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2017年6月1日木曜日

鳥の話

娘は将来鳥類学者になりたいんだそうです(今のところ)。
保育園に通っていた頃は、犬屋さんでした。
何匹も犬を散歩に連れている人を見て「あんなにいっぱいワンチャン持ってて良いな〜」とか言ってたりしたので、小さい頃から動物は好きだったのですが、いつからか一番は鳥になったんですね。

時々「あの鳥なんだ?」みたいな名前の野鳥ハンドブックを読んでいるので、近所にいるくらいの鳥では知らない種類がないようです。
私もバードウォッチングは好きなので、何か見つけると「今のは何々だった〜」とか教えてもらっています。

そんな娘の興味をサポートしようと、妻もドイツ野鳥の会のHPを検索したり、いろいろ調べていたようですね。
するとどうでしょう!
何と隣街 Köthen、ケーテンに有名な鳥類学者の博物館がありました。
その名は「ナウマン博物館」。
先月末に行ってきましたよ。
Schloss Köthen


ヨハン・フリードリヒ・ナウマン教授(Prof. Dr. Johann Friedrich Naumann 1780ー1857)というドイツの鳥類学者の博物館で、彼の集めたすごい数の剥製等が展示されていました。
農家の家に生まれながら研究を続け、教授にまでなったんですって。
父は博物学者、弟も鳥類学者だったそうです。

私は剥製が結構苦手だったりするので、あまりじっくり見なかったのですが、子供達は興味津々で3DSで写真を撮りまくってました。
鳥好きな娘はもちろん楽しんでいたようです。


全部剥製です。
身近なところに偉大な先人がいたのでした。
今のところ鳥類学者になりたいという娘にとっては、多少は刺激になったのかな。
ナウマンの名前がついた鳥達です。

ケーテンは、バッハが働いていたこともあり城の中に記念館があります。
その他にも、大聖堂やクラーナハの絵がある聖アグネス教会もあり、見ごたえのある街でした。
また行きたいです。
街にゴミが落ちていなかったのも良かったですね。
子供達が「日本みたいにきれい」とか言ってました。

ケーテンの城にはハヤブサが住み着いているようでしたね。
望遠レンズを持って行くべきだった、、、

日本に帰国の際には山階鳥類研究所に連れて行こうかな。

先々週末には野鳥の会のイベントで鳥の定点観測をした模様。
場所を決めて1時間、どんな鳥が一度に最多で何羽見れたかを調べるんですって。
結果は野鳥の会に報告したそうです。
夏休みには野鳥の会主催の合宿イベントもスペインであるらしいのですが、ちょっとまだ泊まりで出かけるには心配ですね。

先週はハレにあるママの庭に行ってきました。
現在、庭の小屋の柱の上に、Gartenrotschwanz (和名はシロビタイジョウビタキというようです)が巣を作って子育て中。
巣には小さな雛が2羽と卵が2つ入っていたそうです。
私は覗きませんでした。
Gartenrotschwanz
巣の近くでシャッターチャンスを狙っている私を警戒して、ちょっと離れたところから様子を伺うオス。
Gartenrotschwanz

しょっちゅう虫を捕まえてきては、せっせと運んでいましたね。
元気よく育って、無事に巣立って欲しいです。

Gartenrotschwanz
けっこう粘ってやっと撮ることができました。
こちらはメス、お母さんです。
このGartenrotschwanz、マグデブルグの庭にもよく来るんですよ。
ただ和名のように額が白だったとは気がつきませんでした。
顔というか、頭は真っ黒だと思ってましたね。
今度気をつけて見てみよう。
可愛い鳥です。

しかし!
睡蓮の植え替えをして、またしても野鳥のイヤガラセ(?)が始まりました。
先日も植えて間もない睡蓮が2苗ほど水から放り出され、危うく枯れるところでした。
カラスか?
アムゼルか?
それとも鳩なのか?

奴らはどこかから見てるんですよね。
池の周りに苔を敷くと、次の日にはほぼ確実にほじくり返されていますもん。
それ以外にも睡蓮鉢の中に得体の知れない物を入れていったり、水浴びをして睡蓮の葉をメチャクチャにしたり、けっこうイラッときます。
デカイ奴来んなよ、、、

そうそう、池のギャラドス(鯉)ですが、結局いなくなってました。
越冬できなかったのでしょうか?
ガーテン友達からは「鶴が来て食べるんだよ」とか「コウノトリだ」とか、すごい鳥たち
にやられるんだという話を聞きます。
どうも春の移動時に立ち寄るらしいんですね。
私たちの貸庭エリアからもけっこうな数の魚たちが食べられちゃうようです。
ギャラドス、春になって会えるのを楽しみにしていたんですが、、、
鯉、また買わないのかな?

