この秋休み、各州によって違うようですね。
そこで日曜から4泊5日でテューリンゲン地方のフリードリッヒローダという町に出かけて来ました。
テューリンゲン地方は森林が多く、美しいところが多いです。
今回の目的は森林浴。
紅葉の山道をトレッキング、ちょっとくらい運動しようという感じですね。
そしてこのフリードリッヒローダは昔から山歩きが好きな人たちがやってきた町のようです。
あちこちに宿泊できる宿がたくさんありました。
この家には「1837年7月22日に初めてのクアゲストがゴータから来た」と看板が出てます。指定文化財になってるのかな? |
旧東ドイツ時代、テューリンゲンとオストゼー(バルト海)は人々が休みに出かける旅行先の代表だったそうです。
当時からの超大型大衆ホテルがあり、この時期には毎日ホテル内でいろいろなイベントが行われています。
Ahorn Berghotel Friedrichroda |
贅沢を言うわけじゃありませんが、私はダメでした。
とにかく人が多くてワサワサしているから、まったく落ち着けませんでした。
部屋の中はまあ何とか。
でも設備の古さが目立ってました。
シャワーだけで浴槽がなかったし、、、
しかし悪いことばかりでもありません。
大体子供たちは私が気になってたことなんかまったく問題ないようです。
プールに子供映画館、プレイルームなど刺激が一杯でドキドキしているようでした。
食事も朝夕と付いていたのですが、親切なコックさんが息子にはアレルギー対応の特別メニューを毎回作ってくれました。
これには本当に助かりました。
毎度のことですが、旅行先で食事は一番の問題になるんですね。
嬉しかったです、コックさんどうもありがとう。
部屋のベランダから見える風景 |
滞在中は天気も良く暖かかったのもラッキーでした。
明日は森の中に入ってみよう、森林浴を満喫しようと楽しみにして早寝しました。
しかし、、、
妻は仕事の疲れが一気に出たのか体調がいまいち優れず、頭痛と腹痛でつらそうです。
何となく風邪をひきそうで用心しようと思っていた私は、朝食を食べに行く途中の螺旋階段でサンダルがすべり、左足つま先を強打。
「ペキペキペキ」という音が聞こえました。
痛いのなんのって、冷や汗が出るほどでした。
「折れたか?」という不安と痛みを押さえ込み、食事中気分が悪くなりそうでしたが、あまり痛がってないようなふりをして食事を済ませ、何とか部屋まで戻り靴下を脱いでびっくり。
親指はパンパンに腫れ、内出血で真っ黒になっていました。
痛いはずです、、、
スタートとしては最悪。
親指に力を入れられないので普通に歩くのも大変な状態です。
にもかかわらず「とりあえず町に薬を買いに行こう」ということになりました。
安静にしてた方が良いんじゃないかと思ったのですが、最初に痛くなさそうにしたのが悪かったのか、誰も「部屋で休んでいていいよ」とは言ってくれませんでした。
ホテルが山の上にあるので行きはずっと下り坂。
つま先に体重がかかって痛いです。
それでも知らない所にくるのは楽しいですね、痛みも忘れて(なかったですけど)薬の他にも手造りのサラミや、この地域の蜂蜜、パンにフルーツ、子供たちの服などを買ったりしました。
そして最後に飲み物を沢山(7リットル)買って、再びホテルへ。
何故こんなに重いリュックを背負っているのかと、問い続けながら坂道を上がりました。
ドイツというと何処も何となく針葉樹林ばかりな気がするのですが、この地域はヨーロッパでも最大級の広葉樹林地帯だそうで、樹々の葉は黄色やオレンジになり落ち葉もたくさん積もってました。
そしてこの落ち葉から出来る腐葉土の地層のためか、ここは美味しい水が出るようです。
ホテルの近所にも2カ所ほど水が飲める場所がありました。
朝から夕方までの何時間か、水が常に出しっ放しなっているようです。
水が高いドイツでこういう処もあるんですね。
とても柔らかくて美味しい水でした。
Trinkpavilion 水飲み場、犬はダメ |
ホテルでは帰って来たお菓子やソーセージ、パンをつまみながら、夕飯までの時間を本を読んだり、手紙を書いたり、テレビを見たりして過ごしました。
妻と子供たちはプールにも行きました。
楽しんでいるようで、実はけっこう怒って帰って来たりもしてました。
泳ぐ練習をしているのを邪魔する悪ガキが居たんだそうです。
ドイツの子供たち、日本の子と比べるとみんなタフですよ。
こちらの保育園に半年ほど通った子供たちですが、娘は当初「みんな暴れん坊で嫌だ、日本の方が良い」となかなか保育園に行きたがりませんでした。
昨日買ったソーセージやサラミが美味しかったのでまた買いに行こうということになったのです。
テューリンゲンはソーセージでも有名ですね。
薬局で買った薬はホメオパシーの塗り薬、クリームでした。
ホメオパシーは希釈した毒や菌を摂り入れることにより、体の持つ自然治癒力を引き出して病気や怪我を治すという治療法です。
科学的につくられた薬と同じようにドイツでは普通に薬局で売られています。
薬局で相談したら薦められたようで、確かに一晩で黒紫色だったのが紫色になりました。
2日目では所々紫色のところがありますが、ほとんどは薄赤くなり、見た目の酷さはだいぶ良くなりました。
痛みもいくらかですが減りました。
ホメオパシー、効いているようです。
地味なデザイン |
残念、、、
ということで、ホテル近辺の森を散策することになりました。 (つづく)
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