、とりあえずは叔母が助けにきてくれるのを待つことにしたんですね。
その間に腰痛ベルトを amazon で注文。
更に腰痛の情報を収集することにしました。

購入したのはこれ、KONAMIの腰椎固定ベルトパワフルギア。amazon jp より

東京の妹にもメールを入れました。

妹宅に着いたばかりの母親とも電話で話しました。
「何をやってるんだ、あんた、、、」と驚きつつも心配と呆れの混じったような声が。
当然ですよね。

イスに座る父のすぐ下に転がって、これからどうすれば良いのかと相談していましたが、あまりの役立たずさに笑うしかありませんでしたね(涙もろくなってる父は泣いてましたけど)。
すでになってしまったものは仕方ありません。
父は「悪いことをした」と気に病んでいましたが、今回は完全に自分のミス。
足下のおぼつかない父親が転ぶのは想定内でしたので、無理な体勢で支えようとした私の不注意が招いた結果です。
それでも想定外のアクシデントに、不幸の連鎖が自分にやって来たのかと、ちょっと恐ろしくなりました。

そして叔母が到着。
痛み止めの薬と夕飯を持ってきてくれました。
そして寝転んでいる私に、薬(座薬)をすぐに入れて来いと、、、

「嫌だ」とはもちろん言えないので、激しい痛みをこらえて立ち上がり、大人しくトイレに行くことにしましたが、立ち上がってみてびっくり。
真直ぐに立ってしまえば痛みがほとんどないんです。
むしろ寝転んだり座っているほうが痛いんですね。
ヘルニアで入院した友人が「痛みで寝られないから、夜中に部屋を抜け出してロビーの壁に寄りかかったまま立って寝てる」と言っていたのを思い出しました。
トイレに入ってとらなければならなかった姿勢は、ものすごく痛かった。

想定外のアクシデントには参りましたが、ドイツへの帰国を延ばしておいて正解でした。
腰痛のままドイツまでのフライトはもっと大変な結果を招いていたと思います。
妻にもメールで連絡を入れました。
現状が良くわからないまま、次々やって来る良くない知らせに、かなり心配していた様子です。
悪かったねー。

立ち上がれば何とか動きまわれることに気がついたおかげで、だいぶ気分も楽になり、母が帰って来るまでの数日をやり過ごせるという目処も立ちました。
翌朝ゴミ捨てのため外へ出た時、道路を挟んで家の向かいにある(まさに私のためにあるかのような)接骨院に行ってみました。

実は昨晩これこれこういうわけで、どうやら腰を痛めてしまったらしいのだけれども、、、

開くまで30分程早かったのですが、まだ若い院長先生は「今すぐで良いですよ」と言ってくださり、一番で診察してもらうことになったのでした。
足を触ったり押されたりした結果、骨や神経に異常はないとの診断が。
骨に一番近い筋肉、インナーマッスルを痛めたんだそうです。
ということで、電気と針で治療をしてもらい、痛みが取れるのに最低でも1週間以上、通常の生活に戻るには2週間以上かかると言われました。
しばらくは毎日通うこととなりました。
目の前にあるので空いている頃合いを見計らって出かけられるのが良いですね。
不幸中の幸いでしょうか。

4日程して母も帰ってきました。
その頃は痛みもだいぶ治まり、気をつけてさえいれば特に生活に問題もない程度には回復していました。
初日の痛みからは考えられない復活力。
本当にラッキーだった。
神経とかやっちゃってたら、しばらく帰れない人になってたかもしれませんもんね。

腰の痛みがだいぶ薄れた頃、呉に行ってきました。
大和ミュージアムこと呉市海事歴史科学館と、てつのくじら館こと海上自衛隊呉資料館を見学するためです。
いやー、驚きました。
てつのくじら館って、入り口に本物の潜水艦が設置されてるんですよ。
大きさ半端無いです。
何故だかまったく解らないのですが、なんとなく昔から潜水艦って好きなんですよね。
潜水艦「あきしお」
潜水艦に吸い込まれそうになる気持ちを抑え、まずは大和ミュージアムに入りました。
入ってすぐ大和の10分の1模型が飾られています。
全長26m、本物は263mなんですって。
潜水艦の「あきしお」が76mっていうんですから、大和は3倍以上です。
どんだけデカかったんでしょうか!
それにしても大和、というか戦艦っておそろしく格好良い、、、
館内には戦艦や空母の模型が数多く展示されてあり、どれも欲しくなる程素晴らしい出来でした。
模型を見て感動したのって、何か久しぶりって感じ。