2017年4月11日火曜日

帰国

今回の一時帰国は久しぶりのルフトハンザ。
最近よく利用するフィンランド航空は、最寄りのライプツィヒ空港に乗り入れしていないため、ベルリンのテーゲル空港出発なんですよね。
絶対早朝に家を出ることになるので、空港に行くだけでけっこう疲れちゃうんですよ。
フランクフルト空港にて
それでもヘルシンキの国際空港はきれいだし、使い勝手も良いというか、気に入ってます。
行く度お店も充実していたり、マリメッコやムーミンショップをのぞくのもけっこう楽しみだったりします。
ただフィンエアは機内食が美味しくないと思います。
そこは非常に残念ですね。

なるべくライプツィヒ空港直通の電車に乗りたかったため、空港にはかなり早めに着くことになってしまいました。
そして3時間後に出る私の飛行機ミュンヘン行きは、
「キャンセル」となっていました、、、

カウンターに行くと、経由地が変わってもかまわないか?と聞かれ、チケットを変更してもらいました。
ちょうど同じ時間帯でフランクフルト発の羽田行きが取れると。
しかし新たにもらったチケットは、40分後出発。
「正面のチェックインカウンターで手続きしてね、まだ間に合うわよ」みたいなことを言われ、あわててチェックインです。
3時間余裕があったはずなのに!

まあ、そんな感じで最初からアクシデントがあったのですが、無事フランクフルト到着。
でも早く着いちゃったため、5時間も空港で待つことになりました。
ラウンジ使えるようにお願いすれば良かったと、後から思いましね。
フランクフルト空港 トンネル通路

空港はネットも使えるし、充電も出来るから良いですよね。
ご飯でもゆっくり食べて、ポケモンでも探しつつ時間を潰すことにしました。
子供たちから「空港でいっぱいポケモン捕まえて来て」と頼まれていますし。
フランクフルト空港内の飲食店で食べたハンバーガー。けっこう美味しかった。

そうそう、ポケモンGO、我が家もやってます。
ただ私のiPadでのプレイなので、基本 WiFi free の環境じゃないとできません。
空港とか、ショッピングモールとか、公共施設とか、、、
というわけで、どこどこにレアなポケモンが出た、とかいう話しを聞いても、ほとんど参加できません。
それくらいの方が良いですけどね。
息子なんてスマホ持ってたら絶対ポケモン探しに行ったまま、帰って来なくなっちゃう気がしますし。

そんな息子から私が依頼されたミッションは、「カモネギ」というポケモンを捕まえてくること。
なんでもアジア限定のポケモンらしく、ドイツにはいないんですって。
バルト海に出かけている家族とスカイプで時々話していたのですが、息子の第一声は必ず『カモネギつかまえた?』でした。
そんな簡単に捕まえられるポケモンなんですかね?
カモネギって、名前そのまんまですね。
と思っていたら早々にカモネギつかまえることができました。
広島のイオンで。
その晩、カモネギ捕獲成功の件を息子にスカイプで伝えると、本当に大喜び。
すかさず友人にSMSで伝えていたらしいです。
そして友人達からも「すげー」とか「いいなー」とか返事をもらっていたんだそうです。

ライプツィヒ〜フランクフルト〜羽田〜広島と、今回は乗りましたねー。
時間かかったなー。
機内で「君の名は」が観れました。
面白かったですけど、小さい画面が残念でした。
すごく話題になってたので

やっぱりすごく疲れましたが、無事に帰国。
こうやって時々両親とゆっくり時間が取れるのはありがたいことですね。
特に何もすることはないのですが、一緒にご飯を食べて話をするだけで、両親も楽しんでいるのがわかりますし。
街中での買い物を頼まれたついでに、家族へのおみやげも探したり、何をしたわけでもないのですが、良い時間を過ごせました。

東京に行く途中、大阪で開催中だったクラーナハ展にも行ってくることができました。
中之島にある国立国際美術館でした。
美術館としての建物はすべて地下にあるという、すごい建物でした。
美術館入り口を左横から。

クラーナハ、大好きなんですよね。
ユディットやルクレティアなど、初めて観る作品が多かったので嬉しかったなー。
ベルリンのボーデ博物館収蔵、「アダムとイヴ」
展覧会というかたちでまとめてじっくり観れたのは本当にしあわせ。
また観たくなりました。
ベルリン行って来ようかな。
ベルリンの絵画館収蔵、「ヴィーナスとキューピッド」より、部分

東京にも、一週間ほど出掛けて来ました。
妹、姪っ子と千葉のアウトレットモールに行き、ウォーキングのためのスニーカーを購入。
最初はアシックスで買おうかと思っていたのですが、何かこう、、、ピンと来ませんでした。
とにかくすごく派手なのが多いんですよね。
ランニングというよりウォーキングなので、できれば普段着にも合うようなタイプを探していたため、蛍光イエローとかピンクとかオレンジとかはちょっと無理。
ランニングとかするようになると、そういったシューズが欲しくなるのでしょうかね?

