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2013年9月28日土曜日

ドーム

マグデブルグには有名な大聖堂があります。
名前もそのまんま Magdeburger Dom。
何でもドイツ最初のゴシック建築と言われているようです。(wiki参照)
とても見応えのあるこの大聖堂、時々行きたくなるお気に入りの場所です。
Magdeburger Dom
大き過ぎて写真に撮るのが難しい

そして昨日、再び出かけて来ました。
でも今回はちょっと特別。
普段は入れない塔に上がって来ました。
友人が父親の誕生日ということで企画したガイド付きの特別ツアーに、家族で参加させてもらったんです。

いやー、階段がキツかった。
全部で何段あったんでしょうか、私よりかなり年上のガイドさん、まったく問題なく上がってました。
一日何回くらい上り下りしているんだろう?
最も上のところは階段が螺旋状になって幅も狭く、眼が廻りそうでした。
お相撲さんはあがれないでしょうね。

しかし苦労をして上っただけの価値はある風景に、みんな大喜び。
一部高所恐怖症なメンバーもいたようです。
エルベ川
フンデルトヴァッサー・ハウス
天気が良かったためとてもきれいに景色が見えました。
この辺りは平野なんですね。


この大聖堂には神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世と妻のエディタが眠っています。
大戦時に街のほとんどを破壊されたマグデブルグですが、さすがに大聖堂は攻撃をされなかったようです。
私たちが入れてもらった上へ続く階段の部分は、4mの厚みにもなる壁に四方を守られていて最も強度がある部分のため、戦時中大聖堂にある宝物を壊されないように仕舞い、封印したんだそうです。
そしてその作業に関わった人たちが誰一人話を漏らさなかったため、侵攻して来たアメリカ軍も宝物を見つけることができず、奪われないで済んだそうです。
ふたたびその宝物が発見されたのは1952年、終戦から7年後のことでした。
エディタの棺? この写真は2012年9月撮影

鐘のある部屋にも入れてもらいました。
普段時報で鳴る鐘の他、クリスマスなど特別な時にしか鳴らない鐘もあるそうです。
太い材木の柱で鐘が支えられています。
建物の石材に直接鐘の振動が伝わると割れて来てしまうため、木で壁を作っていました。

鐘の部屋から降りて来た木の柱たちを壁のあちこちに置くことで、音を建物に伝える仕組みになっていました。

その柱のひとつに彫られた人物像
今回は大聖堂の上まで上がるだけでしたが、近いうちにもう一度行ってゆっくり見学してこようと思います。
階段を下りて外に出る頃には完全に膝が笑ってました。
もっと運動しなきゃダメですね。








2013年9月17日火曜日

選挙

今月の22日、選挙があります。
そのためちょっと前からあちこちに政党の看板が建てられてます。

小学校2年生の子供たちも「ママは何(政党)が良いの?」「〜が好きなんでしょ?」なんて質問を夕飯の時にしていました。
政党の名前なんて知ってるの、とちょっと驚きました。
小学校でも選挙の話とか子供同士でしているんでしょうか。

そういえばテレビの子供用番組でも、政治のニュースを時々目にします。
お笑い番組にも政治家をネタにしているコメディアンがけっこう出て来ます。
子供たちは私が思っている以上に詳しく知っているのかもしれませんね。
メルケル首相のことも、「アンゲラ」とかファーストネームで呼んでるし。

そのアンゲラ・メルケル首相、本日私たちの住む街にやって来ました。
このザクセン・アンハルト州は首相の政党、CDUの人気が低い地域らしいです。
何とか盛り上げたいんでしょうね。
何日も前からポスターで告知されていて、子供たちも何となく気になっていたようです。
「アンゲラ来るの?」、「マルクトにだよね?」、「見に行く?」
数日前から近所に建っている看板を見て、何度も聞かれました。

子供たちの通う小学校の帰り道沿いにマルクトがあるので、学校帰りにちょうど演説しているところが見れそうだと思ってましたが、昨日からママが来てくれていて、子供たちのお迎えもママが行ってくれたため私は家で留守番となりました。
きっと多くの人が集まったことでしょう。

