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2013年10月6日日曜日

クーヘン

我が家は週末によくケーキを食べます。
必ずと言っていいほどですね。
ドイツでは、日曜日の午後はケーキを食べながらゆっくりお茶を飲むという習慣があるそうです。

しかし息子が卵&乳製品アレルギーのため、ほとんどの市販ケーキが食べれません。
街の中に数あるお店のケーキやデザートが、まずダメですね。
前はよく散歩がてらカフェに寄ってケーキを食べたりしたなー、なんかちょっと寂しいです。
日本にいた頃は甘味処でいくつか食べれる物があったのですが、こっちのデザートは生クリームやチーズ、卵を使っている物がほとんど。
自分たちだけ食べるのも何だかね。

そこで我が家はここ数年手造りケーキです。
ケーキ造りは妻がもともと好きなため、アレルギーがなくてもよく食べさせてもらってました。
ただ、アレルギー食材を使わずに作るのは、材料選びとか何だとかけっこう苦労したようです。
詳しくはわかりませんが。

しかし日々の努力と苦労した結果か、最近は味もあまり気にならないくらい美味しくできるようになりました。

そこで今回は今週末のケーキを紹介します。

Pflaumkuchen
昨日はプルーンのケーキでした。
市場で完熟の美味しそうなBIOプルーンを買って来たんだそうです。
ドイツで生プルーンを初めて食べた時は美味しくてびっくりしました。
プルーンは当たり外れがけっこうあるように思います。
虫もつきやすく、庭で樹から取って食べると中に芋虫が良く入っている物が多いです。
売られている物はまったく虫いませんねー、どうしてだと思う?

 生地の上にレモンの皮とコーンスターチを混ぜた豆乳ヨーグルトを乗せて、その上に半分に切ったプルーンを敷き詰めます。
シナモンと砂糖を振りかけてオーブンで焼きました。
ほのかに酸っぱく、かすかに苦みもあって美味しいケーキでした。
まだほんのり暖かかったこのケーキ、あっという間に食べちゃいました。

そして今日はリンゴのケーキ。
Apfelkuchen
いつの間にか焼き上がっていました。
リンゴが甘酸っぱく焼き上がってると嬉しいです。
もうすぐ3時のおやつタイム。
シナモンを少し入れてドリップしたコーヒーと一緒に食べることにします。

2013年10月5日土曜日

枝おろし

クラインガーテンを借りた時に、前の借主から「冬が来る前に果樹の枝おろしをしないとダメだよ」と言われました。
サワーチェリーとアンズの樹をまだやっていなかったんだそうです。
ここのところ良い天気が続いているので、暖かいうちにやってしまおうと、週末の午後は庭仕事です。
といってもそれほど暖かくはないんですけど。
サワーチェリーの樹
「伸び出している枝をバンバン切っていい」と言われたんですが、だからといって今までアンズもサクランボも育てたことなんかないし、バンバンっていったいどこまで?
と、そんなに思い切り良く切ることができませんでした。
おっかなびっくりやってると、通りすがりの庭メンバー(Gartenfreund /ガーテン友達というんだそうです)がいろいろとアドバイスをしてくれました。

ちなみにこのガーテン、入り口に鍵があるため庭を借りてるメンバー以外は入れないことになってます。
だからその中にいる人たちは基本的にみんな庭仲間、ガーテン友達ということになるんですね。
みんな出会った時は挨拶をするので、とてもアットホームな感じです。
その上私たちの庭はメインゲートの真ん前、必然的に多くのガーテン友達に見られる場所なんです。

「もう本当に思い切り切っちゃって良いんだよ」
「向こう側が見えるくらい少なくしちゃったって、春になれば新しい枝がまた生えてくるから大丈夫なんだ」
「内側に向いている枝は全部取る」んだそうです。

そしてみなさん「その樹を切ってて前の借主は足の骨折ったんだ、気をつけろよ」と言ってくれます。
その事故は大ニュースだったようですね。
たくさんのガーテン友達に気をつけるように言われました。

サワーチェリーを切りながら、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」って言う言葉を思い出して、こんなに切っていいのかと考えていたんですが、こちらではそんなことはないみたいです。
日本では切り口が腐って桜が痛んだり、病気になると言われているようですが、病気の種類とかが違うんですかね。
寒いから変な菌とかつかないんでしょうか?
ここまで切っちゃいました。切り過ぎ?
しかし実際やり始めると、どんどん思い切り良くなるもんなんですよね。
どうせこんな高い所、手が届かなくて実がついても取れないし、とか思うと「ズバッ」といっちゃえ「ズバッ」と、、、と、結局すごく切ることになっちゃいました。
本当に大丈夫だったのかな。
切ってる間は「サクランボごめんよ、弱って病気になるなよ」と思いながら切ってましたけどね。