結局次に入ったナイキで購入。
AIR MAXです。
店員さんに相談してお薦めを教えてもらいました。
さすが店員、確かに履き心地もすごくしっくり。
その上、見た目も一番良い感じ。
ということで、値段的に予想以上だったのですが、購入。
久しぶりのナイキ。

東京都庭園美術館にも出掛けて来ました。
並河晴之 七宝展。
いやー、すごかった。
質の高さ、美しさに感動より、ただただ驚きでした。
東京都庭園美術館より



それから東京ドームで開催中だった「世界らん展」にも行ってきました。
ママに頼まれたんですよね、「蘭、買って来て」って。
お店の人に相談して何鉢か安いのを見繕ってもらいました。
私も風蘭と名護蘭のハイブリッドとバニラを購入。
お店の人もハイブリッドはまだ花を見ていないので、どんなのが咲くかわからないんだそうです。
楽しみですね。

友人のダニ博士と一緒に出版社にも出掛けて来ました。
本郷にある風濤社さんです。
博士、本の出版を計画中らしいのですが、そこに私も協力することになるかも、ということで顔合わせに行ったのでした。
当初、事務所でお鍋という話しだったので、広島のお酒を持参したのですが、社員の方が前日に親不知の手術をしたとのことで、鍋は中止。
しかし「味見してみようよ」ということになり、飲みながらの打ち合わせとなりました。
4人であっという間に一升瓶が空に!
実家の近くの酒屋、「酒商 山田」さんで相談後購入したのですが、本当に美味しかったです。
「鍋に合う、熱燗でも冷やでも、日本酒初心者(私のことです)でも美味しく飲める」なんていう、おかしな質問をしたのですが、良いお酒を選んでいただきました。
相談して良かった!
今まで飲んだ日本酒の中で一番かも。
なんていう銘柄かは忘れました。
今、写真を撮っていたと思われる博士に問い合わせ中。
その後、軽く食事にでもということで、外に出かけました。
飲みに行くって、文化なんですね。
とても楽しかったです。

その後、瀬戸内の島に住む叔母の見舞やご先祖様の墓参り、実は家の近所に住んでいた大学時代の友人宅を訪問、ポケモンセンターでの買い物など、残る用事を済ませ、ドイツに帰国。

早朝に広島空港を出発するため、前日から空港隣接のホテルに宿泊しました。
ゆっくりできて良いですよね。
しかし、再び私の乗る羽田行きが欠航!
全日空のカウンターに行くと、けっこう待たされた後、翌日0:55分発のフランクフルト行きなら取れると。
羽田空港にて12時間待つことになりました。
辛かった。
空港内をうろつくといっても、変に買い物して荷物も増やせないし、参りました。
ロッカーに荷物を預け、なるべくゆっくり食事して、お茶して、ドイツに連絡して、マッサージをしてもらい、、、などと、何とか時間潰しましたよ。
羽田空港にて
でも長時間飛行機に乗る前のマッサージは良いかも。
足湯と全身マッサージでけっこうぐったりしたので、いつも以上にリラックスして乗れた気がします。

それと夜中発っていうのも良いかもしれません。
もともと疲れている時間なので、眠りやすいというか、自然に休めました。
あいかわらず良く眠れなかったのですけれど。

機内では私の周り、水泳自由形日本代表チームの方たちが座っていたようです。
マルセイユで行われる大会に出場するんだと、お隣だった女子選手が教えてくれました。
彼女、シートのテーブルに突っ伏してグーグー寝てました。
身体柔けぇ!
がんばれ日本。

結局36時間ほどかかり、ライプツィヒ空港に到着。
空港にはママが迎えに来てくれていました。
22kgの荷物が2つありますからね。
助かりました。
今回は行き帰りで飛行機の欠航に遭遇。
運が良くなかったようです。
とにかく無事に帰って来れて良かった。

2017年3月16日木曜日

気がつけばもう3月

すっかりサボリ癖がついてしまいました。
前回の更新が10月って、、、ほったらかし過ぎですね。
気にはしているんですけど。
エルベ川沿いの公園にて。池も凍っています。 2017年1月撮影

