といっても、休みになるのは幼稚園や小中学校の学生達だけです。
子供たちはオーマに連れられて、先々週のうちにハレへ行きました。
大学は休みじゃなかったみたいですね。
もちろん、語学学校も平常通りです。
語学学校のクラスでは、前々から「秋休みはどうなるのか?」というのが生徒達の間で話題になっていました。
そこで、まだ小さな子どもがいるイラク人のクラスメイトが学校のボスに質問をいました。
「君たちのクラスに休みはないよ。いつもの通り授業があるからきちんと出てくるように。」
という答え。
みんな残念がっていましたが、仕方ありません。
ということで秋休みの月曜日、語学学校へ向かう途中の道路で、クラスメイトのシリア人男性2人とポルトガル人の女性が学校の方から戻ってくるのに出会いました。
「どうしたの?」と尋ねると、3人とも満面の笑みを浮かべ、
「今日は授業ないよ!秋休みなんだよ!!」と。
私と同い年のシリア人、学校前に設置されている喫煙所で先生と思われる「でかい男性」から言われたんですって。
そして後からやって来た喫煙仲間の2人にもそのことを告げ、それじゃあと、帰ることにしたんだそうです。
その途中私に出会ったみたいですね。
でも何で先週末に先生は何も言わなかったんだろう、と疑問に思いつつも、私も家に帰りました。
面と向かって「お前らの言ってることなんか信じられないね」とは言えませんもんね。
語学学校は家から徒歩10分弱の近所なので、戻ってきた時にはまだ妻が家に残っていました。
秋休みらしいということを告げると、いつまでなんだろう?と妻が学校に連絡してくれました。
すると電話に出た事務の人(ボスだったようです)が「授業はあるよ。君の旦那さん、さっき見かけたけど」と。
いや、私、家にいるんですけど。
一体誰を見たんだよ、、、
それはともかく、やっぱりガセネタだった秋休み情報。
やる気はかなりダウンしていたのですが、再び学校へと向かいました。
教室に入ると、生徒の数は6人だけ。
アラブ人は1人しか来ていませんでした。
緊急アラブ連絡網でデマ情報が流れたのかも。
クラスで遅れた理由の説明をすると、一人だけいたイラク人が「自分は君が彼らと話した後、戻って行くところを見た。」と。
じゃあ何で声かけないんだよ、、、
その週、アラブ人達は水曜からやってきました。
みんな「彼から電話がかかってきて〜」だって。
私も学校、ちゃんと通ってますよ。
こうして私の秋休みは木曜からスタート。
水曜の夜にハレに出かけ、ママ、子供たちと合流。
木曜の朝、再びテューリンゲン地方、フリードリッヒローダへと出かけました。
前回キノコ狩りが思った以上に楽しかったので、ママも連れてまた行こうってことになったんですね。
しかしホテルはグレードをアップしました。
前回の大衆宿場的なホテルはもうこりごり。
ちょっぴり贅沢しちゃいました。
泊まったのは4つ星、ラマダ・ホテルです。
壁にフリードリッヒローダへようこそって描かれています。 |
2年振りのフリードリッヒローダ、ほとんど変わっていませんでした。
ちょっと道路がキレイになったところがあったかな。
足の親指を痛めた時に薬を買った薬局が改装中でした。
それと養蜂家のお店が改装されてました。
妻はこの蜜蜂ショップでいろいろ買ってました。
蜂蜜はもちろん、手造り蜜蝋キャンドルセット、プロポリス入り喉飴、蜜蝋リップクリームなどなど。
一昨年、手造りサラミを買った八百屋。ソーセージやサラミも売ってます。 |
特に金曜日の夕食、テューリンゲン地方のメニューは良かったー。
鹿肉のシチュー、コケモモのコンポット添えとか、テューリンガー焼きソーセージとか、ズルツェ / Sülze (お肉とピクルスやパプリカなんかを混ぜた煮こごりです)も酸味がきいていて良い味でした。
金曜の夕食には尾頭付きの蒸しサーモンが4匹も出てました。
私は食べなかったけど。
バイキングタイプだったので、あっというまに骨だけになってました。
みんなお魚けっこう好きみたいですね。
2日目から本格的にキノコ狩り。
記憶をたよりに森に入ります。
日本だとキノコ狩りといえば山に入る印象があるのですが、こちらの森は比較的平坦なので、樹海に入るみたいな感じでしょうか。
青木ヶ原樹海とか実際に入ったことありませんけど。
ホテルの裏手にすぐ森への散歩道、2kmコースとか4kmコースとかがあるのですが、そのコースに入ってすぐママがキノコを見つけました。
どうやら小道からちょっと脇にそれて森に入るくらいのところに、多く生えてる感じですね。
あんまり中に入ってもないようです。
陽当たりの関係なんですかね?
それとも奥の方はイノシシとか鹿とか、森の動物が食べちゃうからでしょうか?
ところどころ土がほじくられているところがあったりするので、動物達も何かを探しているようです。
散策中 |
針葉樹の多いところの方が見つけやすかっただけかもしれませんけど。
それにしても、あるはあるは!
こんな感じで生えてます。Maronen-Röhring ニセイロガワリ |
傘の下がしっかり固い物が良いそうです。
半分以上が育ち過ぎて柔らかくなり過ぎてたり、ナメクジに食べられちゃってたり、芋虫みたいなのがわいてたり、カビが生えちゃってたりしてダメなのですが、こんなに簡単に採れちゃうもんなの?と思うくらいの収穫でした。
今回はキノコ通のママが一緒なので、これはまだ大丈夫かどうか、全てママに集められていましたね。
Steinpilz、ポルチーニもいくつか穫れました。
フランス料理で有名な高級品トリュフも、実はけっこう生えてるんですって。
ただ、土の中に生えてるため、探す訓練をされた豚とか犬を持ってないと、見つけられないため、取れないらしいです。
そういった番組がこちらのテレビでやってたらしいですよ。
毒キノコもいっぱい生えてます。
食べると死んじゃうくらい強い毒もあるそうなので、知識がないと危ないですよね。
最近シリアからの難民が、採って食べたキノコで亡くなったというニュースもあったようです。
何でもかんでも食べれると思ってたんでしょうかね?
これは猛毒のキノコだそうです。もしかしたら Grüner Knollenblätterpilz ってやつかも。 |
森の中は苔が一面に生えていて、とても美しいところがたくさんありました。
ガーテンにある池の周りを苔だらけにしたかった私にとっては、キノコと一緒に苔も持ち帰りたかったです。
地面が苔でフカフカでした。 |
3時間くらい歩き回るとけっこう疲れますね。
記憶も曖昧で途中間違えたりもしましたが、それでもそこら中にキノコ達は生えているようで、2日間で6〜7kgくらい採れたんじゃないでしょうか。
キノコ狩り、病み付きになりそう。
空気の良い森の中をたっぷり歩き回った後、ホテルのプールで泳いじゃったりして、すっかり健康的な休みを過ごした気になっていたのですが、ホテルの食事を食べ過ぎていたたのか、しっかり太って帰ってきたようです。
すでに秋休みから一週間たつのですが、未だにお腹周りが張ってる感じがあります。
なんで?
筋肉痛は治まったけど。
秋休みのキノコ狩り旅行。
いやー、楽しかったー。
来年はどうするんでしょう?
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