切り終えて若干不安になっている頃、前借主が通りかかり声をかけて来ました。
やっぱり気になってるんでしょうねー、30年も借りてた庭ですもん。
私たちが家族で庭仕事をしているのを見てとても嬉しそうでした。
すっかり枝の減ったサクランボの樹のことも「すごく良くできてるわ」と満足そうでした。
どうやら大丈夫そうな感じです。

その頃子供はせっせとハリネズミの家を作ってました。
どうやらこのガーテン地区にはたくさんのハリネズミがいるらしいです。
夏のあいだに子供も育ち、この時期には暖かい住処を探しているそうで良い場所があれば寝床にするんですって。
話を聞いた子供たちは興奮してダンボール箱に落ち葉を敷き詰め、上には切った枝をかぶせました。
ハリネズミはドイツ語で Igel / イーゲル、庭や畑の害虫やナメクジなんかを食べるので益獣とされています。
見た目も可愛いし。
ハリネズミの情報提供をしてくれた夫婦の庭には何匹かいるんですって。
そして「イーゲルハウスの前に置いておくと良いよ」と、猫の餌をくれました。
好きなんですって。
これはママの庭に住んでいるイーゲル

子供たちの作ったイーゲルハウス、はたしてイーゲルは来てくれるでしょうか。
楽しみです。

2013年10月3日木曜日

暖房器具

10月になったばかりですが、ドイツはすでに冬が来ているようです。
今朝7時過ぎの時点でベランダの温度計は5℃。
最低気温は2℃くらいだったんじゃないでしょうか。
ここのところ天気が良い日が続いているので、日中はそれでも18℃とか20℃近くまで上がりますが、それにしたって寒くなるのが早すぎるぞドイツ、、、

朝子供たちを学校に送るときなんか、本当につらいです。
ちなみに昨日はロンT2枚重ねに薄手の綿入りベスト、そして内側にフリースがついたマウンテンジャケットを着て出かけました。
もちろん帽子も。
こちらの人たちはあまり寒がらないのか、我慢しているのか、みんなけっこう薄着なんです。
ジャケットの前を開けている人たちなんか、下は薄地の綿セーターとかTシャツくらいしか着てなかったり、、、

「ダウンをインナーに着ていこうかな」と言って、妻に「今からそんなに寒がって冬本番が来たらどうするの!」としかられました。
ドイツの人たちにしてみれば、いまだ「秋」なんだそうです。
何故なら「青空がまだ見えるから。それに樹に葉っぱがまだ残ってるし、地面も凍ってないし、、、」。。。。

しかし、学校や会社では先月から暖房がつけられています。
部屋の中は何処も暖かかくて快適なんですよ。
冬はマイナス16℃とか恐ろしく冷え込むドイツですが、建物の中がどこでも暖かいため、家の中も寒い日本の方がかえって寒く感じます。
窓もすべて2枚ガラスですしね。


そこで今回は我が家の暖房を紹介します。
現在住んでるアパートの備え付けはガス暖房。
キッチンにあるメインスイッチをつけることで火が着き、暖かくなった水が各部屋に廻っていきます。
その温水を部屋に付いているストーブの取っ手型のスイッチで温度調整するという仕組みですね。
最近のアパートは地下室などに前部屋共通の大型ボイラーを設置していたりしますが、我が家は各住人が個人で管理するようです。

温度を調節するつまみ
この取っ手、現在雪の結晶マークみたいな所になっていますが、これは温度を最低限キープするポジション。
見えない左側に0もあります。
夜寝るときや外出時など、この位置にしてしておけば例え外がマイナス20℃とかになっても部屋の中の水が凍ることはありません。
冬に旅行などに出かける時も、この位置にしてしておきます。

そして暖かくしたい時には大きな数字の方へつまみを回します。
このつまみ、サーモスタッド内蔵で数字に合わせて温度を自動で調節してくれるんです。
簡単で便利。

本日ついに妻がメインスイッチを入れました。
常にある程度の温度をキープしておくことで建物の壁も暖まり、その都度暖めるよりも低燃費になるんだそうです。
また、部屋をあまりに寒くしすぎるとカビが発生する原因にもなるんだそうです。
燃費を気にして部屋をあまり暖かくしないのも、問題になるってことですね。