ドイツの冬はやっぱり寒かった。
住んでる街に雪はあまり降らないのですが、空気中の水分が凍って道路にたまってたりします。
昼間も気温はマイナスなので、なんとなく毎日増え続けて、うっすら雪が積もったようになります。
もちろん時々雪も降ります。
雪が降ると公園はソリ遊びですね。
みんな元気だよ、本当に。
雪の降った次の日は、ソリで遊ぶ親子がたくさん公園に来ています。エルベ川沿いの公園にて。
2017年1月撮影

私は年末に病院に検査に行って、メタボ&高血圧と診断されてしまいました。
運動不足のうえに食べ過ぎという不摂生の結果が、しっかりと出ていますね。
でも寒過ぎて外に運動になんか出られません。
逆に血圧が上がってヤバイですよ。
もう少し暖かくなってから、ウォーキングでも初めてみようかと。

大聖堂、病院に行く途中でiPadで写しました。朝の8時少し前なのにまだ薄暗いですね。
2016年12月撮影
2月は妻と子供たちが、再びバルト海の方へ療養に3週間出かけることになりました。
私はその間お留守番ということだったのですが、どうせひとりならと、同じタイミングで日本に帰国してきました。
今回は久しぶりにルフトハンザ航空でチケットを購入。
ライプツィヒ空港 〜 広島空港です。
帰国時のことは次回に報告します(できれば)。


そして気がつけばもう3月。
寒い冬もどうやら終わったようで、こちらも少しずつ春が近づいています。
陽もだいぶ長くなってきましたし。
それでも朝はまだ2℃とかだったりしますが、日中は太陽が出ていて風が吹いていなければ、けっこう暖かかったりします。
外ですれ違う人たちの服装も、何となく薄手になってきました。

ガーテンでも朝から人が作業を始めています。
妻も庭仕事したくてウズウズしているようですね。
日本に住んでいれば、そろそろ池の睡蓮も植え替えの季節なのでしょうが、もうちょっと暖かくなってからにしようかな。
水の中にはまだ手を入れる気になれません。
ギャラドス(鯉)は元気でしょうか?
ちゃんと越冬できたのかな。
姿が見えないのでちょっと心配です。
子供たちがガーテンの入り口に雪だるまを作りました。2017年1月撮影

ウォーキング、まだ始めてないです、、、
もう少し暖かくなってからですね。
食べ過ぎには気をつけています。
日本では何食べても美味し過ぎて無理でしたけど。


先々週だったかな。
子供たちが学校からそろそろ帰ってくるという頃、消防車がサイレンを鳴らしてやって来る音がしたんです。
しかもすぐ近所に停まった様子。
窓から通りを見ると、消防車は通りを挟んで隣のアパートに来ているようなんです。

「また火事かよ!」って思いました。
うちの近所、本当に多いんですよ、火事とか小火。
ここに引越して来てから4年ちょっとですか、その間何回あっただろう?

まず住み始めて1年くらい経った頃でしょうか、妻が台所で食事の準備をしようと、掻き混ぜ器具をコンセントに差した時に器具が煙を吹きました。
悲鳴を上げつつも、すぐに器具をバルコニーに出して水をかけてました。
何かがショートしたらしく、しばらく煙が出てましたね。
燃え上がるってことはなかったのですが、目を離していたらどうなっていたのかわかりません。

それからしばらくして下の階に住むお宅で小火がありました。
その日は旦那さんが子供を連れて実家に帰っていたため、奥さん一人だったのですが、キャンドルに火をつけてソファに座りテレビを見ていたら、いきなりキャンドル台が倒れ、ソファに火が燃え移ったんだそうです。
すぐに水をかけたので大事にはならず、消火できたようなのですが、それでもけっこう燃えた跡がありました。
叫び声を聞いた私たちは何事かあったのかと外を見ると、下の窓から煙が出てるんですね。
すぐに下に降りて扉をノックすると、奥さんにとってもかなりショックだったようで、「落ち着くまでしばらく一緒にいてくれ」と言われ、話を聞きながら部屋の片付けを手伝いました。
しばらくすると「旦那に絶対怒られる、、、」と落ち込んでいましたけど、怪我もなく火事にもならず無事だったんだから何よりだよと。

それからしばらくして、夜中に隣の隣の通り、歩いて5分くらいのところで火事がありました。
それはけっこう燃えたようでしたね。

そして半年くらい前、やはり徒歩で5分かからないところで火事がありました。
ここもかなり燃えたようでした。
一番上の階に住むお宅が出火元で、窓から真っ黒い煤の跡がしっかり建物の壁についてました。
下の階に歯医者さんが入っていたのですが、機材が水に濡れて大変だったと。