子供たちは学校から帰ってくると開口一番、「アンゲラがマルクトでしゃべってたよ!」
「トラム(路面電車)からアンゲラ見えた!」
「こんな風に話してた!」と真似までしてました。
何故かちょっと興奮気味。
小学校2年生が政治家を見てこんなに盛り上がるなんて、、、
子供たちがアンゲラ、アンゲラと騒いだそうで、ママは路面電車でかなり恥ずかしかったようです。

若い人に政治への関心を持ってもらうという点で、ドイツの方が日本より上手くいってるみたいですね。

2013年9月10日火曜日

コンサート

久しぶりにライプツィヒに出かけて来ました。
クラシックのコンサートを聴きに行くためです。
ライプツィヒまでは電車に乗って1時間ちょっと、実は近いんですよね。
ライプツィヒ中央駅

今回聴きに行ったコンサートはピアノのデュオで、演奏者はマルタ・アルゲリッチとマウリツィオ・ヴァリナ。
このコンサート、地元のピアノメーカー、ブリュートナーがプロデュースしたコンサートで会場はゲヴァントハウスです。
Blüthner Classics という名前でいろいろと企画しているようですね。
ライプツィのブリュートナー・ショールーム
妻が先月ピアノを購入する際いろいろと調べているうちに、ブリュートナーのHPでこのコンサートを知ったみたい。
アルゲリッチは10数年前NHK交響楽団のベルリン公演で聴けるはずだったのですが、直前の病気とやらで急遽交代してしまい、聴くチャンスがありませんでした。
CDもショパンを一枚持ってただけで、それもほとんど聴いてないCDだったため、どんな演奏をする人なのか知りません。
才能のある美人ピアニストっていうくらいです。
「鍵盤の女王」と呼ばれるアルゲリッチの演奏、チャンスがあれば聴いてみたかったんですよね。
それと何よりブリュートナーのピアノの音が聴いてみたかったんです。
Gewandhaus Leipzig

プログラムはモーツアルト、ラフマニノフ、シューマン、リスト、ヴィトルト・ルトスワフスキ(詳しくはブリュートナーのホームページでどうぞ)。
知っている曲はありませんでした。
クラシック音楽は聴きくのは好きですが、詳しくないです。

ピアノデュオのコンサートも初めてでした。
最初は二人の奏者が作り出す緊張感で目眩に襲われそうでしたが、いつしか緊張するのも忘れるほど引き込まれました。
妻は静かなメロディーでの掛け合いで涙がこぼれたそうです。

席が一番上の後ろの方だったため奏者の顔の表情までは見えませんでしたが、真ん中よりちょっと左寄りという場所だったので全体はよく見えました。
70歳を過ぎてるアルゲリッチですが、すごい迫力、パワフルです。
ついつい眼で追っちゃいます。
彼女が時々印象的なフレーズを力強く弾いて、リズムを作っているというか、相手を引っ張ってるという印象でした。
弾き終わって挨拶をしているところなんかは、なんだかとても可愛らしい感じなんですけど。

アルゲリッチの演奏でお気に入りのピアノ曲、聴いてみたくなりました。
演奏が終わり夫婦共に少々興奮状態でゆっくり出口に向かっていると、何やらサイン会が行われる様子。
アルゲリッチほどの大物でもサイン会とかあるの?と思いつつ、そんな彼女を近くで見てみたいとやって来るのを待ちました。

アルゲリッチさん、歳をとっても奇麗というか、魅力的でしたね。
多少不機嫌そうだった感じがしないでもないですが、演奏後サイン会、お疲れだったでしょう。
大したもんだ。

ミュンヘン近郊に住んでいるという日本人のピアニストの方にも偶然声をかけられ、ちょっとした出会いもありました。
共演したマウリツィオさんと知り合いで招待されたそうです。
クラシック音楽といえばやっぱりドイツは本場。
日本から勉強や働くために来ている演奏家の方達が多いです。
ベルリンに住んでいた時に知り合った日本人も、半分は音楽家の人達でした。
演奏する側からの話をいろいろ教えてもらえたりして、とても面白かったですね。
今回の出会いも大切にしよう。