それと使用前にたまっていた埃を掃除しました。

このストーブ、なかに細かくフィンが付いていて埃がいっぱいたまります。
掃除機はノズルが太すぎて入らないため、掃除するのが大変です。
そんなストーブ掃除に便利なグッズがあるんですねー。
ワイヤーの先に毛がたくさんついたブラシです。
その毛が柔らかく、さわるととても気持ちいい。
これで準備はOK、いつでもストーブをつけれます。

10月まで我慢したガス暖房ですが、実は先週から夜だけ居間の暖房器具を使っていました。

暖炉です。
前の住人(実は現在のお隣さん)がどうしても欲しくて設置したものが、そのまま残っていたんです。
急に冷え込んだ夜、実験的につけてみようということになり、火をおこしたんですね。
それ以来ほぼ毎晩使ってます。
暖炉を使える日が来るのを、5月に引越して来た時から家族みんなが楽しみにしていたんです。
特に私たち夫婦ですが。
炎を見ると何か幸せな気分になってくるんですよねー、情緒不安定なんでしょうか。

妻も早いうちからいろいろ暖炉グッズを購入して準備していました。
amazon から薪や木屑を固めて作った燃料 (Holzbrikett)、それらの燃料を入れるカゴ、灰を入れるバケツにスコップ。
どれだけ楽しみにしていたかわかるでしょう?
薪、でかすぎ!

しかし薪30kgと木屑燃料が90kgが同時に届いた時は、はっきり言ってげっそりでしたね。
私たちの部屋は日本でいう3階。
一箱30kgで4回、計120kgの荷物を上げなければなりませんでした。
配達に来たDHLのお兄ちゃんは、「こんなに何買ったんだ?」とバンから重い箱を降ろす時に聞いて来ました。
つらかったー、筋肉痛が数日続きました。

届いた薪は最初に火をおこすにはでかすぎて毎回ちょっと苦労しますが、それでも良いですねー、暖炉。
時間を忘れて炎をぼんやり見入っちゃいます。
ちょっぴり優雅な気分にもなれるし。


部屋の中で長い時間過ごさなければならないドイツの冬、暖炉のおかげで楽しみにもなりました。
妻は燃料をまとめて500kg近く買おうかとか考えてるようですが、、、
誰が運ぶの?

2013年9月28日土曜日

ドーム

マグデブルグには有名な大聖堂があります。
名前もそのまんま Magdeburger Dom。
何でもドイツ最初のゴシック建築と言われているようです。(wiki参照)
とても見応えのあるこの大聖堂、時々行きたくなるお気に入りの場所です。
Magdeburger Dom
大き過ぎて写真に撮るのが難しい

そして昨日、再び出かけて来ました。
でも今回はちょっと特別。
普段は入れない塔に上がって来ました。
友人が父親の誕生日ということで企画したガイド付きの特別ツアーに、家族で参加させてもらったんです。

いやー、階段がキツかった。
全部で何段あったんでしょうか、私よりかなり年上のガイドさん、まったく問題なく上がってました。
一日何回くらい上り下りしているんだろう?
最も上のところは階段が螺旋状になって幅も狭く、眼が廻りそうでした。
お相撲さんはあがれないでしょうね。

しかし苦労をして上っただけの価値はある風景に、みんな大喜び。
一部高所恐怖症なメンバーもいたようです。
エルベ川
フンデルトヴァッサー・ハウス
天気が良かったためとてもきれいに景色が見えました。
この辺りは平野なんですね。


この大聖堂には神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世と妻のエディタが眠っています。
大戦時に街のほとんどを破壊されたマグデブルグですが、さすがに大聖堂は攻撃をされなかったようです。
私たちが入れてもらった上へ続く階段の部分は、4mの厚みにもなる壁に四方を守られていて最も強度がある部分のため、戦時中大聖堂にある宝物を壊されないように仕舞い、封印したんだそうです。
そしてその作業に関わった人たちが誰一人話を漏らさなかったため、侵攻して来たアメリカ軍も宝物を見つけることができず、奪われないで済んだそうです。
ふたたびその宝物が発見されたのは1952年、終戦から7年後のことでした。
エディタの棺? この写真は2012年9月撮影