そして先々週再びです。
おそらく小火くらいで大したことなかったんだと思いますけど、けっこう消防士達も来てました。
火事は怖いですよね。
みなさまも気をつけてくださいませ。



2016年10月7日金曜日

ひさしぶり

しばらく更新をさぼっちゃってました。
ずっと気にしてたんですけどね。

夏休みは家族で帰国しておりました。
ドイツに戻ってきてからも、妹と姪っ子や友人が遊びに来たりと、いろいろとイベントがあったため「明日にしよ」ってな感じで延ばし延ばしになってましたね。
あまりにさぼり過ぎて夏休みのことも書く気にもなれず、更にずるずると怠けてしまったというわけです。

日本では今年も海水浴に行ってきました。
陶芸家で窯元の友人宅にも遊びに行ってきました。
もちろんポケモンセンターや映画にも行ってきましたよ。
子供たちにとっては本当に毎日楽しいことばっかりだったんじゃないでしょうか。

生口島、サンセットビーチ
今回、私は車の免許の更新に出掛けて来ました。
免許、切れてたんですよね。
平成何年とか全然分かってなくて、切れてることすらすっかり忘れてたんです。
免許センターが不便な場所にあるため、ほとんど半日がかりとなってしまいましたが、何とか無事に更新できました。
初めてゴールド免許になりましたよ。
乗り物といえば、、、


新尾道に行く途中の三原駅で、のぞみの通過待ちをした時に500系のエヴァ新幹線が停車してました。
500系は格好良いですね。

岐阜では鵜沼にある友人のご実家にお世話になりましたが、久しぶりに見ました。
頭の上を航空自衛隊の戦闘機が飛んで行くんですね。
これはT-4 練習機かな。
すごい音でした。


それから子供達、広島東洋カープのキャップを買いました。
実家に滞在中、母親と一緒にカープの試合をテレビ観戦していたためか、すっかりカープファンになったようです。
そればかりか「グローブが欲しい」ということになり、近所の大型スポーツ店に行ってきましたよ。
子供ができたら一緒にキャッチボールをやる、なんていうのがよくある父親の夢のひとつとかっていう話を聞きますが、その夢実現です。
私は子供の頃サッカー部だったので、そういった夢は考えてもいなかったんですが、実際やってみるとけっこう面白いですね。
子供達もキャッチボールが好きみたい。
それにしてもグローブってけっこう高いんですね。
家族4人分買うつもりでしたが、とりあえず私と息子の分だけ買いました。
今にしてみれば娘の分も買っておけば良かったです。

それにしても選ぶのに時間かかったなー。
店にあるのをいろいろはめてみたんですが、どれが自分にとって良いサイズなのかまったく分かりませんでしたね。
お店の人には「グローブをはめて手を下げブラブラしても、落ちて来なければ良いです」とか言われたのですが、そんなもんなんですか?
はめた時に「これだっ!」とかって感じるようなこと、まったくなかったですね。
それでもそこそこしっくり奴を何とか選び出し、最終的には値段で決定。

カープ女子 in Deutschland

今年はザクセン・アンハルト州、新学期が早かったようですね。
8月11日から子供達の新しい学校が始まりました。
小学校の5年生から高校3年までの8年間を通うことになるギムナジウムです。
ドイツでギムナジウムとは、大学に進学を希望する子供達が通う学校ですね。
ギムナジウムを無事に卒業できれば、大学に進学する資格、アビトゥーアが取得できます。

新入生登校初日。
でも入学式がなかったんですよね。
校舎の前庭に全校生徒が集まり、校長先生が挨拶と新入生の教師を紹介すると、「それではここでお別れです」と親達は校舎の中に入れませんでした。
すごくあっさりというか、軽〜く始まった感じですね。

子供達は同じクラスになりました。
自分が学生の頃、双子の子達はクラスを別けられてたので、ちょっと新鮮です。
親にしてみれば面談時とか1回ですむので楽ですよね。
ラッキー。


同じクラスには小学校の同級生が数人いるのですが、全員男子。
娘はクラス発表時(入学式の数日前に顔合わせ日というのがあり、その時に知らせれてました)にかなりガッカリしてました。
仲の良かった子はみんな違うクラスになったんですって。
それでも帰ってきた時には「もうお友達が出来た」と喜んでましたけど。

今現在は秋休みですが、子供達は楽しく学校に通えているようです。
朝起きて「行きたくない」とかごねることもなく、毎日元気良く(まあ)通っていますね。
このまま楽しく8年間通って欲しいです。