それから生で聴いたブリュートナーの音、なんて言ったらいいんでしょう。
とても暖かいというか、柔らかい感じのする音でした。
当たり前だけど我が家のブリュートナーとは全く違いました、、、

それでブリュートナー購入後日談。
あの後すぐに調律師に来てもらったんですが、上板を開け中を一目見て「ダメダこりゃ」と!
何でもピアノ線がいくつか途中で繋いであるようなところがあり、調律というレベルではどうにもできないんだそうです。
修理が必要とのこと。
それでもし完全にオーバーホールするといくらくらいかかるの?と気になる質問をしたところ、「おそらく3000〜5000ユーロくらいじゃないか」と、、、
妻はかなりショックを受けてましたね。

調律師は「ブリュートナーはとてもいいピアノだから本当に残念だけど、これはどうしようもない。こういうピアノはあげるって言われても、もらっちゃいけないピアノだ。」とも言ってました。
そんな酷い状態だったのかよ、、、
確かにミョーンとか変な音するし、鍵盤が重いとこと軽いとことあったりするし、何より古いから仕方ないなとは思ってましたが、、、

そして調律師が何もできないと帰ったその後、再びピアノを売ってくれたある村の合唱団責任者から「その後どうだ?」という連絡があったんです。
言うのは悪いんだけど、、、と妻が彼と調律の件を話すと、それは本当に申し訳ないことをした、お金を返しにそっちに行くからと、わざわざ返金に家まで来てくれたんです。
ということで、我家のピアノ、かかったのは運送費だけでもらったピアノとなりました。

今回のコンサート、おそらくブリュートナーが用意したのは最高の2台だったはず。
そのきらめく音色に近づけるべく、うちのボロさんもいつか修理をしてあげたいと思いました。

いずれにしても久しぶりのクラシックコンサート、文化的で良い夜でした。

2013年9月8日日曜日

ママの料理

外国で生活している日本人にとって、食事はけっこうというか、かなり大きな問題だと思います。
日本では簡単に手に入る食材や調味料が、なかなか買えないとか、まったく売ってないとか、何かと苦労している人達も多いのじゃないでしょうか。

私は毎日ご飯じゃないとダメというほどの日本食派ではないのですが、それでもドイツのスーパーで買える物で満足しているかというと、答えはNO、Neinですね。
もちろんこれは料理をする側、私のレパートリーの少なさ、アイデアの乏しさがそのまま不自由さに繋がっているので、けっしてドイツのスーパーが品薄と言ってるわけではありません。
しかし日本以上に食材が豊富ということもないです。

主に平日の料理担当の私にとっては、毎日の夕飯は頭を悩ませる課題です。
料理が趣味とかではないので、凝った料理は作る気がしません。
何より作れません。
必然的になるべく簡単に、一品で充分なおかず作りを目指す傾向になります。

よく知り合いから「普段何を食べているのか」と聞かれます。
日本のご飯は美味しいと思われているようで、みんな興味津々。
「適当」としか答えようがないのですが、こちらの人達からはおそらく謎の日本食とでも思われているのでしょう。
子供たちが毎日持って行くお弁当は、大抵前日の夕飯なので、月曜以外はほぼ私が作ったもの。
カレーやパスタなども頻繁に作りますが、それだって日本風。
何にでも醤油使っちゃてるし。
子供たちの話では、同級生たちも気になっているそうです。

日本ではレストランなどで外国の料理が普通に食べれますが、こちらでは和食は簡単に食べれません。
だからこちらの人は和食についてほとんど知りません。
食べれる和食は寿司くらいですね。
お寿司はとても人気のようです。
ちっとも美味しくない上に何より高くて、食べに行きたいとは思いませんけど。
やっぱり魚よりも肉の国ですからね。

どうせなら寿司よりも牛丼とか、カツ丼、親子丼なんかの方が、より簡単に日本人が納得する味で店を出せるような気がしますが、何故かそういう店は無いようです。
誰かやらないんでしょうか?(丼物にこだわりがあるわけじゃないですよ)

そんな主に肉食のドイツ料理、例えばどんなでしょうか?