大和、後から

「長門」
これらがみな、戦時中には本当に多くの人を乗せて戦っていたんですよね。
模型だから、格好良いなんて言って楽しんでられるのかもしれませんが、それでも美しい形だと思いました。
何か胸にぐっと来くるものがあり見入ってしまい、あまり写真を撮れなかったんですよね。

模型の他にもいろいろな資料が展示されています。
零戦や人間魚雷「回天」、魚雷に特殊潜航艇など、初めて本物を見ました。
「回天」の資料では寄贈者に親戚の名前がありました。
零式艦上戦闘機

いろいろ考えさせられることも多かったのですが、何か楽しかったー。
おみやげコーナーで自分に大和のTシャツを買っちゃいました。

士官の海軍カレー&大和のラムネ
隣接しているカフェにて遅めの昼食。
現在呉では、22店舗で海上自衛隊のカレーが食べられる「呉海自カレー」プロジェクトが開催中。
私が入った店は、護衛艦「さみだれ」のカレーがあったのですが、せっかくなので6時間煮込んだという大きな牛タンがのってる「士官の海自カレー」っていうのを食べてみました。
あまり辛くはないんですね。
久しく食べていなかった日本のカレーって感じでした。
普通に美味しかったです。

そして、てつのくじら館へ。
閉館間近でゆっくりできなかったのが残念でした。
機雷の掃海任務に関する展示で興味深かったです。
潜水艦「あきしお」内部にも入れました。
窓がない乗り物って何か不思議な感じ。
良い体験が出来ました。

腰を痛めたせいもあり、その後も帰国までゆっくりして両親との時間をつくることができたのは、結果的に良かったのかもしれません。
荷物の整理のため再び東京へ戻り、3日程滞在してドイツへ。
6週間はさすがに長かったですね。
帰りのフライトはちょっとだけ別料金を払いエコノミーコンフォートを予約。
空席も多く快適でした。

ドイツは日本と比べ陽が長く、風もさわやかでした。
無事に帰って来れたことが何より嬉しかったですね。

今回はおみやげが少ないかなーとか思っていたのですが、帰ってきて荷物を広げたら全然そんなことありませんでした。
居間が一瞬でメチャクチャに。
クリスマス並にいろいろもらえて子供たちは大喜び。
実家での生活も良い感じでしたが、やっぱり自分にとって家族のいるこっちがホームなんですね。

そして来月、今度は子供たちを連れての帰国が決定しました。

2015年6月27日土曜日

帰国してました。

久しぶりの更新です。
実は日本に帰ってました、6週間ほど。

今年に入ってから私の親戚が次々病に倒れ、5月には叔母の一人が亡くなりました。
飛行機のチケットは叔母が存命中に買っていたのですが、急な展開に間に合うことはできませんでした。
今回はお見舞い(父やもう一人の叔母)&法事参加のためという、ちょっと寂しい帰国となりました。
そして出国2日前、喪主である叔父も救急車で病院に搬送され大病を患っていることが判明。
続く病の連鎖、一体どうしちゃったんでしょうか?

飛行機はゴールデンウィークが終わった直後ということもあり満員でした。
只でさえヨーロッパからのフライトは長時間で疲れるのに、混んでると余計ですね。
思い切り帰国を楽しめない感じで久しぶりの成田到着。
2日後に叔母の四十九日があるため、最初は東京です。

法事は天気にも恵まれ、喪主の叔父も何とか参加でき、無事に叔母の納骨が行われました。
みんな高齢者なのでこういうことが起こるのも仕方の無いことなのですが、やはり近しい人たちが病気になっていくという状況を、自分はいまひとつ信じられませんでした。
何とも言えず寂しいですね。
叔父は次の週から入院することとなりました。

法事と見舞いのための帰国とはいえ、毎日そんなことばかりではありません。
時間をつくって八戸の友人のところへチラッと出かけてきました。
短い時間でしたが、友人との時間は何かまったりしていて良かったです。
美味しいご飯もご馳走になりました。
鯖で有名なお店で、昼の定食を。美味しかった!
こちらは東京へ帰る日の朝、魚市場で食事。