鐘のある部屋にも入れてもらいました。
普段時報で鳴る鐘の他、クリスマスなど特別な時にしか鳴らない鐘もあるそうです。
太い材木の柱で鐘が支えられています。
建物の石材に直接鐘の振動が伝わると割れて来てしまうため、木で壁を作っていました。

鐘の部屋から降りて来た木の柱たちを壁のあちこちに置くことで、音を建物に伝える仕組みになっていました。

その柱のひとつに彫られた人物像
今回は大聖堂の上まで上がるだけでしたが、近いうちにもう一度行ってゆっくり見学してこようと思います。
階段を下りて外に出る頃には完全に膝が笑ってました。
もっと運動しなきゃダメですね。








2013年9月17日火曜日

選挙

今月の22日、選挙があります。
そのためちょっと前からあちこちに政党の看板が建てられてます。

小学校2年生の子供たちも「ママは何(政党)が良いの?」「〜が好きなんでしょ?」なんて質問を夕飯の時にしていました。
政党の名前なんて知ってるの、とちょっと驚きました。
小学校でも選挙の話とか子供同士でしているんでしょうか。

そういえばテレビの子供用番組でも、政治のニュースを時々目にします。
お笑い番組にも政治家をネタにしているコメディアンがけっこう出て来ます。
子供たちは私が思っている以上に詳しく知っているのかもしれませんね。
メルケル首相のことも、「アンゲラ」とかファーストネームで呼んでるし。

そのアンゲラ・メルケル首相、本日私たちの住む街にやって来ました。
このザクセン・アンハルト州は首相の政党、CDUの人気が低い地域らしいです。
何とか盛り上げたいんでしょうね。
何日も前からポスターで告知されていて、子供たちも何となく気になっていたようです。
「アンゲラ来るの?」、「マルクトにだよね?」、「見に行く?」
数日前から近所に建っている看板を見て、何度も聞かれました。

子供たちの通う小学校の帰り道沿いにマルクトがあるので、学校帰りにちょうど演説しているところが見れそうだと思ってましたが、昨日からママが来てくれていて、子供たちのお迎えもママが行ってくれたため私は家で留守番となりました。
きっと多くの人が集まったことでしょう。

子供たちは学校から帰ってくると開口一番、「アンゲラがマルクトでしゃべってたよ!」
「トラム(路面電車)からアンゲラ見えた!」
「こんな風に話してた!」と真似までしてました。
何故かちょっと興奮気味。
小学校2年生が政治家を見てこんなに盛り上がるなんて、、、
子供たちがアンゲラ、アンゲラと騒いだそうで、ママは路面電車でかなり恥ずかしかったようです。

若い人に政治への関心を持ってもらうという点で、ドイツの方が日本より上手くいってるみたいですね。

2013年9月10日火曜日

コンサート

久しぶりにライプツィヒに出かけて来ました。
クラシックのコンサートを聴きに行くためです。
ライプツィヒまでは電車に乗って1時間ちょっと、実は近いんですよね。
ライプツィヒ中央駅

今回聴きに行ったコンサートはピアノのデュオで、演奏者はマルタ・アルゲリッチとマウリツィオ・ヴァリナ。
このコンサート、地元のピアノメーカー、ブリュートナーがプロデュースしたコンサートで会場はゲヴァントハウスです。
Blüthner Classics という名前でいろいろと企画しているようですね。
ライプツィのブリュートナー・ショールーム
妻が先月ピアノを購入する際いろいろと調べているうちに、ブリュートナーのHPでこのコンサートを知ったみたい。
アルゲリッチは10数年前NHK交響楽団のベルリン公演で聴けるはずだったのですが、直前の病気とやらで急遽交代してしまい、聴くチャンスがありませんでした。
CDもショパンを一枚持ってただけで、それもほとんど聴いてないCDだったため、どんな演奏をする人なのか知りません。
才能のある美人ピアニストっていうくらいです。
「鍵盤の女王」と呼ばれるアルゲリッチの演奏、チャンスがあれば聴いてみたかったんですよね。
それと何よりブリュートナーのピアノの音が聴いてみたかったんです。
Gewandhaus Leipzig

プログラムはモーツアルト、ラフマニノフ、シューマン、リスト、ヴィトルト・ルトスワフスキ(詳しくはブリュートナーのホームページでどうぞ)。
知っている曲はありませんでした。
クラシック音楽は聴きくのは好きですが、詳しくないです。