日本人にとってのお米が、こちらではジャガイモ。
ママの料理にはかかせません。
これから茹でられるジャガイモたち。
妻は休日になるとキッチンに立ち、朝からいろいろ食事を作ります。
普段食べられないドイツ料理を食べるため、いや、ジャガイモを食べるためかな。
しかし彼女はドイツ人ですが、かなりの日本食通(美食家という意味ではありません)。
日本で買った料理本を見ながら、本格的な和食を料理し、味噌も手作りしているほどです。
先日借りた庭で日本の野菜を育てる計画も立てています。
結局休みの日にも和食を作る方が多いんですね。
和食は健康的ですし、、、

そんな我家ですが、やっぱり時々ドイツ料理が食卓に出ます。
ママが来た時とか、ママの家に行った時とかです。
典型的、伝統的なドイツ家庭料理ですね。
もちろんほとんど肉料理。

彼女自身「私は肉をそれほど食べない」とか言うのですが、作る料理はほぼ完全に肉料理。
ブタやウシ、鳥はもちろんですが、ガチョウや羊、ウサギなんかも使います。
そんなママの料理を時々紹介していこうと思います。

まずは最近ごちそうになったメニューを。
Hähnchen Braten mit Rotkohl und Kartoffeln

鳥の丸焼き、赤キャベツとジャガイモ添え。
キノコ、タマネギ、トマトなどを入れて作ったソースをかけて食べました。
鳥を丸ごとオーブンで焼くのですが、品質が良くないと肉がパサパサになり美味しくありません。
これはBIOの鳥だそうで、とてもジューシー、美味しかったです。

Gefüllte Paprikaschoten
こちらは肉詰めパプリカのトマトソースですね。
ちょっぴりハーブの利いた肉がパプリカと良くあって美味しいです。
パプリカも大きいので、2つも食べればお腹いっぱい。

Tafelspitz
これはターフェルシュピッツという、茹でた子牛の肉料理です。
西洋ワサビのソースで食べました。
独特の風味がある西洋ワサビが子供たちにとっては辛かったようで、いまいち不評でしたが、ちょうど良いアクセントになって美味しかったですよ。
肉のこってり感をすっきりさせるっていうのか、消化を助ける効果とかもありそう。

Grüne Bohnen im Speckmantel
 茹でたインゲン豆に豚のベーコン(ほとんど脂肪のもの)を巻いて焼いた料理です。
日本のアスパラベーコン巻きに似てますね。
焼いたベーコンからは脂がたくさん出てカリッとした歯ごたえになり、やわらかいインゲンとマッチしてとても美味しいです。
子供たちが大好き。

ママの作る料理は、私の貧弱な料理レベルでは思いもしない作り方や食材の使い方で驚きばっかりです。
ここは醤油だろうという場面でハーブをいっぱい使うとか、細かいところでいろいろと違うんですね。
言い方が変ですが、やっぱり異文化なんだと思わされます。
面白い!

2013年8月25日日曜日

新学期の準備

9月から子供たちが小学2年生に進級します。
現在持ち物を準備中ですが、これがいろいろと面倒くさい、、、
教科書だけでもけっこうな数になります。
教科書、ノート、バインダー、この他にも画帳とか自由帳などがあります。

しかもこちらの学校は、教科によって色の違うカバーを教科書にかけてくれというんです。
国語(ドイツ語)が赤、算数が青、フランス語が紫、生活?(理科のことかな?)が緑、音楽がオレンジ、など。
子供にわかりやすいようにっていう事なのかもしれませんが、そんなの必要なの?って感じ。
妻に聞くとカバー無しでボロくならないかと、逆に聞かれました。
そんなボロボロになるようなことなんてなかったと思うし、どんだけ乱暴に扱うとなるんだろうと思いましたが、、、