そして東京では、前回行けなかった根津美術館へ出かけてきました。
この時期は国宝、尾形光琳の燕子花図屏風が観られますからね。
しかも今年は光琳の300年忌ということで、MOA美術館から紅白梅図屏風も同時に展示されていました。
燕子花はやはり素晴らしかった。
混んでたのが少々残念でしたが、東京の美術館はどこもそうみたいですね。
根津美術館の庭園にて、燕子花
美しい庭園です。
作品鑑賞後、庭園をぶらっとして日本人の美意識の高さを再確認していると、カラスアゲハのつがいがツツジの蜜を吸いに来ていました。
そういえばドイツではカラスアゲハ見たことないですね。
いないのかな。
相方が蜜を吸うのを後方で見守っているようでした。食事中のメスをオスが待ってる感じですかね?
それから東京現代美術館にも出かけました。
東陽町に住んでいる友人を訪ねることになったので、そのついでに「山口小夜子 未来を着る人」展を観てきました。
どうゆう展示になるんだろうと思っていたのですが、なかなか見応えがありましたね。

東京現代美術館
ダニ博士、レース編み作家のKさんにも会ってきました。
ドイツのダニチーズ村を一緒に訪ねてから、彼らの間でダニチーズ熱が一層燃え上がったようですね。
6月にヨーロッパ三大ダニチーズ生産地探訪するべく、残る二つの村があるフランスへ出かけることになったんだそうです。
博士の方はある意味専門分野なのでわかるんだけど、Kさん、どっぷりハマってますね、、、
もはや作家兼チーズダニのブリーダーとなっています。
博士の研究室で彼らの旅の日程打ち合わせに付き合った後、夕食に出かけました。
いろいろな話が出来て面白かったー。
あまりに楽しくて終電を逃すことになり、博士の勧めでマンガ喫茶宿泊を初体験。
博士曰く「日本のカルチャーを知っておくべきだ」と。
まさかこんなことになるとはって感じでしたが、いろんな世界があるんですね。
マンガ喫茶はほぼ満員のようでした。
帰らない人がこんなに居るとは、、、びっくりです。

そして広島へ。
まずは瀬戸内海の島に住む叔母を訪ねました。
叔母も今年に入ってから病気になり、入退院を繰り返していました。
現在すでに病気は治っているのですが、しばらくは定期的に病院に通い、薬を飲み続けなければならないようです。
10kg以上体重が減ったそうで、そのぶん体力もかなり落ちていました。
はやく元気になってもらいたいです。

叔母のところに3日程やっかいになってから、広島市内にある実家へ出かけました。
自宅で父の介護をしている母は思ってた以上に元気そうでした。
父の方は現在は退院し、週2でリハビリセンターに通っています。
父も何とかがんばってるようですね。
ちょっと安心しました。

すると再び東京の妹から悪い知らせが。
入院している叔父には3人の兄がいるのですが、一つ上の叔父も入院することになったというのです。
胃潰瘍だったそうですが、また一人母親側の弟が入院。
こうなってくると何か不吉な力が働いているんじゃないかと思ってしまいますね。
ご先祖様がお守りしてきたという虚空蔵菩薩(コクゾウさんと呼んでました)の祠。
墓参りにも行ってきました。
自分もいずれここに入るんだなという思いがあるからか、何か不思議と落ち着く感じがします。

当初、今回の帰国は3週間を予定してチケットを取っていたのですが、病人が続出したこともあり妻と相談、帰りを更に3週間延ばすことにしたんです。

おかげで広島で両親との時間をゆっくり過ごすことができました。
その間弟達が入院している東京へ、見舞いに行ってきなと母に提案。
出かけてる間は自分が父の面倒を見ててやるから、と!

そうでもしないと、ある程度介護が必要な父を一人にして家を空けれませんからね。
しかし私も介護などまったくの未経験。
ご飯を作ったり、必要な物を取ったりするくらいしか出来ることなんてありません。
それでも何とかなるだろうと、母を東京へ送り出したのは良いのですが、その数時間後、ついに災いは私の身に降りかかったのでした。

                     (つづく)

2015年5月2日土曜日

池、完成。

だいぶ暖かくなってきました。
朝晩の温度差はけっこうあるのですが、ここ数日は快晴の日が多く、街に出るとアイスを食べながら半袖で歩いている人たちを見かけます。

気温の上昇とともに我が家では今、庭熱が高まっています。
妻は完全に興奮していますね。
庭用の家具を買いそろえ、苗を植え種を蒔き、毎日ウキウキしています。

先週末に冬の間元栓を締められていた水道も開かれ、やっと池にも水が入れられました。
長い日数雨が降らなかったため、冬の間に貯めた水が底を尽きるところでした。
睡蓮の植え替えを早いうちに終わらせてしまっていたため、本当に水不足がやばかったです。

そしてこういった水不足の時に、水換えをさせるようないたずらというか、嫌がらせをする奴がいたんですよ。
またしても鳥です。
おそらくカラスもしくはカササギだと思うのですが、睡蓮鉢にいろいろ物を入れていくんですね。
パンやチーズ、ソーセージ、チキンの手羽先、、、
酷い物では、内蔵が飛び出たネズミの死体、、、
もしかしたらコウモリの死体だったのかもしれませんが、、、
鉢の底からコウモリの腕らしき物が、、、
左右ありました。