それから、、、
庭の池に新しい仲間が加わりました。
鯉です。

YouTubeで日本の鯉が大好きな外国人の女の子の話を何となく見たので、その話をしたら家族がかなり強い反応があったんですね。

子供達は「鯉はずっと前から欲しかったもん」と、、、

妻も、数日前にドルトムントに住むBVB(香川選手のいるチームですね)のサポーターな従妹から手紙が届いたのですが、一緒に送られてきたファンブックに載っていたBVB Koi とかっていう黄色と黒の鯉のが気になって仕方なかったんですって。
チームカラーの黄色と黒だから、BVB Koi って、、、
Kibekko という種類だと書いてありましたけど、黄べっ甲ってことでしょうかね。

家族全員が鯉に興味があるなら、それじゃあ一匹買ってみようと、すかさず週末にペットショップへと出かけました。
当時はまだまだ暑かったのですが、夏の終わりも近いということで、池の魚の在庫がかなり減っていました。
本当に数匹の鯉しか残ってなかったのですが、その中から選んできましたよ。
紅白っていうんでしょうか。
紅というよりはオレンジなんですけど、白地に紅の入った2色のシンプルなタイプです。
Japanische Koi(日本の鯉)として売られてていました。
どうせなら日本の鯉が良いですもんね。


購入時は15cmくらいだったでしょうか、まだまだ子供なんでしょうけど、鯉って金魚と比べると頭の部分が大きいんですね。
慣れていないからか、けっこう人見知りというか恐がり屋さんのようです。
それでも池に入れるとどの金魚よりも大きく、泳ぐのも速いですね。

我が家の鯉は子供達によりギャラドスと命名されました。
ポケモンの名前らしいです、、、

日本で池にいる鯉を見ると、ガツガツ餌を食べるぼってりした姿なんかが気持ち悪いなと思ってたのですが、今はすっかり可愛く見えているので不思議です。
鯉のぼりのようにくるっとした目も、口の横に生えてるひげも、すごく魅力的に感じるようになりました。
品があるとすら思いますね。

妻も鯉の魅力にやられたようです。
いるだけで池のグレードが上がったような気がします。
季節的に池や庭はシーズンオフになるため今年はもうおしまいですが、春になったらもう一匹くらい買うことになりそうですね。
ギャラドス一匹じゃ可哀想ですし。
寒い冬を無事に越してもらえるように、今のうちに餌をたっぷりあげとかないとですね。


2016年6月29日水曜日

卒業

先日、子供達の卒業式がありました。
ドイツは小学校4年生で卒業です。
長かったような短かったような、複雑な感じですね。

日本からドイツに引越してきたのが2月。
マグデブルグには翌3月から住み始めました。
保育園をあと一ヶ月で卒園というところで急遽決まったドイツ行きでした。
日本で通っていた保育園の先生達は皆とてもショックだったようで、「この子達は私たちが卒園させたかった」と、特別に2人だけの卒園式をやってくれたんですね。
正式な書類は作れないため、卒園証書は
先生方の優しさに感動しました。
二人だけの卒園式 / 2002年2月

マグデブルグに引越すと、9月から始まる小学校まで少しでもドイツ語に慣らしたほうが良いと、近所の保育園に入れてもらい4ヶ月だけ通いました。
子供たちも通い始めは「みんな暴れん坊でキンダーガーテンに行くのが嫌だ」とか言ってましたね。
日本の保育園できっちり和を学んできた子供たちにとっては、こちらの保育園はフリーダム過ぎたようです。
それでも、しっかりドイツで保育園に通い無事に卒園式を迎えました。
卒園式は近所のプロテスタント教会のフロアでで行われました。
卒園式 / 2012年07月
心配していた言葉にもすぐに慣れたようで、卒園式の時に先生から「他のこと特に変わらないから問題ない」と言われました。
子供の対応力、吸収力は羨ましいです。
ドイツに来た当時、彼らの母国語は日本語だったのですが、今ではすっかりドイツ語になっています。

そして小学校の卒業式ですが、やっぱり日本の卒業式と比べると少し気楽な感じですね。
良い感じにリラックスしていて、妙なプレッシャーとかまったくありません。
先生方や子供たちにとってはどうだったのかわかりませんが、、、
入場スタンバイ中

卒業証書のような書類が生徒一人ひとり先生たちから渡されていました。
校長先生から卒業証書をもらってます。

もともと子供たちの学校は、同学年が各二組(英語クラス、仏語クラス各1組)しかないので、生徒も45人くらいなんです。
英語クラスとフランス語クラスの子供が交互に呼ばれ、式が進みました。
まずは担任の先生から成績表をもらったようです。
それぞれのクラスの卒業生達によるちょっとした発表(歌でした)があり、最後に全員で記念撮影と帽子を投げて、閉会となりました。