しかも教科書の大きさが揃っていないため、教科書を文房具屋に持ち来んで買うこととなりました。
合うサイズがないのもあるため、いくつかは手作りしなければなりません。
そういえば去年は初めての事で不慣れなうえに、そういった準備があることを入学式の間際に気づいたため、深夜まで作業することになったんでした。


だいたい日本の教科書よりも丈夫そうというか、一冊がずっしり重い感じです。
どの教科書も社会科の資料集みたい。
その割にはノートはペラペラで、安っぽい紙が使われています。

ちなみに外国にいる日本人の子供は、大使館に連絡すると教科書をもらえるんですね。
ベルリンにある日本大使館から我家の子供たちもいただきました。

その他、万年筆にバインダー、コピー用紙など、小学校の低学年が使うの?と思うような物もいくつかありますね。
万年筆はさすが、アルファベット圏の国ですね。
低学年に使い勝手良い硬さ、サイズなど、amazonとかで調べてるのか妻は評価高いといわれている物を買っていました。
しかし息子は毎日指を青く汚して帰って来てましたけど。

それとこちらの小学生が日本と違うところといえば、何よりランドセルですね。
最近は日本のランドセルも色数が増えたようですが、こちらは形や模様も様々です。
1年生になる前にどんなデザインが良いか、子供たちに聞いて選ばせました。
娘はシャチの模様がついている水色とオレンジの物。
息子は青ベースのサッカーボール模様で、スーツケースで有名なサムソナイトの物です。
ランドセル

ランドセル、筆箱、シューズ袋と、だいたいこの3点セットが同じ柄で揃っていて、物によっては更に、スポーツバッグ、ショルダーバッグ、財布まであるようです。
模様も豊富で、女の子用では妖精、馬(ドイツでは女の子に馬が大人気)、イルカ、花柄、ユニコーンなどなど。
男の子用だと、サッカー、消防車、ロボット、海賊、キャラクターではホットウィール、スターウォーズ、レゴのニンジャゴーなんかがあったりします。
しかし昨年の入学前デパートからネットまでいろいろと見ましたが、なんかどれもピンと来なかった。
日本からランドセル持ってくれば良かったかと思ったほどです。

我家の子供たちは基本の3点セット。
それでも1年生にはこの荷物、フル装備は持てません。
ランドセルに教科書をいっぱい入れた状態で背中にしょわせたら、そのままひっくり返りそうでした。
低学年には重過ぎ。
2年生になってもまだ無理ですね。
なるべく軽いランドセルにしたんですけれど。
それと細かいことを言うようですが、筆箱がまた大き過ぎてランドセルに入れると1/3くらい場所をとります。
こういうところも「えー」って感じ。

ということで、今回は新学期が始まる前日に、学校へ半分くらい荷物を持って行く予定です。

2013年8月24日土曜日

我家のクラインガーテン

アパートの前にある貸し庭(クラインガーテン)のグループ責任者から、「庭に空きが出るから見に来ないか」という連絡がありました。
ここのところ週末は、ハレ郊外のママの庭で過ごしていた私たち。
庭や近所の国立公園から果実たくさん収穫して来ました。
自然の恵み、良いですねー。
果物が庭にあるのって、とても嬉しいものです。
自分たちにも果樹のなる庭が欲しいなと思いました。


ママの庭とその近所にある国立公園から収穫してきた果実。

どんな庭が借りれるのかと楽しみにして約束の日、見学そして現借主との面談を迎えました。


現在の借主は市内に住む老夫婦。
30年くらい前から借りているそうで、とてもきれいにしている庭でした。
なんでも昨年旦那さんが庭仕事中に転倒し足に怪我をしたそうで、もうこれ以上は庭仕事は無理だと、解約することにしたそうです。
しかし長年大事にして来た庭、簡単に手放したくないのは当たり前ですよね。
「良い人に借りてもらいたい」と責任者に声をかけたようです。

そこで我家に声がかかりました。
責任者の人が覚えていてくれたんですねー、どうもありがとう!
どうやら私たち家族、けっこう良い人に見えるようです。
もちろん悪いことなんてしないし、人相だってそんなにひどくありません。
誰が見ても無害そうだと思うので、当然そのように見えてもらわないと困りますけど。

