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2015年6月27日土曜日

帰国してました。

久しぶりの更新です。
実は日本に帰ってました、6週間ほど。

今年に入ってから私の親戚が次々病に倒れ、5月には叔母の一人が亡くなりました。
飛行機のチケットは叔母が存命中に買っていたのですが、急な展開に間に合うことはできませんでした。
今回はお見舞い(父やもう一人の叔母)&法事参加のためという、ちょっと寂しい帰国となりました。
そして出国2日前、喪主である叔父も救急車で病院に搬送され大病を患っていることが判明。
続く病の連鎖、一体どうしちゃったんでしょうか?

飛行機はゴールデンウィークが終わった直後ということもあり満員でした。
只でさえヨーロッパからのフライトは長時間で疲れるのに、混んでると余計ですね。
思い切り帰国を楽しめない感じで久しぶりの成田到着。
2日後に叔母の四十九日があるため、最初は東京です。

法事は天気にも恵まれ、喪主の叔父も何とか参加でき、無事に叔母の納骨が行われました。
みんな高齢者なのでこういうことが起こるのも仕方の無いことなのですが、やはり近しい人たちが病気になっていくという状況を、自分はいまひとつ信じられませんでした。
何とも言えず寂しいですね。
叔父は次の週から入院することとなりました。

法事と見舞いのための帰国とはいえ、毎日そんなことばかりではありません。
時間をつくって八戸の友人のところへチラッと出かけてきました。
短い時間でしたが、友人との時間は何かまったりしていて良かったです。
美味しいご飯もご馳走になりました。
鯖で有名なお店で、昼の定食を。美味しかった!
こちらは東京へ帰る日の朝、魚市場で食事。

そして東京では、前回行けなかった根津美術館へ出かけてきました。
この時期は国宝、尾形光琳の燕子花図屏風が観られますからね。
しかも今年は光琳の300年忌ということで、MOA美術館から紅白梅図屏風も同時に展示されていました。
燕子花はやはり素晴らしかった。
混んでたのが少々残念でしたが、東京の美術館はどこもそうみたいですね。
根津美術館の庭園にて、燕子花
美しい庭園です。
作品鑑賞後、庭園をぶらっとして日本人の美意識の高さを再確認していると、カラスアゲハのつがいがツツジの蜜を吸いに来ていました。
そういえばドイツではカラスアゲハ見たことないですね。
いないのかな。
相方が蜜を吸うのを後方で見守っているようでした。食事中のメスをオスが待ってる感じですかね?
それから東京現代美術館にも出かけました。
東陽町に住んでいる友人を訪ねることになったので、そのついでに「山口小夜子 未来を着る人」展を観てきました。
どうゆう展示になるんだろうと思っていたのですが、なかなか見応えがありましたね。

東京現代美術館
ダニ博士、レース編み作家のKさんにも会ってきました。
ドイツのダニチーズ村を一緒に訪ねてから、彼らの間でダニチーズ熱が一層燃え上がったようですね。
6月にヨーロッパ三大ダニチーズ生産地探訪するべく、残る二つの村があるフランスへ出かけることになったんだそうです。
博士の方はある意味専門分野なのでわかるんだけど、Kさん、どっぷりハマってますね、、、
もはや作家兼チーズダニのブリーダーとなっています。
博士の研究室で彼らの旅の日程打ち合わせに付き合った後、夕食に出かけました。
いろいろな話が出来て面白かったー。
あまりに楽しくて終電を逃すことになり、博士の勧めでマンガ喫茶宿泊を初体験。
博士曰く「日本のカルチャーを知っておくべきだ」と。
まさかこんなことになるとはって感じでしたが、いろんな世界があるんですね。
マンガ喫茶はほぼ満員のようでした。
帰らない人がこんなに居るとは、、、びっくりです。

そして広島へ。
まずは瀬戸内海の島に住む叔母を訪ねました。
叔母も今年に入ってから病気になり、入退院を繰り返していました。
現在すでに病気は治っているのですが、しばらくは定期的に病院に通い、薬を飲み続けなければならないようです。
10kg以上体重が減ったそうで、そのぶん体力もかなり落ちていました。
はやく元気になってもらいたいです。

叔母のところに3日程やっかいになってから、広島市内にある実家へ出かけました。
自宅で父の介護をしている母は思ってた以上に元気そうでした。
父の方は現在は退院し、週2でリハビリセンターに通っています。
父も何とかがんばってるようですね。
ちょっと安心しました。

すると再び東京の妹から悪い知らせが。
入院している叔父には3人の兄がいるのですが、一つ上の叔父も入院することになったというのです。
胃潰瘍だったそうですが、また一人母親側の弟が入院。
こうなってくると何か不吉な力が働いているんじゃないかと思ってしまいますね。
ご先祖様がお守りしてきたという虚空蔵菩薩(コクゾウさんと呼んでました)の祠。
墓参りにも行ってきました。
自分もいずれここに入るんだなという思いがあるからか、何か不思議と落ち着く感じがします。

当初、今回の帰国は3週間を予定してチケットを取っていたのですが、病人が続出したこともあり妻と相談、帰りを更に3週間延ばすことにしたんです。

おかげで広島で両親との時間をゆっくり過ごすことができました。
その間弟達が入院している東京へ、見舞いに行ってきなと母に提案。
出かけてる間は自分が父の面倒を見ててやるから、と!

そうでもしないと、ある程度介護が必要な父を一人にして家を空けれませんからね。
しかし私も介護などまったくの未経験。
ご飯を作ったり、必要な物を取ったりするくらいしか出来ることなんてありません。
それでも何とかなるだろうと、母を東京へ送り出したのは良いのですが、その数時間後、ついに災いは私の身に降りかかったのでした。

                     (つづく)

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