水を飲んで行くのはまったくかまいませんが、物を入れるなよって、、、
それも水を汚すような物ばかり。
ネズミの内蔵はミミズかと思って手ですくっちゃいました。
あとからいろいろ出てきて気持ち悪くなりましたね。
マジでむかつく。

何で水の中に物を入れていくんでしょうか?
ふやかして柔らかくするため?
パンが固かったから?
それじゃ、チーズとかソーセージとかは何ででしょう??
入れたら最後まで取り出して帰れって感じです。

池の周りに苔を敷けば、ひっくり返していくし、睡蓮鉢の水を換えれば変な物を入れていくし、、、まったくどうなっているんでしょうか。
鳥好きの私ですが、庭の件ではカラスに憎しみがわきますね。

何処かの国のニュースでは餌を与え続けた女の子に、カラスがいろいろ物を持ってくるなんていうのを読みましたが、もしかして水をもらっているから食料を分けてくれているとか?
まさか、、、
むしろ奴ら用に水の入った器でも提供して、関係を作ることに力を入れた方が良いのかもしれません。
むかつくけど。

本格的にガーデニングシーズン到来で、早朝からあちこちの庭で人が働いています。
昨年外装を塗り替えた小屋、今年は内装に着手です。
とりあえず古くてボロい家具や物は捨て、壁も白と水色で塗り替えました。
水平が出ていない床や、湿気って歪んじゃった壁のボードなんかはどうにもできませんが、新たに小振りな家具をいくつか購入、さっぱり良い感じになりました。
着実に過ごしやすい空間になってきています。

ここ数日は娘と一緒に池の周りに苔を敷いています。
なんか落ち着くんですよね、苔むしていると。
 敷いた翌日には鳥にひっくり返されるんですけれど、、、
しっかり根付いてモサモサッとなって欲しいです。
イモリもきっとそういう場所好きそうだし。

カラスやアムゼル(ヨーロッパ黒ツグミ)との戦いはまだまだ続くのでしょうが、庭で過ごす時間が楽しみになってきました。

明日はベルリンから懐かしい友達が訪ねてきます。
天気が良ければバーベキューかな。

2015年4月13日月曜日

池作り、再び

昨年ガーテンに池を作り、睡蓮やカキツバタ、金魚などを育てていたのですが、家族全員が池のある庭の素晴らしさを実感。
今度はもっと大きな池にチャレンジしようということになりました。

池の拡大計画を実行するにあたりまず考えたのは、自作するか、それとも前回のように成型品の池を購入するか、ということでした。
ガーテン仲間のほとんどは自作派が多いようです。
大きさや形を自由にできますからね。
そして、自作の池はまず成型品では売ってないくらいデカイです。
昨年金魚をくれた隣の隣のお隣さんは、一番深いところで1m60cmあると言ってました。
いくらなんでも深過ぎなんじゃ、、、
金魚以外の何かも飼っているんでしょうか?

みんな簡単に自作するような感じなのですが、ものすごく大変だと思います。
池の形に土を掘り、まず全体にモグラやネズミ対策のため金網を敷きます。
そして防水シートが破れないように毛布のようなクッション材、または柔らかい砂を敷き、防水シートをぴったりかぶせます。
それからレイアウト。
当初は私たちも自作しようと思っていましたが、それにかかる費用や手間を考えて辞めました。
大変すぎ。
成形品で売ってない程深い池や広い池、必要じゃないし。

そこで、某ホームセンターで売っていた中で一番大きな成型品を買うことしました。
容量が1000 L の池です。
前回のが確か 150 L の池だったので、かなりグレードアップですね。
睡蓮のポットの高さを稼ぐためブロックを置くことにしました。

深さは、150 L の池が50cmだったのに対し、新しい池は70cm。
ドイツの冬はおそろしく寒いため、50cmくらいの深さでは底に近いところまで凍ってしまうそうで、魚や植物が死んでしまうという話を聞かされました。
まさか30~40cmも凍るなんて、と私はまったく信じられないのですが、みんなまじめな顔で「うん、凍るよ」と言います。
そのため水深が70cmというのは、必要な深さであり、それくらいなきゃ安全とは言えないようです。
旧池と大きさをくらべると、全然違うでしょう!