私たちの家族4人と、ハレから来ていた庭の大先輩、ガーテン歴半世紀くらいのママも一緒に庭見学に出かけました。
紹介された庭は広さはそれほどありませんが、とても大事に管理されている庭というのが一目見てわかりました。
きちんと刈られた芝、雑草がはえていない花壇、果樹も地面に落ちた実がぐちゃぐちゃになっているなんてこともありません。

小さな小屋もきちんと片付けられていました。
オーナーも「全部乾いてる」という言い方をしていました。
つまりは湿気ってない、雨漏りとかしていないってことでしょうね。
妻はすぐに決めたようです。
「私たちのことを待っていたように感じた」とまで言ってます。
庭を見る目はけっこう厳しいママも「これはあななたたちにとって完璧な物件」と。

私は果実の樹が杏だと聞いて完全にやられました。
子供の頃から杏飴とか干し杏とか、駄菓子屋で売っていた杏のお菓子が大好きだった私にとって、杏の樹はまさに憧れ。
ジャムでも杏ジャムが一番好きです。
そして杏以外にもサワーチェリーの樹が2本ありました。
いやー、素晴らしい。
私にとっては最高の果樹ですね。
妻ほど庭熱がない私でも、是非借りたいと思いました。
ママの庭産ブルーベリーソース、作り中
左からプルーン、ミラベレ(赤)、杏、ブラックベリー、ミラベレ(黄)、ブルーベリーのソース
いただいた杏で作りました

相手の老夫婦も私たちのことをすぐに気に入ってくれたようで、しばらくお互いの紹介や世間話をした後、私たちが譲ってもらえることになりました。
その日に聞いた金額は 540ユーロ。
後日、庭に査定屋さんが来るそうで、しっかりした金額を調べてもらい再び連絡するとのことでした。

こういった査定屋もあるのかとちょっとびっくり。
確かに何もない空き地を使い勝手の良い自分の庭にするのは、大変な労力と時間、お金がかかります。
譲る時は出来れば少しでも良い値段をもらいたいですよね。
そこで庭の査定屋に来てもらい、きっちり数字を出してもらう。
ほとんどの場合が希望金額より低くなるらしいです。

実際、前に紹介された物件はもうちょっと広かったのですが、長いこと手入れされていなかったようで荒れ放題、建ってる小屋はあちこち腐っててボロボロ、更に植えてある樹も3本ほど他の植物に有害な菌を保有するらしく切らなくてはならないなど、借りた後たくさんやらなくてはならない事があるにもかかわらず、借主が400ユーロ希望ということでした。
もちろんキャンセル。
結局、庭の酷さを見たグループ責任者が査定屋を頼むまでもなく、この状態なら 100ユーロがいいところだろうと借主を説得、値下げしたらしいです。
後日若いカップルが借りることになったと聞きました。

そして先日、妻が本契約に出かけて来ました。
査定屋さんの結果も、希望価格と変わらなかったようで 540ユーロ。
入会費、年会費なども含まれているようです。
その他個人的に使用した水道、電気代は別料金。
それと会のために年間6時間の共同作業をする必要があるそうです。
共用する通路などの清掃、植木の枝卸など、そういえば時々多くの人が集まって何やら働いていました。
そういったイベントに参加できず、時間が足りないときはお金を払う必要があるんだそうです。
上手くできていますね。

契約時、庭の会則などの説明の後、理事たちにも承認してもらう必要もあったようです。
その時に「ところで旦那さんはどこの国の人なのか?」と聞かれたんですって。
日本人と答えると、みんなの顔が急に明るくなり興味津々だったと言ってました。


