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2013年12月28日土曜日

クリスマス / Frohe Weihnachten!

やって来ました、クリスマス。
クリスマスマーケットがオープンして「あー、もう年末なんだなー」などと思っているうちに本番が来ちゃいましたね。
私にとってクリスマスは只のイベントでしかありませんが、ドイツや主にキリスト教の国の人たちにとってはとても大事な行事です。
ガラス細工のサンタ。

ドイツのクリスマス、当日は家族や親しい関係の人と一緒に、楽しくゆっくり過ごす時間です。
暖かい家の中で美味しいご馳走を食べて飲んで、プレゼントの交換をしたり、ゲームをして遊んだり、、、
とにかく幸せな時間、空間をつくるための努力が半端無いです。

家の飾りもクリスマスモードになりますし、クッキーやケーキ作りもします。
お茶菓子もシュトーレンやレーブクーヘンになって、チョコやヨーグルトもクリスマス限定の物が出ます。
クリスマスツリーも買いました。
テーブルクロスもクリスマス用に変えました。
どこの家でもクリスマスを迎えるにあたって、これくらいはしてそうです。
子供たちが楽しそうに飾り付けをしてました。


部屋のあちこちにちょっとしたクリスマスグッズが飾られます。
普段から店などで少しずつ買いためてきた物たちですね。
大きなダンボールが満杯になるほど揃いました。
だけどいつの間に買っているんでしょうか?
うちは手造りの木工製品が多いですね。

サンタの杖が折れてますね。中でお香を焚くと口から煙を出します。


街も24日の午後になると店がほとんど閉まり、出歩いている人も通りに車も、ぐっと少なくなります。
14時までスーパーが開いてるということで閉店前に飲み物を買いに出かけましたが、見える範囲で通りに出ていたのは私達だけでした。
こんな時に寒い外にいると寂しくなって来ますね。

今年のクリスマスはちょっと賑やかでした。
ハレからママ、日本から友人がすでに来ています。
そして妻が仕事で関係のあるリトアニア人女子医大生もやって来ました。
4ヶ月間の留学だそうで、来月に帰国するためクリスマスはドイツに残っています。
異国で一人きりのクリスマスとなりそうだったため、妻が「来ても良いよ」と声をかけたところ、「喜んで伺います」との返事がありました。
ちなみに初めて知り合ったリトアニア人の女の子は、ラムネちゃんというとても可愛らしい名前でした。
折り畳める紙製の星
板を抜いて作ったロウソク立て、蜜蝋で作られた天使など
窓の取っ手にも磁器の鈴が

お菓子を食べながら話をしているうちに、外もすっかり暗くなりました。
いつもならここで「そろそろサンタクロースが来るんじゃないか、外に探しに出かけようか?」と、子供たちを連れて街を散歩する必要がありました。

そのあいだに残ったメンバーがプレゼントの準備をするのですが、今年は何とサンタが家にやって来たんですね!
今年こそはサンタを見つけると意気込んでいた子供たちは、サンタの訪問にびっくり。

プレゼントをたくさんもらって大喜びです
サンタさん、大きな袋の他に木の枝を束ねて作った武器らしき物も持って来てました。
悪い子にはこれをあげるってことでしょうか。
プレゼントを渡す前にやっぱり「何かやってみろ」と言われ、子供たちは学校で習った雀の詩を聞かせ、褒められていました。

でっかいサンタでしたね
子供たちだけでなく、大人もプレゼントをもらえましたよ。
帰るサンタさんにもお礼の絵と手紙を渡し、みんなで見送りました。
子供たちはかなり緊張と興奮した様子で、「サンタ、パパより全然大きかった」とか「すごくいっぱいプレゼントが袋に入ってた」とか言ってました。
ドイツの人は私よりほとんどが大きいって、、、
暖房のスイッチにはパズルの玉がぶら下がってました

24日のイヴは割と軽めの夕飯を食べるんだそうで、ポテトサラダにソーセージくらいでした。
昼過ぎからずっと食べっぱなしだたから、ご馳走が出ても食べれなかったはずです。
一般的にこの日は鯉など、魚を食べることが多いようです。
リトアニアでも魚を食べるそうです。

もう10数年前のドイツに来て間もない頃のクリスマス、大きな鯉を出されたことがあったのですが、私が本当に一口しか食べなかったため、以来我が家では鯉はクリスマスのメニューから削除されました。
25日の昼ご飯にガチョウの丸焼きが出ました。
子供たちはプレゼントでもらったレゴを早速作り始めました。
どうやら欲しかった物がちゃんともらえたようですね。
これは私の部屋の壁に。ロウソクに火をつけると羽が廻ります。
でも上手く廻らなくて少しこげたので、現在着火禁止。
この2つも今年は思い出して飾りました。
トナカイってことでクリスマス用ですよね。
ペンギンの帽子にも実は赤いボンボンが付いてます。10数年前にロンドンのリバティーで購入。
家の中でまったりダラダラしていたら、あっという間にクリスマスが過ぎてしまいました。
今年のクリスマスも楽しく過ごせました。
何より良いことですね。
ジルベスター(大晦日)までの間、しばらく街もお店も通常営業に戻りました。
これから私は年賀状書きですね。

