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2014年1月20日月曜日

プレゼント

1月は妻と私の誕生月です。
誕生日をしっかり祝うお国柄なのでしょうか、当日は適当に済ませられません。
それが私にとってはけっこう大変だったりします。

我が家の、というか妻方の誕生日の祝いかたは、まず早朝、歌で起こされます。
「Geburtstagskind / 誕生日の子」っていうことで、手をつないだ輪の中に入れさせられ、眼をつぶって違う部屋に連れて行かれるんですね。
そうすると、そこにケーキとプレゼントが用意されている、ということなのですが、、、
これ、自分がやられる分には微妙に恥ずかしい感じがあるのですが、まあ良いです。
しかし、これを同じようにやってあげるのは、実に難しい。
というか同じくはできません、残念ながら。

何故かというと、妻の誕生日が私よりも早くやってくるため、そういう儀式のことを大抵私自身が完全に忘れてるんですね。
だってそんな祝い方、身に付いてないんですもん。
しょっちゅうあるものじゃないし。
半月前に子供の誕生日があるから憶えているはずだというのは、ナシにしてください。
それに歌の歌詞だって知らないしね。

妻の方もありがたいことに、私には多くを期待していません。
朝、彼女より早く起きて珈琲をいれ、子供たちと一緒に起こしてあげるだけで、けっこう喜んでくれました。

そこで子供たちは描いた絵を、私はちょっとしたプレゼントをあげました。
このプレゼント、実は彼女が欲しいから「誕生日のプレゼントとしてちょうだい」と自ら買って来た物を数日前に渡されていて、私が包装した物です。
もちろんそれだけだと、本当に何もしないようで悲惨なので、彼女の知らない小物も入れておきました。

クリスマスのプレゼントを買う頃から「誕生日に何が欲しい?」という質問を、お互いに聞きあっているのですが、なかなか欲しい物ってないんですよね。
いや、誤解されると困るので言っておきますが、欲しい物はいくらでもあるんです。
プレゼントとして欲しいと言える物がないんですね。

この度、彼女に聞かれてすごく考えた末、欲しい物、買ってもらうモノに決定したのは、ジャージのズボン。
スエットパンツでもいいです。
とにかく部屋着のズボンの新しいやつが欲しいんですね。
できれば裾にチャックとかついていないやつ。

こちらはみなさん足が長いため、なかなか自分にぴったり合ったサイズの物がみつかりません。
今履いている物も、ずいぶん前に東京のアメヤ横町でなんとなく買って来ちゃった物を、何となく履き心地が良いもんで未だに使用しているような感じです。

買ったときこれ何色だったんだっけ?と思ってしまう、まるで生ダコのようなチャコールグレーのトレパン。
メーカーはルコック。
妻に「amazon.deでルコックのジャージ検索してみれば」と言われました。
ルコックが気に入ってるってわけじゃないのに、、、

私の誕生日当日は、子供たちが描いたポケモンの絵と妻の手作りアップルケーキと一緒に、ジャージのクーポン券、そして私の大好きな英国のポテトチップスメーカー、ウォーカーズのソルト&ビネガー味が山ほど並べられていました。
どうもありがとう。
クーポン券はジャージというより股引のようですね。

そして問題なのがこのポテトチップス。
食べ始めると「かっぱえびせん」以上にやめれなくなるんですが、これ美味しいと言って良いのか、、、
とにかく危険な味です。
すごく酸っぱい。
食べ過ぎると口の中が絶対に荒れるし、唇とか白っぽくなっちゃったりするんです。
痛いです。
本当にヤバい物なんじゃないでしょうか。
ネットのイギリス食品屋で購入とのこと。

ちなみに妻の欲しい物は自転車のヘルメット。
私が買ってあげる約束をしているので、近いうちにジャージ屋さんと自転車屋さんに行こうということになっています。
ヘルメットは実際にかぶってみないと、感じがわからないですからね。

数年前ですがやはり誕生日に、自転車用ヘルメットを希望した私は、ネットで気に入った形の物を買ってもらいました。
でも誕生日当日かぶってガッカリでした。
ヘルメットは間違いなく格好良いです。
bern / BRENTWOOD  

ただ自分には似合わなかった、、、
顔の丸さが強調されるようで、みんなで大爆笑でした。
まだ一回も外で使ったことないですね。
子供たちから「何でパパ自分のヘルメット使わないの?」といつも聞かれます。
「痩せてから使う」と答えていますが、痩せるために自転車に乗るはずだったんですよね。
ホント、使わなくちゃ。

それから子供たちに日本からもたくさんプレゼントが届きました。
そのうちの2つは何故か税関(Zoll)に引っかかったようで、2度、税関まで取りに行く必要がありました。
税関はエルベ川の港の近くにあるということで、トラムの現在の終点近くにありました。
昨年の洪水で被害が出た地域のようです。
この線路はまだ復旧されていません。

税関から郵送されて来た手紙を輸入品を扱う窓口に出すと、荷物を持って来てくれた係の人に呼ばれました。
「自分で買った物か?」「誰から?」といくつか質問をされました。
「自分で買った物じゃない」「友人」「子供へのプレゼントかも」などと答えると、自分で開けて中身を見せろとカッターを渡されました。
中に入っていた物は、一回目の箱にはガンダムのプラモデル、自作でビーズのアクセサリーを作れるおもちゃ、お菓子なんかが入っていて、係の人もニコニコしながら「OK」、
箱を再び閉めるテープと持ち運びやすいように紐までくれました。
建物の入り口

2回目はホームスティに来た女子大生が子供たちに送ってくれた、アニメのDVD。
こういうのってどうなんだろうと、内心ヒヤヒヤしていたのですが、同じようなやり取りの後中身をだしたところ、アニメの絵を見ただけで「OK、もう良いよ」と、無事にもらえました。

前に日本からビデオが送られて来た時に、課税の対象になるとか言われ、100マルク近く払わされたことがあるんですね(当時で5千円くらい)。
今回もDVDということで、もしかしたら課税されるんじゃないかと思いましたが、大丈夫でした。

送ってもらったのは子供たちが大好きな話のアニメ、「我が家のお稲荷さま」のDVD。
全12巻、いただいちゃいました。
子供たちはもちろん大喜びで、時々ちょっとずつ見ています。
狐の大妖怪がある事情で兄弟を守るため、人と一緒に住むことになるお話ですね。
日本らしいお話、天狐空幻、可愛らしいです。

12月と1月はプレゼントがいっぱい。
もらった分以上にこちらも何かを返せていると良いのですが、、、
みなさん、どうもありがとう!

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