今回の目的は、博物館にベルリナーレ(国際映画祭)。
何と文化的な週末!
ペルガモン博物館、現在工事中 でも観れるようです。 |
友人とはかれこれ15年の付き合いになるのですが、私が初めて通ったドイツ語学校のスペイン人同級生の「彼女」でした。
私たちが行ったのは最終日だったようです。 |
通い始めて3日目くらいだったと思います。
授業の後、たまたま近くにいたスペイン語圏グループに誘われカフェに出かけたのですが、その時のメンバーの一人が彼女の彼氏M君でした。
帰り道、同じ地下鉄に乗ったM君と何処まで行くのかという話になって、何と同じ通りに住んでいることが判明。
次の日から一緒に学校へ行くことになったのでした。
ドイツ語学校の同級生で、同じようにドイツ人の彼女がいて同じ通りに住んでいる。
こんな偶然もう何かの運命だろうと、私たちはお互いの彼女達を含めすぐに仲良くなりました。
数年後、残念ながら彼らの関係は終わってしまいましたが、未だにどちらとも連絡を取り合っています。
特に彼女は妻の親友という感じでしょうね。
ということで、今回は彼女のアパートに2泊3日でお邪魔することになりました。
いろいろな店が多く、朝から夜遅くまで賑やかなところです。
金曜の夜に到着したので、その日はみんなで夕食をとりゆっくりしました。
そして次の日、ゆっくりめの朝食後、私たちの文化的な週末がスタートしました。
今回、私は子供たちをエジプト美術がある Neues Museum / 新博物館に連れて行きたかったんですね。
この新博物館、目玉はなんといってもネフェルティティの胸像です。
久しぶりに私も観たかったですし!
Nefertiti / ネフェルティティの胸像。 現在は写真撮影禁止です。写真は2002年に撮影。 |
ベルリンの博物館はいつでもどこでもお客さんが一杯なため、チケットを取るのが面倒になっています。
特にペルガモン博物館などは大人気。
ネットで時間指定でチケットを購入できたりするのですが、何故かサイトに繋がらず、直接行くことにしました。
チケット売り場で小雨の中15分程並ぶことになったのですが、そこで16歳以下の子供は無料であること、そして新博物館なら時間予約する必要がないことを聞きました。
そこで私はベルリンの美術館、博物館共通年間パスを購入。
これで明日、好きな時間に子供たちと観に来れます。
Bode-Museum / ボーデ博物館 |
パス購入後、妻と子供たちは午後から演劇を観に行くことになっていたため、私とは別行動。
私は大好きな Bode-Museum / ボーデ博物館に行ってきました。
何度来てもまた行きたくなるところですね。
軽く観るつもりだったのですが、気がついたら4時間が過ぎてました。
Bode-Museum / ボーデ博物館 |
子供たちが出かけた演劇、彼らが言うには「悪くなかった」、「面白いという程じゃないけど、つまらなくなかった」そうです。
妻の話ではけっこう良かったらしいですけど。
ボーデ博物館 |
ボーデ博物館にて |
ボーデ博物館にて。 彫刻の後の絵画はホルバイン |
ボーデ博物館にて。 子供たちに作品の説明でもしているのでしょうか。 |
そして日曜日、妻は友人とベルリナーレのフランス映画を観に行きました。
監督賞をとった作品だったそうで、少し寂しいけど素敵な作品だったようですね。
新博物館 |
子供たちにとっても古代エジプト美術は魅力的なようで、熱心に観ていました。
それ以外にもいろいろと展示されているのですが、そっちの方はいまいちだったようですね。
古代エジプト美術の洗練されたデザイン、技術、そしてその思想、、、
遺跡である作品からにじみ出る死生観に、子供の頃で詳しいことがわからなかったにもかかわらず、常にドキドキさせられながら観たのを覚えています。
新博物館にて。 |
新博物館にて。 |
小学生になって初めてもらった国語の辞書の巻頭ページに、何故かツタンカーメンの黄金のマスクがカラー写真で付いていたのですが、時々思い出してはこっそり見るのが大好きでした。
何だか怖くてじっと見つめられない、なのにとっても惹き付けられる。
不思議な魔法にかかったようでした。
新博物館にて |
娘もいろいろ感じたようです。
新博物館にて |
そして博物館の後、ニュージーランドの「Born to Dance」という映画を観に行きました。
映画館の前で妻と待ち合わせです。
レッドカーペットを歩いて会場内へ。
内容はヒップホップダンスに一生懸命になる若者を描いた映画で、ティーン向け。
友人から、これなら子供たちも何とか見れるんじゃないかと、チケットをプレゼントされました。
観賞後、子供たちは「面白かった!」と良い反応。
上映前には子供たちの大好きなテレビ番組に出て来る俳優による上映開始の挨拶があったりして、二人とも超喜んでいました。
上映前、上映後はもちろん、上映中も、良いシーンで会場は拍手喝采。
映画祭という特別な雰囲気を子供たちと味わえただけでも、来て良かったともいました。
映画は私にいまいちでしたけど。
また来年も来よう。
久しぶりのベルリン、今回はたっぷり博物館を堪能できました。
年間パスもあることだし、近いうちにまた行きたいですね。