ピアノデュオのコンサートも初めてでした。
最初は二人の奏者が作り出す緊張感で目眩に襲われそうでしたが、いつしか緊張するのも忘れるほど引き込まれました。
妻は静かなメロディーでの掛け合いで涙がこぼれたそうです。

席が一番上の後ろの方だったため奏者の顔の表情までは見えませんでしたが、真ん中よりちょっと左寄りという場所だったので全体はよく見えました。
70歳を過ぎてるアルゲリッチですが、すごい迫力、パワフルです。
ついつい眼で追っちゃいます。
彼女が時々印象的なフレーズを力強く弾いて、リズムを作っているというか、相手を引っ張ってるという印象でした。
弾き終わって挨拶をしているところなんかは、なんだかとても可愛らしい感じなんですけど。

アルゲリッチの演奏でお気に入りのピアノ曲、聴いてみたくなりました。
演奏が終わり夫婦共に少々興奮状態でゆっくり出口に向かっていると、何やらサイン会が行われる様子。
アルゲリッチほどの大物でもサイン会とかあるの?と思いつつ、そんな彼女を近くで見てみたいとやって来るのを待ちました。

アルゲリッチさん、歳をとっても奇麗というか、魅力的でしたね。
多少不機嫌そうだった感じがしないでもないですが、演奏後サイン会、お疲れだったでしょう。
大したもんだ。

ミュンヘン近郊に住んでいるという日本人のピアニストの方にも偶然声をかけられ、ちょっとした出会いもありました。
共演したマウリツィオさんと知り合いで招待されたそうです。
クラシック音楽といえばやっぱりドイツは本場。
日本から勉強や働くために来ている演奏家の方達が多いです。
ベルリンに住んでいた時に知り合った日本人も、半分は音楽家の人達でした。
演奏する側からの話をいろいろ教えてもらえたりして、とても面白かったですね。
今回の出会いも大切にしよう。

それから生で聴いたブリュートナーの音、なんて言ったらいいんでしょう。
とても暖かいというか、柔らかい感じのする音でした。
当たり前だけど我が家のブリュートナーとは全く違いました、、、

それでブリュートナー購入後日談。
あの後すぐに調律師に来てもらったんですが、上板を開け中を一目見て「ダメダこりゃ」と!
何でもピアノ線がいくつか途中で繋いであるようなところがあり、調律というレベルではどうにもできないんだそうです。
修理が必要とのこと。
それでもし完全にオーバーホールするといくらくらいかかるの?と気になる質問をしたところ、「おそらく3000〜5000ユーロくらいじゃないか」と、、、
妻はかなりショックを受けてましたね。

調律師は「ブリュートナーはとてもいいピアノだから本当に残念だけど、これはどうしようもない。こういうピアノはあげるって言われても、もらっちゃいけないピアノだ。」とも言ってました。
そんな酷い状態だったのかよ、、、
確かにミョーンとか変な音するし、鍵盤が重いとこと軽いとことあったりするし、何より古いから仕方ないなとは思ってましたが、、、

そして調律師が何もできないと帰ったその後、再びピアノを売ってくれたある村の合唱団責任者から「その後どうだ?」という連絡があったんです。
言うのは悪いんだけど、、、と妻が彼と調律の件を話すと、それは本当に申し訳ないことをした、お金を返しにそっちに行くからと、わざわざ返金に家まで来てくれたんです。
ということで、我家のピアノ、かかったのは運送費だけでもらったピアノとなりました。

今回のコンサート、おそらくブリュートナーが用意したのは最高の2台だったはず。
そのきらめく音色に近づけるべく、うちのボロさんもいつか修理をしてあげたいと思いました。

いずれにしても久しぶりのクラシックコンサート、文化的で良い夜でした。

2013年9月8日日曜日

ママの料理

外国で生活している日本人にとって、食事はけっこうというか、かなり大きな問題だと思います。
日本では簡単に手に入る食材や調味料が、なかなか買えないとか、まったく売ってないとか、何かと苦労している人達も多いのじゃないでしょうか。

私は毎日ご飯じゃないとダメというほどの日本食派ではないのですが、それでもドイツのスーパーで買える物で満足しているかというと、答えはNO、Neinですね。
もちろんこれは料理をする側、私のレパートリーの少なさ、アイデアの乏しさがそのまま不自由さに繋がっているので、けっしてドイツのスーパーが品薄と言ってるわけではありません。
しかし日本以上に食材が豊富ということもないです。