クリスマスマーケットも今月いっぱいやっているそうです。
子供たちともう一回くらい行くことになりそうかな。
それでは、みなさま、
良いお年をお迎えください。

学校の先生にあげるために描いたクリスマスカードです




2013年12月12日木曜日

ポケモン、Pokémon

最近うちの子供たちのブームになっているのがポケモン。
学校の友達とポケモンカードを交換しているそうで、毎日新しいのが手に入っただとか、3種類揃っただとか言ってます。

特にハマっているのが息子の方。
学校から帰って来るとカードのアルバムを眺め、毎日何回やるのかわかりませんが、出したり入れたり並べる順番を考えているようです。
アルバムも前にハマったスターウォーズの物に、自分で表紙の絵を描いてポケモンアルバムにして使っています。
娘の方はそんな息子の熱にちょっとつられた感じで、一緒になってカードを集めているようですね。
息子が描いた表紙
今月は子供の誕生日とクリスマスがあるため、プレゼントのため子供たちに何が欲しいかさりげなく聞いてるんですが、今は完全に「ポケモンカード」一筋。
とにかく「もっと欲しい」んだそうです。
これはオーマからいつのまにか買ってもらっていた雑誌。
カードが10枚付いてたようですね。
前のアパートに住んでいる頃、近所の郵便局に子供と一緒に出かけたときのことです。
そこの郵便局はちょっとした雑貨屋に郵便局がついている感じで、いつも何らかのワゴンセールをやっているんですね。
たまたま子供が、ワゴンに入ったどれでも1ユーロのコーナーから、ポケモンカードを欲しがったので、1ユーロならと買ってあげたことがありました。
ちゃんとした缶にカードが入っていて、数もけっこうありました。
最初トランプかと思ってましたからね。

その時は「何かのゲームみたいだね、説明書がドイツ語だからパパわからなーい、ママに聞いて〜」とか言って、子供の方もそれっきりだったのですが、カードが今になって大事なコレクションとなったようです。

私はポケモンがどんな話なのか知らないので、カードゲームに関してもまったく知識がありません。
そんなせいか、子供たちはいろいろと説明してくれます。
したいんですね。
「このモンスターが最初はこれで、次にこうなって、最後はこうなる!すごいでしょう?」とか、「これはポイントがいくつで強いんだ」とか、、、
どうやら最終形態のカードがキラキラしていて美しく、なおかつポイントも高いようです。
息子のコレクションより
そんなふうにカードの話を毎日聞かされるのですが、やけにポイントにこだわっているようなんですね。
「このカードは170もポイントがある、つえーでしょう!」とか、、、
しかしゲーム自体をやっている様子はまったくありません。
「このカードゲーム、どうやって遊ぶの?」と聞いても、「知らない」とか言ってるし、、、
カードデータのみでコレクションを楽しんでいるようです。

ある日の学校での出来事です。
日本のポケモンカードもどこで手に入れてたのか、息子が1枚だけ持っていました。
そのカードをとても欲しがった同級生に息子があげようとしたところ、「これは日本のカードだからダメ」と、娘が泣くほどの反対をしたんだそうです。
娘がそれほど言うならと、その時は息子もあげるのを止めたそうなんですね。
それまでカードを1枚も持っていなかった娘は、後日、彼女のことを好きなクラスの男子からプレゼントされたカード3枚を使って、目出たく息子から日本のカード1枚を手に入れたのでした。

娘にカードをプレゼントした男子と、日本のカードを欲しがった友達っていうのはどうやら同じ「彼」らしいです、、、

そんな子供たちの熱さに負けてというか、親馬鹿さというか、私のバカ親魂にもちょっと火がつきました。
amazon jp でポケモンカードをガツンと注文してしまいました。
そして今月日本から遊びに来る友人に、運び屋を頼んじゃいましたよ。
どれを買ったら良いのかまったくわからなかったので、適当ですけどね。

しかしポケモンってすごいですね。
もう何年人気が続いているんでしょうか?
しかもワールドレベルでですからね。
日本のアニメ、漫画は確実に文化として世界に広まっているようです。

このあいだも電車で浦沢直樹の「モンスター」読んでる人がいたし、トラムでは女子高校生でしょうか、高橋留美子の「らんま1/2」を読んでました。
もちろんドイツ語版ですよ。
「おおかみこどもの雨と雪」
DVDやブルーレイでも最近はいろいろと日本のアニメが売られているようです。
私もこのあいだ日本で観れなかった「おおかみこどもの雨と雪」、amazon de ですごく評価が高かったのでブルーレイで買いました。
まだ観てないけどね。