幸い今回の冬は暖冬だったため、マイナス6℃くらいまでしか冷え込みませんでした。
それにしてもけっこうな厚みの氷が確かに出来ていましたね。
やはり湖で普通にアイススケートが出来ちゃう国、あなどれないようです。

子供たちは前から鯉を飼いたいと言っています。
今回の池なら確かに鯉も飼えそうな大きさですね。
でも鯉ってどうなんでしょう?
奴らは睡蓮とか水草の土をほじくり返したり、葉を食べたりするんじゃなかったでしたっけ?
やはりダメですね。

大きな池を持ってる隣の隣のお隣さんは、前に高い鯉を飼っていたガーテン友達がいたけれど鶴にみんな食べられた、と言ってました。
鶴に!
鶴じゃなくても、鷺とかコウノトリとか、カモメとか、外敵になりそうなのいっぱい居そう。

妻は同僚から「池にイモリがいつからか住み着いている」という話を聞いて来て、私たちの池にもイモリを住まわせたいと考えているようです。
もちろんこの考えに子供たちも私も大賛成。
同僚のところにイモリがたくさんいるなら、もらいに行こうという話になってます。
お礼は睡蓮の苗にしましょう。
株分けした物がいっぱいあるし。
日本でイモリといえばアカハライモリですよね。
ペットショップに行けば300円くらいで買えちゃうし、茨城で野生のも見たことがありました。
ドイツのイモリ / Molch (モルヒ) って、どんなんでしょう?
池のイモリとか山のイモリとか、何種類かいるようです。
                こんなの↓ですかね?
Teichmolch 池イモリって名前のイモリです。
背びれがギザギザになるのは発情期の雄のようです。
www.lars-ev.de より / Foto: A. Zahn 

こうして新しい池のイメージを頭の中で膨らませているうちに、ホームセンターから池が届きました。
その他にも、砂利や土、ブロック、柵など、自分たちじゃ運べない物を一気に購入。
大仕事の始まりです。

ちょうど妻は仕事の関係で日本に出張中。
ママがハレからヘルプで来てくれているのですが、庭仕事は彼女にとって喜びそのもの。
すごい勢いで作業を進めて行きます。
まるでプロの庭師のような手際の良さ。
私は彼女の言う通りに、とにかく土を掘りまくりました。

まずは旧池の移動。
移転先の場所を決め、穴掘り作業です。
マグデブルグは昔から土の質が良いそうで、掘りながらママはしきりに褒めていました。

移転先が掘り終わったら、旧池の水を掻き出し、睡蓮と金魚(2匹生き延びていました)を別容器に移し、カキツバタなどの植物もとりあえずどかします。
池の底に溜まったゴミや泥を掻き出し、ざっと洗って新しい場所に設置。
前回娘と掘った時には、すごく大変だった覚えがあるのですが、今回はあっという間に終わりました。
バリバリ働くママ。先月肩の筋を手術したばかりなのに、、、

そして新たな池のための穴掘り作業です。
こちらには土を掘り進めて行くスコップ(足をかけて力を入れられるタイプ/Spaten)と、そのスコップが掘りつつ崩した土を取り除きキレイに形を整えて行くスコップ( / Schaufel )とあるようです。

最初私が使ったのは掘り進めるスコップ / Spaten。
足を使い深く土を掘り下げて行きます。
上の写真でママが使っているタイプですね。

そして土を取り除くためのスコップ / Schaufel を使って穴の形を整えていきました。
ドイツ語でシャウフェル、シャベルのことですね、きっと。
このシャベル、グリップが太く私には握りきれないんです。
しかも柄を繋ぐ部分の角度から足で踏み込めない形状になっているため、完全に腕のみで使う道具なんですね。
Schaufel / Wikipedia.de より

大学時代、イタリアの彫刻を専門に扱う鋳造工場へ勉強に行った先輩が、帰国後イタリアと日本のスコップの使い方の違いを語っていたのを思い出しました。
イタリアの鋳造職人達は完全に腕だけで穴を掘り進めていたようで、作業をさせられた先輩は腰を入れられないスコップを使って穴を掘るのに大変苦労し、まったく使えないひ弱な奴と思われたという話です。
なるほど、このようなシャベルで掘らされていたのでは、、、

ここでスコップに関してですが、ウィキペディアで調べてみたところ、東日本地域と西日本地域でスコップとシャベル(ショベル)の言い方が違うようです。
私にとってはスコップは比較的大きな物。
シャベルは小さい物ととして使っていました。
これらは東日本地域の言い方のようですね。


しばらく掘ったところで腰が痛くなりました。
そして腕に力が入らなくなってきて、股の筋肉が震えだしました。
ママと二人してへとへとになりながら作業を完了。
一日でほとんど終わらせることができました。
始める前は、今日中に穴掘り出来れば良いねなんて言ってたのですが、池の周りのレイアウトまでやっちゃいました。
身体が痛いはずです。

水を入れられるのはまだまだ先です。
水道を開けてもらうのが今月の24日頃なんだそうです。
ドイツの4月はまだまだ急に冷え込む日があるそうで、5月の頭までは安心できないそうです。
雨が降って自然と水が溜まってくれると良いんですけど。

日本から帰って来る妻が新しい池を見てどんな顔をするか、楽しみです!