みんな始終本当に嬉しそうな表情で、よいぇも良い卒業式だったと思います。
子供たちも4年間お疲れ様でした。

英語クラスの生徒達はこの後、体育館にテントを張って学校に宿泊したんですって。
ミニキャンプですね。

私たちフランス語クラスは、次の日に朝から自転車に乗ってエルベ川沿いにある池に泳ぎにいきました。
私も引率として参加しました。

30人くらいが自転車で走るとなると、けっこう列も長くなりますね。
私は何故か先頭でペースメーカーをさせられていたので、気持ちよくゆっくり走れました。

走り出して30分くらいして、エルベ川沿いにある公園で小休止。
とても暑い日だったので休憩するのかと思い気や、さすが小学生。
自転車を停めて荷物を置くと、すかさす公園の遊具にダッシュしていきました。
そしてすぐさま水遊び。
5分後にはびしょ濡れです。
ずぶ濡れになっている子供たちも数人いました。
公園近くのレストラン(オーナーが父兄)を借りて昼食をとり、再び出発。
大きな池に泳ぎに行きました。
この辺りでは有名なスイミングスポットらしいです。
日本では夏というと海水浴ですが、ドイツは海が少ないのでみんな湖や池で泳ぎます。
池水浴ですね。
10年以上前ですが、ベルリンに住んでいる時にも友人に誘われて何回か出かけました。
一緒に行った友人達が目の前で素っ裸になって泳ぎ出したのは驚きでしたね。
裸ん坊で泳いでたのはみんなドイツ人でした。

池に着いた途端、みんな木陰なんかで水着に着替え(隠れずにそのまま着替える子、親もいました)、すぐさま池に飛び込んでました。
準備体操とかまったく関係ないようです。

今回私は泳ぎませんでしたが、引率のお父さんお母さん達はみんな泳いでました。
こっちの人そういうの大好きみたいなんですよね。
父兄達はみんな慣れているようです。
ダレよりも早く水に入り「これ以上遠くに行っちゃダメ」とかブイ係になってました。

のんびり池で休んでいた人たちには迷惑だったのかな?
嵐のような勢いでしたね。
男の子達は一生懸命掘ってます。

1時間ほど泳いだら、今度はドラゴンボート大会でした。
池にブイがいくつも浮いていたので、そこまでが遊泳可なエリアかと思っていたのですが、どうやらブイはボートのコースのために浮いているようでした。

ドラゴンボートは20人くらいが2人ずつ並んで乗れるボートで、船首に太鼓手、船尾に舵取りが各一名います。
太鼓手は後ろ向き(漕ぎ手向き)に座り、太鼓を叩いて漕ぐリズムをとります。
2つのボートを借りて、4組にわかれレースをしました。

子供たちは全員参加。
私も強制参加させられました。
私たちのチームは初戦敗退。
大人が他のチームより少なかったせいだと思ってます。
悔しい!
ドラゴンボートは初めて乗りましたが、面白かったですね。
高校生時代、よく東京上野の不忍池でボートに乗りましたが、普通のボートよりも漕ぐのは楽に感じました。
片側しか気にする必要ないし、舵取りがいるおかげで言われるままに漕げばコースも普通に取れるためです。
ただ前後の漕手とリズムが合わないと、オールがぶつかって良くないです。
そのための太鼓手ですね。

敗戦後、船着き場で泳ぐ子供たちを見張りつつ、足までつかり休んでいましたが、何故か決勝戦に助っ人で呼ばれ、再び漕ぐこととなりました。
初戦時には漕手に空席があった状態でのレースでしたが、助っ人参加の決勝戦はフルメンバーで乗り込んでいました。
みんなもっと乗りたかったんですね。
チーム分けの意味ないじゃん、とか思いましたが、楽しんだんだからOKでしょう。

決勝戦では私の参加したチーム、勝ちました。
いやー、がんばりましたよ。
前の席で漕いでたお父さん、マジなスポーツマンでしたからね。
彼のリズムに合わせガンガン漕いだので、良い感じでした。
私の後に座った子供はペースについていけなかったようで、けっこうオールが当たったりしちゃいましたが、仕方ないですね。

1日中暑くて、普段あまり動かさない身体も目一杯使ったので、非常に疲れました。
その日の夜は身体にたまった熱が手足から出たがっているのに、上手く放出できないような感じでなかなか寝付けませんでした。
とっても疲れたのですぐに寝れると思ってたのに。
そしてその後2日間ほど筋肉痛にやられました。