「日本ではバーベキューとかやるのか?その時どんな物食べてるんだ?」
「今度是非うちの庭にも寄ってくれ」
など、いろいろ聞かれたそうです。

どこか違う国を想像していて、少々心配になっていた様子だったとも。
ありがたいことに、日本はこちらの人達にとても良い印象があるようですね。

「多くのドイツ人が日本のことを良く知らないけれど、すごく親しみを持っているんだよね」と妻は言ってます。

いろいろなところで(というよりは日本だけで)、どちらも敗戦国同士で経済大国、良い自動車を造るなど、似たようなところが多くあるからお互いに気が合うんだとか聞きますが、最近私が思うのは、
「日本人のまじめな気質」が何より気に入られている、というところじゃないでしょうか。
外国で悪い事する人がすごく少ない(民間のレベルで)、お行儀が良い(世界レベルで)など、けっこうみんな知ってるんですよね。
ドイツは欧米諸国の人達から、まじめ、固いとか言われている国です。
冷たいと悪口も言われるほどです。
規則を守って控えめな日本人は、好かれこすれ、嫌われることはないでしょう。

そして独自の文化がしっかりある。
寿司、着物、侍などの伝統的な物から、漫画、ゲームなどの分野(クール・ジャパンと言われるところ)でも、オリジナル性の高いものがたくさんあります。

更にその品質が驚くほど高い。
着物や漆器など工芸品の美しさはもちろん、ちょっとしたキャラクターの可愛らしさや、漫画やアニメの完成度の高さは、すでに別次元だと思います。

子供の終業式の後、ちょっとしたパーティーで浴衣を着せたところ、自分も着たいと言った子供たちの列ができました。
親も子供も大喜びでした。
「きれい」、「素敵」の連発。
姪っ子のお下がりで、大した浴衣じゃないにも関わらずです。

妻が会社の同僚達と軽いハイキングに出かけた時の事。
洪水後で蚊が多かったんだそうです。
そこで、持っていた小さいバッグから取り出したキティちゃん柄の携帯用ムヒSに、全ての同僚(女性)が感動、みんながつけたがり、
「今度日本に行く時はこういうのおみやげにたくさん買って来て!」と言われたそうです。
小さくて細かく気が利いてる、それでいて可愛かったりする物を作る事でも一歩リードしていますね。


書類にサインをしてお金を支払い、来月の4日に鍵をもらうこととなりました。
契約が無事に完了です。
その時、同じく契約解除で来ていた現借主の老婦人に、
「金額の事だけど、後からいくらかもらったお金を返す」という事を言われたそうです。
何でも「あなた達みたいに良い人達からあんなにいっぱいもらえない」とのこと。
もちろんありがたく辞退したそうですが、すごく親しみを持って接してくれる人達が多いです。
妻が言うには、モロに東ドイツ人的ということでした。
私には時代小説に出てくる長屋の付き合いか、みたいな想像しか出来ませんが、私のようなよそから来た者にはありがたいことです。

そして契約完了祝いとして、庭の敷地内にあるクナイプでゼクト(ドイツのスパークリング・ワイン)をご馳走になったみたい。
その際、隣近所のメンバーの人柄をいろいろ教えてもらったんですって。
妻にとってもちょっと驚きなくらい話し込んだと言ってました。

ということで、来月からは庭も借りることになりました。
妻は芝生の部分を畑にして野菜を育てる計画を立てています。
私はまず、バルコニーに置いてある睡蓮の移動ですね。
サワーチェリーの枝卸も近々する必要があるそうです。
生活の一部に庭の手入れも入ることになりました。
豊かさが増すように活用できれば良いですね。

2013年8月11日日曜日

ビール

先週末からちょっと涼しくなって来たんですが、夏に喉が渇いたといえばやっぱりビール(らしい)でしょうか。
そしてドイツと言っても、ビールを連想する人が多いと思います。
実際ドイツに住むことになった時、「ビールとソーセージが美味しいんでしょう?」と羨ましがった人達が何人もいました。

普段アルコールをほとんど飲まない私は、喉が渇いたからといってもビールが飲みたいなんて、まったく思いません。
お酒があまり好きじゃないんですね、アルコールにも弱いし。
ビールを飲んで美味しいと思ったことも数回しかないな。

