サワーチェリーとアンズの樹をまだやっていなかったんだそうです。
ここのところ良い天気が続いているので、暖かいうちにやってしまおうと、週末の午後は庭仕事です。
といってもそれほど暖かくはないんですけど。
サワーチェリーの樹 |
と、そんなに思い切り良く切ることができませんでした。
おっかなびっくりやってると、通りすがりの庭メンバー(Gartenfreund /ガーテン友達というんだそうです)がいろいろとアドバイスをしてくれました。
ちなみにこのガーテン、入り口に鍵があるため庭を借りてるメンバー以外は入れないことになってます。
だからその中にいる人たちは基本的にみんな庭仲間、ガーテン友達ということになるんですね。
みんな出会った時は挨拶をするので、とてもアットホームな感じです。
その上私たちの庭はメインゲートの真ん前、必然的に多くのガーテン友達に見られる場所なんです。
「もう本当に思い切り切っちゃって良いんだよ」
「向こう側が見えるくらい少なくしちゃったって、春になれば新しい枝がまた生えてくるから大丈夫なんだ」
「内側に向いている枝は全部取る」んだそうです。
そしてみなさん「その樹を切ってて前の借主は足の骨折ったんだ、気をつけろよ」と言ってくれます。
その事故は大ニュースだったようですね。
たくさんのガーテン友達に気をつけるように言われました。
サワーチェリーを切りながら、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」って言う言葉を思い出して、こんなに切っていいのかと考えていたんですが、こちらではそんなことはないみたいです。
日本では切り口が腐って桜が痛んだり、病気になると言われているようですが、病気の種類とかが違うんですかね。
寒いから変な菌とかつかないんでしょうか?
ここまで切っちゃいました。切り過ぎ? |
どうせこんな高い所、手が届かなくて実がついても取れないし、とか思うと「ズバッ」といっちゃえ「ズバッ」と、、、と、結局すごく切ることになっちゃいました。
本当に大丈夫だったのかな。
切ってる間は「サクランボごめんよ、弱って病気になるなよ」と思いながら切ってましたけどね。
切り終えて若干不安になっている頃、前借主が通りかかり声をかけて来ました。
やっぱり気になってるんでしょうねー、30年も借りてた庭ですもん。
私たちが家族で庭仕事をしているのを見てとても嬉しそうでした。
すっかり枝の減ったサクランボの樹のことも「すごく良くできてるわ」と満足そうでした。
どうやら大丈夫そうな感じです。
その頃子供はせっせとハリネズミの家を作ってました。
どうやらこのガーテン地区にはたくさんのハリネズミがいるらしいです。
夏のあいだに子供も育ち、この時期には暖かい住処を探しているそうで良い場所があれば寝床にするんですって。
話を聞いた子供たちは興奮してダンボール箱に落ち葉を敷き詰め、上には切った枝をかぶせました。
ハリネズミはドイツ語で Igel / イーゲル、庭や畑の害虫やナメクジなんかを食べるので益獣とされています。
見た目も可愛いし。
ハリネズミの情報提供をしてくれた夫婦の庭には何匹かいるんですって。
そして「イーゲルハウスの前に置いておくと良いよ」と、猫の餌をくれました。
好きなんですって。
これはママの庭に住んでいるイーゲル |
子供たちの作ったイーゲルハウス、はたしてイーゲルは来てくれるでしょうか。
楽しみです。
0 件のコメント:
コメントを投稿