2015年3月17日火曜日

キクイタダキ、再び。

週が明け学校が始まりました。
いつも辛い早朝の「送り」も、その日は楽しみでしたね。
何故なら「キクイタダキ (Wintergoldhähnchen) を撮影する」という目的があったからです!

前の晩にカメラには望遠レンズをつけておきました。
撮影できるまで毎日カメラを持ち歩こうと考えながら、再び現場のトラム停へ。

ちょうど走れば乗れるタイミングでトラムもやって来ました。
知り合いのお母さんが「乗らないの?」という顔で見てましたが、ゆっくり歩いて乗り過ごします。
誰もいなくなったところでカメラを取り出し、キクイタダキ探しです。
やっぱり人は少ない方が探しやすいし、撮りやすいですね。
先日と同じ時間帯でしたが、いないようです。

そこで隣の公園へ。
この時点ではまさか再び出会えると思っていませんでした。

とりあえずしばらくフラフラしてみるかと、早朝の公園をカメラをぶら下げて散歩しました。
けっこういろいろな鳥がいるようです。
春が来ているということですね。
ヨーロッパコマドリ / Rotkehlchen

すぐにヨーロッパコマドリにも会えました。
本当に身近な奴だったんですね。
丸くて可愛いです。

そこら中にいるのはヨーロッパクロツグミ、アムゼル君ですね。
地面を走り回ってます。
その他、アオガラ、ちょっと大きめなハト(Ringeltaube / モリバトというそうです)、ズアオトリ、ゴジュウカラ、ハシブトガラ、なんかでしょうか。
ちなみにゴジュウカラのドイツ語名はKleiber(クライバー)。
指揮者の天才カルロス・クライバーはゴジュウカラっていう名字だったんですね。
可愛らしい。

アオガラの亡骸。
散歩中ふと目にした薮の下にアオガラの亡骸がありました。
「野生動物に老衰による死はない」というのをどこかで読んだことがありますが、体力が落ちて餌をとれなくなった時点でおしまいですもんね。
野生は厳しいです。

公園内で良く野鳥を見かけるポイントをまわって30分程過ぎた頃でしょうか、針葉樹の枝をせわしくなく鳥が動き回っているのを見つけ、近寄ってみると、、、
いました、キクイタダキ!


こんな簡単に見つけられるもんなの?
もしかして、ドイツじゃ普通に見かける鳥なんでしょうか?
しかもペア!
日本では富士山にまで見に行ったのに、、、

しかしこの鳥、上手く写真を撮影するのはすごく難しいです。
動きが速過ぎてピントが合わせられない、、、
幸いなことに、枝の隙間から樹の中に身体を入れられるくらい近づいても、樹から離れずに何かを突ついていてくれたので、じっくり見ることができました。

更に1時間くらい同じ樹の周りをぐるぐる回りながら撮影していましたが、シャッターを押せた回数がたった23枚です。
とにかくフレームに入れられない。
入れてもシャッターを押す前に逃げられちゃう。
連写とかの設定どうやるのか忘れちゃってたし、、、
ネットにアップされてるキレイな写真はすごい努力の結果だったんですね。

犬の散歩やジョギングをしてる人にはどういう風に見えていたんでしょう。
針葉樹に頭を突っ込んで何かやってる東洋人。

後ろ姿も可愛いですね。

ほとんどの写真がブレブレでした。
カメラの性能を使いこなせていない、、、
説明書、読むの苦手というか、嫌いなんだよなー。
その前にどこにしまったか探す必要がありますね。

それでも1枚だけ撮れました。
キクイタダキ / Wintergoldhähnchen

頭の黄色も何とか見えます。
キクイタダキ撮影作戦第一回目にして成功です。
寒さを忘れて写していたのですが、すっかり冷えていたようです。
トラムの暖房がありがたかった。

午後になり、子供を迎えに再び学校へ。
すかさず子供たちに自慢しちゃいました。
野鳥好きな娘は「公園を通って行こう」と提案。
一時間周りを廻った撮影スポットの針葉樹を教えてあげました。