ちなみに本気で美味しいと思ったビールは、ベルリンのクナイプ(小さな飲み屋)で飲んだチェコのビールでした。
美味しいチェコ産のビールが売りの店だったようです。
銘柄とかは覚えていませんが、黒ビール "Dunkel Bier "でしたね。
数回行きましたが、毎回違うビールだったように思います。
それでもいつも美味しかったなー。

それくらいしかビールに興味のない私でも、夏になると時々買って飲んだりお店で飲むビールがあります。
ビールというよりも、ビール飲料になるのかな。
ビールをレモネードで割った、ちょっと軽めのビールカクテル、「ラードラー」です。

「自転車乗り」という意味ですが、飲んでも自転車で走れるくらい軽いからっていうのが名前の由来でしょうか。
前に聞いた話では、
昔々とある峠に小さな飲み屋がりました。
夏のとても暑い日に、多くの人が飲み屋に立寄り、ビールを飲みました。
ビールが売り切れそうになると、店主はビールにレモネードを混ぜてお客に出しました。
それがとてもさわやかで美味しく、アルコールも軽いため、自転車で山越えする人達にも飲めると人気商品になり、名前も「自転車乗り、Radler」となりました、という話。

本当に飲みやすく美味しいです。
私はビールよりも好きですね。
クナイプではディーゼルという名前でビールのコーラ割りもあります。
そっちはまだ試したことがありません。

ドイツはビールにすごく力を入れている国です。
ビールと名乗るには原材料に麦とホップと水以外使っちゃいけないし、店で飲むとグラスには必ず内容量のメモリがついています。
少なく注がれた場合、お客が店を訴えられるためらしいです。
そんなビール好きな国だからこそ、いろいろとビールをアレンジした飲み物もあるのかもしれません。

そして、今年の夏私が買って飲んでみたのがこれ、
Schöfferhofer のグレープフルーツとHefeweizen、ヘーフェヴァイツェン(濾過していない白ビール)のMIXです。
これ、先月友人の結婚式に参加した時みんな飲んでたんです(瓶のやつ)。
でも自分も飲もうと思った時には品切れで、それ以来すごく気になってたんです。

そしたら近所のスーパーで発見。
今年の新商品なのかな、さっそく購入してみました。
お味の方ですが、、、美味しいです。
飲みやすくて、ゴクゴク飲めちゃう。
アルコールは2.5%、私は弱いのでそれでもすぐに酔っちゃいます。

ヘーフェヴァイツェンは苦みは少ないのですが、ちょっと酸っぱさというか、独特な香りが特徴。
自分からは進んで飲みません。
でもこのグレープフルーツ・ミックスは当たりかも。

ワールドカップ、ドイツ大会のときにはBECK'Sのグリーン・レモンという商品がすごく流行りました。
あれも美味しい、今でも売れてるようです。
私の妹がドイツに遊びに来たときに飲んで、超感動してましたね。
おみやげに持って帰りたいと最後まで言ってたけど、日本では買えないんでしょうか。
普通のベックスは見たことあったけどね。
あれからラードラー以外のビールカクテル商品が増えた気がします。

ちなみにビール、ドイツでのお値段は?
近所のスーパーの広告、いくつかちょっと見てみますか(こういうことしていいのかな?)。
500mlピルスが20本で、8.99ユーロ(別途3.1ユーロのファンド、瓶代がつきます)。
約9ユーロだから1200円くらいですか。

こちらは5Lの樽、バーベキューの季節ですからね。
ファンドなしで6.99ユーロ。

左の商品もヴァイツェンとグレープフルーツのMIXです。
他にもイチゴMIXもあるようですね。
330ml、6本入りで約2ユーロ。
右はピルス、500ml x 20本。
これってやっぱり安いですか、日本はビールいくらでしたっけ?
ちなみにお水は。
2LのVittel 6本、この値段です。
買う時はこちらもファンドが別途1.50ユーロつきます。

ドイツは生活必需品が基本的に日本と比べ安いです。(もちろん品物によっては日本の方が安い物もありますよ)
パリと比べても安かったですね。
生活必需品とそのほかの商品とではかかる税金が違っているんです。
ドイツの方が良いとは一概に言えませんが、考え方としては一理あると思いますね。