主に平日の料理担当の私にとっては、毎日の夕飯は頭を悩ませる課題です。
料理が趣味とかではないので、凝った料理は作る気がしません。
何より作れません。
必然的になるべく簡単に、一品で充分なおかず作りを目指す傾向になります。

よく知り合いから「普段何を食べているのか」と聞かれます。
日本のご飯は美味しいと思われているようで、みんな興味津々。
「適当」としか答えようがないのですが、こちらの人達からはおそらく謎の日本食とでも思われているのでしょう。
子供たちが毎日持って行くお弁当は、大抵前日の夕飯なので、月曜以外はほぼ私が作ったもの。
カレーやパスタなども頻繁に作りますが、それだって日本風。
何にでも醤油使っちゃてるし。
子供たちの話では、同級生たちも気になっているそうです。

日本ではレストランなどで外国の料理が普通に食べれますが、こちらでは和食は簡単に食べれません。
だからこちらの人は和食についてほとんど知りません。
食べれる和食は寿司くらいですね。
お寿司はとても人気のようです。
ちっとも美味しくない上に何より高くて、食べに行きたいとは思いませんけど。
やっぱり魚よりも肉の国ですからね。

どうせなら寿司よりも牛丼とか、カツ丼、親子丼なんかの方が、より簡単に日本人が納得する味で店を出せるような気がしますが、何故かそういう店は無いようです。
誰かやらないんでしょうか?(丼物にこだわりがあるわけじゃないですよ)

そんな主に肉食のドイツ料理、例えばどんなでしょうか?

日本人にとってのお米が、こちらではジャガイモ。
ママの料理にはかかせません。
これから茹でられるジャガイモたち。
妻は休日になるとキッチンに立ち、朝からいろいろ食事を作ります。
普段食べられないドイツ料理を食べるため、いや、ジャガイモを食べるためかな。
しかし彼女はドイツ人ですが、かなりの日本食通(美食家という意味ではありません)。
日本で買った料理本を見ながら、本格的な和食を料理し、味噌も手作りしているほどです。
先日借りた庭で日本の野菜を育てる計画も立てています。
結局休みの日にも和食を作る方が多いんですね。
和食は健康的ですし、、、

そんな我家ですが、やっぱり時々ドイツ料理が食卓に出ます。
ママが来た時とか、ママの家に行った時とかです。
典型的、伝統的なドイツ家庭料理ですね。
もちろんほとんど肉料理。

彼女自身「私は肉をそれほど食べない」とか言うのですが、作る料理はほぼ完全に肉料理。
ブタやウシ、鳥はもちろんですが、ガチョウや羊、ウサギなんかも使います。
そんなママの料理を時々紹介していこうと思います。

まずは最近ごちそうになったメニューを。
Hähnchen Braten mit Rotkohl und Kartoffeln

鳥の丸焼き、赤キャベツとジャガイモ添え。
キノコ、タマネギ、トマトなどを入れて作ったソースをかけて食べました。
鳥を丸ごとオーブンで焼くのですが、品質が良くないと肉がパサパサになり美味しくありません。
これはBIOの鳥だそうで、とてもジューシー、美味しかったです。

Gefüllte Paprikaschoten
こちらは肉詰めパプリカのトマトソースですね。
ちょっぴりハーブの利いた肉がパプリカと良くあって美味しいです。
パプリカも大きいので、2つも食べればお腹いっぱい。

Tafelspitz
これはターフェルシュピッツという、茹でた子牛の肉料理です。
西洋ワサビのソースで食べました。
独特の風味がある西洋ワサビが子供たちにとっては辛かったようで、いまいち不評でしたが、ちょうど良いアクセントになって美味しかったですよ。
肉のこってり感をすっきりさせるっていうのか、消化を助ける効果とかもありそう。

Grüne Bohnen im Speckmantel
 茹でたインゲン豆に豚のベーコン(ほとんど脂肪のもの)を巻いて焼いた料理です。
日本のアスパラベーコン巻きに似てますね。
焼いたベーコンからは脂がたくさん出てカリッとした歯ごたえになり、やわらかいインゲンとマッチしてとても美味しいです。
子供たちが大好き。

ママの作る料理は、私の貧弱な料理レベルでは思いもしない作り方や食材の使い方で驚きばっかりです。
ここは醤油だろうという場面でハーブをいっぱい使うとか、細かいところでいろいろと違うんですね。
言い方が変ですが、やっぱり異文化なんだと思わされます。
面白い!