公園の反対側にもトラムの乗り場があるので、そこまで散歩をかねてゆっくり公園内を野鳥探ししながら歩きました。
すると、またしてもキクイタダキが!!
今度は娘が見つけました。
低い木の枝をチョロチョロ飛び回っていました。
かなり近づいていたのですが逃げもせず、また朝よりも気持ちゆっくりしている様子。
おかげでいつも見逃す息子もしっかり見ることができたようで、大喜びです。


こういうことが多々あるんですよね、カメラを持っていなかったのが本当に残念でした。
しばらくの間は持ち歩こう。


でも本当にこんな簡単に見つけられちゃう鳥なんでしょうか?
もしかしてマグデブルグが野鳥のたくさんいる街なんですかね?
とにかく野鳥好きな自分にとってはラッキーです。
外に出るのが楽しみになってきました。

2015年3月14日土曜日

キクイタダキ

先日、子供たちを学校に送って帰りのトラムを待っている間、ぼんやり樹を眺めていたら、視界の隅で鳥が動くのが見えました。
どんな鳥かと思って目を凝らすと、何とキクイタダキ!
Wintergoldhähnchen / de.wikipedia より
キクイタダキは日本にもいる鳥で、国内最小クラス。
頭のてっぺんに黄色い菊の花びらを載せているように見えるため、キクイタダキ(菊戴)という名前なんだそうです。
神奈川の家具屋で働いていた時の上司がバードウォッチング好きで、一緒に富士山5合目までこの鳥を見に行ったことがあります。
運良く水飲み場にやってきたキクイタダキを見ることができましたが、上司の話ではバードウォッチング好きな人たちの憧れの鳥なんだそうです。
亜高山帯に住む鳥のため、なかなかお目にかかれないんですって。
例え見れても、木の枝にとまったりしていると見上げる状態なので、頭頂の菊が見えなかったりするんだそうです。

「初めて来て見れちゃうなんて、君はラッキーですよ」と、大喜びだった上司に言われたのを覚えていますね。
トラムの乗り場で再び見ちゃった。

ドイツでは Wintergoldhähnchen という名前です。
ヨーロッパでも最小の鳥だそうですね。
小さくて動きも速いのでなかなかじっくり見れなかったのですが、ちょうど目の高さより低い枝を移動していたので、頭の菊も見ることができました。
ほんの2、3m先の茂みにいたのでカメラを持っていれば写せたのに、、、
悔しい!

来週からしばらくカメラを持って出かけることにします。
再びキクイタダキに出逢えるか?

野鳥と言えば、前に上手く写せなかったヨーロッパコマドリ。
リベンジしました。
Rotkehlchen
1月に小学校の近くの公園で撮影できました。
その後、けっこう頻繁に見ることができて、借りてる庭にも来てたりするのを目撃。
こちらでは本当に身近な鳥なんですね。

それと数日前にはカワセミも見ました。
娘が通ってるバレエ教室のすぐ横にある小川の上を飛んで行く姿を娘と一緒に見ることができました。
日本にいるカワセミよりも青が若干くすんで見えたのは天気のせいだったんでしょうか。
上から見下ろす感じだったためか、オレンジ色は見えませんでしたね。
マグデブルグ、素敵な野鳥がいっぱいいるじゃない!
カメラに望遠付けて持ち歩こうと思います。


前回ライプツィヒで行われている「本のメッセ」に行くことになりそうだと書きました。
当初は今週の木曜に二人で行くという話しだったのですが、前々日に電話で考え中と。
そして前日に電話をしても繋がらず、結局木曜は中止になりました。
Leipziger Buchmesse のロゴ / wiki より

どうも友人の作家さん、メンタルが下降気味らしく、営業なんてできなさそうなんですって。
彼女、いろんな出版社にメッセの会期中話ができないかと、電話をしていたそうなのですが、どうも反応が悪かったらしいんですね。
私のところにも「まだ出版社との約束が取れてない」というメールが数日前に届いてました。
バカ扱い、小物扱いされてむかつく、みたいなことを妻に言ってたそうです。

確かにこれが現実ですよね。
作家や芸術家は売れればどこも大事にしてくれるのでしょうが、認められる前は自称作家っていうだけですからね。

妻も友人の気持ちが落ち込んでいるんじゃないかと心配をし、土曜(本日)に行くなら妻も一緒に来るけどどうか?、というメールを出していたのですが、昼の段階で返答がありませんでした。
大丈夫かな?
Leipziger Buchmesse HPより