ボートレースの後は池の側にあるレストランで、それぞれ勝手に注文してまったりしました。
そして適当なところで解散となりました。

初めて行った池でしたが、良い所でした。
何より家から自転車で30分くらいのところにあるのが良かったです。
また近いうちに行きたいですね。

2016年5月24日火曜日

温室作り

長い冬が終わり春が来て日照時間も伸びて来ると、庭いじりの季節ですね。
とたんにガーテンが気になり始めます。
妻も庭仕事を始めるために、いろいろとネットで注文をしだします。
今年植えるための種や苗、樹木、そしてそのための肥料など、、、

ホームセンターも一気に活気づきます。
我が家には車がないため、同じように庭を借りてる友人と一緒に大量の土を買ってきました(もちろん妻が)。
やる気満々ですね。
今はアヤメがたくさん咲いてます。
今シーズン、私の庭仕事は温室作りから始まりました。
本当は睡蓮の植替からしたかったのですけど、、、

日本に帰国する数日前に届いた温室は、大きなトラックでパレットに乗せられて届きました。
大きなダンボール箱が2つなのですが、1箱さえ一人では運べない程の重さです。
庭の入り口が小さ過ぎてリフターが通れなかったため、庭の小屋に入れるところから大仕事です。
パレットから外し、箱を1つずつネコに乗せてゆっくりと運び入れました。
組み立ては帰国後です。

3週間後にはドイツもすっかり春めいて、まだまだ肌寒い日もありますが、日中には半袖でも暑いくらい温度が上がるようになりました。
温室作りスタートです。

私が日本に行ってる間に、ママが土台部分の地ならしをしてくれたおかげで、すぐさま組み立て作業に入れるかと思ったのですが、、、まずは水平を出す作業。
何となく平らにしたところに置かれた土台の上に組み立てたりすると、後々歪んで大変になりますからね。
基礎は大事です。

この地域、今年は降雨量が平年の2%と、ヤバイ程の乾燥状態です。
土がカチカチ。
土を掘り返したり、その周りを歩き回るだけで砂埃が酷く、鼻の中がジャリジャリになりました。

この温室、非常に良くできていてとても作りやすいです。
軽くて丈夫そうだし、組み立てやすいうえに、色合いも庭にあう感じ。
説明書のわかりにくさがちょっとだけ残念でしたが、この辺りは想定内ですね。
IKEAの家具なんかも似たような物ですし、もう慣れました。

8割方出来たところで問題発生。
屋根部分のパーツがダブって入っていて、1つの種類が足りませんでした。
作業が完全にストップ。
メーカーに連絡して取り寄せなければなりません。
妻は大ショック。
せっかく良いペースで組み立てれてたのに、、、
商品の出来にはけっこう満足してたので、とても残念ですね。
連絡を受けたメーカーはすぐに対応してくれたようで、3日後には足りないパーツが届きました。

そして組み立て再開。
その日のうちに完成しそうですね。
と思ったら、金属のパーツが1つ欠品、、、
再びメーカーに連絡です。

大したパーツじゃないのに、こんな基本的なミスのせいで、消費者側にはどれほどの迷惑を、販売者側はどれだけの出費がかさむんでしょうか。
商品管理のダメさ加減にムカつくよりもメーカーが気の毒になります。

なかなか送られて来ない商品に、イライラし出した妻は再び連絡を取ったようです。
何でも「棚卸し業務のため出荷が遅くなった」とのこと。
それならメールなり電話なりできちんと連絡して来いよ、とか思いましたけど、こんなもんなんですよ。
いちいち腹を立てても仕方がありません。
日本を基準にしてはいけませんね。

数日後届いた商品を取り付け、組み立て作業再開です。
基本的にパーツのはめ込み作業なので、最後のパーツ取り付けがかなり力仕事でした。
脚立の上にあがり屋根部分の取り付けは、筋肉の悲鳴が聞こえるようでした。
出来上がった温室には非常に満足です。
水を撒いた後なので濡れてます。
上部の組み立てだけで3時間近くかかってしまいました。
一人でやってると、難しい作業じゃなくても大変ですね。
天窓に自動開閉式のアームを取り付けました。
温度変化による体積の増減を利用した収縮構造のようです。
取り付け前に冷蔵庫で30分以上冷やしてから、作業することとなっていました。
現在の気温では常に開いている状態。
嵐のときとか大丈夫なのでしょうか?
むしろ冷えた時に本当に閉まるのかが心配です。

妻は完成した温室を見て超喜んでいました。
早速土を入れて、何かを植えていたようです。
納品されてから完成するまでが長かったですねー。
今年は温室育ちの野菜が食べれるのでしょうか。
楽しみです。