それと子供用にジブリの映画もブルーレイで数本。
こっちで買うと、オリジナルの日本語音声でも観れるし、子供のお友達や日本に興味のあるアニメファンが来た場合(まだ来たことないけど)にドイツ語でも観れます。
その上DVDもブルーレイもドイツの方が安いです。
というか日本はなんであんなに高いんでしょうね?
安くした方が売れると思うんだけど。

アニメと言えば、先日ネットで高畑勲監督の新作「かぐや姫の物語」の予告編を見ました。
なんかすごく心を動かされました。
かぐや姫ってことで、「竹取物語」ですよね。
でも、いったいどういう映画なんでしょう?
「姫の犯した罪と罰」って??
すごく気になってます。

予告編で流れていた主題歌もひっかかりました。
その後いつまでもメロディーが頭から離れないため、このあいだCDを買ってしまいました。
二階堂一美さんの「いのちの記憶」。
このCDも友人が持って来てくれるので聴けるのが楽しみです。



2013年12月5日木曜日

クリスマスマーケットへ / Weihnachtsmarkt

クリスマスマーケットに出かけて来ました。
子供達からしてみれば、遂に、やっと、という感じだったことでしょう。
学校の行き帰り、マーケットを準備しているところから毎日見続けて来ましたからね。
始まったのに何で行かないの?と何度言われたことか。

日本のお祭りや初詣でもそうですが、大体何処も出店の内容は毎年一緒。
何となく行っちゃいますが、何か食べても大して美味しくもないし、ああいうのって雰囲気なんですよね。
でも子供達には違います。
真剣に楽しんでますから。

ドイツのクリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt) は、各種出店の他にも観覧車やメリーゴーラウンドのような乗り物、ゲームなどのアトラクションが出るためちょっとした遊園地のようになります。
大人達はグリューワインを飲みながら食べて買い物、子供達もいろいろと食べながらアトラクションを楽しみます。
子供達がずっとやりたがってた滑り台。
滑りが悪くいまいち楽しくなかったみたいです。
機関車の乗り物、メルヘンの世界を廻ります。
いくつかのアトラクションに乗って子供達はかなり楽しそう、連れて来た甲斐がありました。
参ったのは、妻はアレルギーが出るから無理だと言って私が一緒に入らされたネズミの小屋。
300匹のネズミがおもちゃのお城や船、飛行機の模型屋なんかの上をかけずり回っているのをガラス越しに見るだけの小屋です。
子供達は大喜びでしたが、私には臭くて気持ち悪いだけでした。
こんなの見たがるんじゃないよ、、、

クリスマスマーケットに来たら食べようと思っていた物がありました。
焼きマッシュルームです。
たくさんのマッシュルームにニンニクのサワークリームソースをつけて食べました。
ずっと気になっていたんですよね、これ。
実際食べてみると特別美味しいというわけじゃありませんでした、やっぱり、、、

まあ、いろいろと食べ歩くのもお祭りの楽しみですからね。
娘はヌテラ入りのクレープを買ってもらいました。
でもこれが我が家にはなかなか難しいことなんです。
息子のアレルギーのためです。
マーケットの出店で彼の食べられる物って本当に少ないんですね。
ソーセージなんかでもちゃんと成分表を見ないと、ちょっとしたところに卵や乳成分が使われていたりします。
温かい食べ物も大抵ダメですね。
娘は何でも大丈夫なので余計に可哀想です。
それでも今回はサラミとフライドポテトが食べれました。
これはお菓子なんですけれど文字が入ってて飾りにします。
こちらはキャンドル屋さん
マーケットの中にサンタクロースがいました。
子供達はサンタを見つけるとダッシュで追いかけて行きました。
何を話していたのかはわかりませんが、おそらくプレゼントのお願いでもしたんでしょうね。

サンタから「歌を唄え」と言われたそうです。
学校で習ったフランス語の歌を聞かせてました。
そしてご褒美にチョコをもらいました。
でもそのチョコ、息子は食べれません。
息子は私にくれました。
ごちそうさま。
ガラス細工のお店 

いくつかアトラクションにも乗ったし、ガラス細工のお土産も買ったし、今シーズン初のクリスマスマーケットはけっこう楽しかったです。
子供達は観覧車にも乗りたがりましたが、私も妻も怖くて無理なのでそれはオーマが来た時に一緒に乗ってもらいましょうね。

グリューワインも飲めませんでしたが、それも次の時にしましょう。
またすぐに来ることになりそうだしね。
週末はハレに出かけるので、ハレのマーケットにも行くことになりそうです。

クリスマスまで毎日毎晩人々が集まって楽しんでいるクリスマスマーケット。
ドイツの一年で一番幸せな時期かもしれませんね。