ということで、ここ数日メッセまでなるべく多く完成させようと思って挿絵を描いていたのですが、どうも行けないようですね。
ちょっと残念。

この残念は売り込みに行けなかったことに対してじゃないんです。
当初から彼女の手伝いって形で挿絵を描いてたわけですし、自分じゃこちらの出版社に会ったところで、売り込みなんか出来ないしね。
むしろ、そういう面倒なことはおまかせという感じ。

ただメッセ自体に行きたかったんですよ!
先日メッセ開幕のニュースをテレビでやってて、世界最古の本メッセだとか、日本のマンガが盛り上がってると言ってたんです。
明日までやっているので一人で行って来ようかな。
でも読めない本のメッセに行ってもねー、、、

2015年3月6日金曜日

ハレの友人宅へ行きました。(でも先月の話)

ドレスデンに行った次の週、ハレに出かけてきました。
まだ先月の話ですね。

ハレでは久しぶりに妻と二人きりで買い物に行きました。
最近買いたい物がなかなか見つからないんですよ。
決して欲しい物がないわけじゃないんですけれど。
結局デパートの食品売り場をじっくりと見てまわることになりました。
Saale / ザーレ川、水鳥がいっぱい。
それから妻の友人の作家さんのところへ行ってきました。
ハレ大学の日本学科(らしい)
作家さんの家の近所にありました。
彼女の家に行く途中、ザーレ川沿いの散歩道を通ります。
橋の上から

カモ達がたくさん来ていました。
数年前は白鳥もいたんですよ。
アヒル?
彼女に頼まれていた短編集の挿絵を見せに行ったんですねー。
これまでもちょこちょこスキャンした物をメールで送っていたのですが、「やっぱり本物は感じが全然違う。すごく素敵!」と大変喜ばれました。

今の通りの感じで進めて良いそうです。
私が「例えばこの話はこのシーンを描いてくれっていうのってある?」と聞いてみると、「ない。それはあなたの感覚で自由に描いて欲しい!」と強く言われてしまいました。
教えてもらった方が原文を読む苦労が無く描けると思ったのに、、、
彼女の旦那さん(舞台俳優)は、「教えてあげた方が彼にとって楽なんじゃないか」と、私の気持ちを解ってくれていたのですが、「いや、彼自身の視点で描いてもらいたいの」と。
それだけ評価されているということで、喜ばなきゃなりませんね。

とりあえず挿絵の方はすごく気に入ってもらえたようです。(良かったー!)
更に彼女の創作意欲にも火をつけてたみたい。
新しく見直したバージョン2をもらいました。
もう半分描いちゃってたのに。

本当はいくつか描いた絵を載せたいのですが、一応どこにも発表していない物とか約束事がありそうなので、下描きバージョンをひとつ。
白鳥とカモの友情のお話。

そして何だか良くわからないうちに、今月の半ばにライプツィヒで行われる本のメッセに行くという話が浮上。
どうも作品を出版してもらうために売り込みに行くということらしいです。
それなら、「描いた絵を持って行って良いよ」と渡そうとしたところ、
「いや、一緒に来たほうが良い!」と、、、
どうやら私も行くことになったようです。

ライプツィヒの本メッセ(日本ではライプツィヒ・ブックフェアというらしいです)は、世界最大のフランクフルト・ブックフェアと並んで、その業界じゃすごく有名なメッセなんだそうです。
最近は日本のマンガとかがかなり盛り上がっていて、コスプレイヤーとかも多いんだって。
何だか楽しそう!
そういうのって実際見てみたい、、、

昨日、作家さんからのメールでメッセの初日に行くという連絡がありました。
初日以外都合が悪いんですって。
しかしその日は妻も仕事でベルリンに出かける予定なので、通訳なしという状態で営業に行くことになります。
大丈夫なのだろうか?
まあ、何とかなるでしょう。
今までブックフェアなんて行ったことがなかったので、それだけでも楽しみです。

この挿絵を描き始め、あったら絶対便利だろうということで、トレース台を購入しました。
台というよりは板ですけれど。
実際使ってみて実感しました。
今まで持っていなかったのが悔やまれる程に、そして最初から使っていればもっとうまく描けてたのにと痛感する程、便利で良い感じ!

amazon de にてDB POWER という、何やらドイツ鉄道の仲間みたいなメーカーのA3サイズを買いました。
描いてる紙のサイズはA4より小さいのですが、大きいのを買って正解でしたね。
使い勝手が良いです。
DB POWER /A3 Light Panel Artgraph Copyboard LED Light Table Tracer ,,,
名前が長い、、、
娘は興味津々。
今度使わせてあげよう。