ページ

2014年3月31日月曜日

ハレへ行って来ました。

週末ハレへ出掛けて来ました。
日曜にママが羊毛を使ったイベントの講師をすることになったんです。
どんな感じか見に行くことになりました。
ママが作った靴下、部屋履きなど。
ママのガーテンがあるフランツィヒマルクは、近くに昔軍の演習場だったというとても大きな自然公園があります。
ママが子供の頃は壊れた戦車がたくさん置いてあったそうです。
見てみたかった。
公園というよりは超巨大な原っぱという感じなのですが、どれほど広いかは見た感じまったくわかりません。
今度MTBで公園一周とかしてみたいです。

その巨大な自然公園内で牧羊を営んでいる羊飼いと知り合いになったママは、彼から原毛を山のように買って、自ら紡いでいます。
羊毛って最初はすごく臭いんですよ。
他にも羊毛専門店からグレーや茶色の物、着色した物など、いろいろと購入しているようですね。

日曜日の朝、ハレも濃い霧が出ていました。
ザーレ川が近いからでしょうか。
庭の蜘蛛の巣にも水滴がいっぱい。

会場は自然公園の隣にある、自然体験施設?なんていえばいいんでしょうか、東ドイツ時代、ハレの子供たちはみんなそこに遠足に来て馬に乗ったり、飼っている動物(ヤギやウサギなど)と遊んだりしたんだそうです。
そんな施設の中にあるカフェがイベントの会場となりました。

糸車やプリミティブな道具を使って毛糸を紡いだり、太い糸を使った簡単なカーペット作りなんかを紹介しました。
この自然体験施設、一時は閉鎖するとか言われていたのですが、多くの人の反対運動のおかげで、現在は週末になるとかなりお客さんが来るようになりました。
なので、ママの実演も大盛況だったようです。
たくさんの人から個人的に教えてもらいたいとか、グループで教室をやって欲しいと言われてようです。
実際ママの作った靴下や部屋履きは冬場手放せない必須アイテムなので、興味がある人や作り方を知りたい人はいるはずですね。

何故か私もフエルトでウサギ製作を実演させられました。
4匹ほど作ることになりましたね。
子供たちが羊毛からフエルトで何かを作っています。
イースターが近いのでニンジン作りが人気でした。
その日はママの他にも養蜂家の講演がありました。
ミツバチ好きな私も「マグデブルグの庭で養蜂」とか考えていたのですが、一気に気持ちが盛り下がりました。
養蜂家が実演で巣箱を開けた時、10mほど離れたところで娘と一緒に見学していたんですね。
それでもかなり攻撃的になって飛んできたミツバチが、頭に数回ぶつかって来ました。
ジャンバーのフードをかぶっていたので刺されることはなかったのですが、娘はちょっと怖がっていましたし、ミツバチを飼うということになればこういった事は避けられないだろうと思います。
私自身不思議と怖い感じはなかったのですが、飼育するというリスクを痛感しました。
蜂に対する息子のアレルギーも心配です。
完全に無防備な人もいますけど、、、
今回の体験から、「庭でミツバチを飼いたい」というものから、「ミツバチがたくさんやってくる庭作り」をしようという方向に気持ちがシフトしました。
実際、私たちの借りている庭の隣近所にミツバチを飼育している人がいるそうで、お隣さんもかなり興味があるんだそうです。
彼らのミツバチが大群で押し寄せるような花をたくさん植えて、ミツバチを支えることにしようと思います。
庭やって来たミツバチ
今回は1泊2日と短いハレ滞在でしたが、内容が濃かったせいか疲れました。
次にハレの庭に来るときは睡蓮の植え替えをしなければ、、、
ママの庭も花がいろいろと咲き出しています。
日本から持って来たユスラウメも小さいながらびっしり花が咲いていました。
ユスラウメ
実がとれるでしょうか。
楽しみですね。

自然体験施設内の高台から見たザーレ川

2014年3月24日月曜日

富貴蘭の植え替えをしました。

富貴蘭の植え替えをしました。
水苔がこちらで手に入るかどうか心配だったのですが、amazonで買えました。
Sphagnum Moos というらしいですね。
品質は日本で買える物の方がしっかりしていて使い勝手も良かったです。
ひとつ250g
愛好家の人たちのようにきれいにこんもりとかは、まだまだ腕がなくて出来ませんね。
水苔も短いものばかりだったし。
植え替えは確か去年できなかったので2年振りです。
環境さえあっていれば手のかからない丈夫な蘭だと思いますが、ちょっと手を抜き過ぎでした。
それでも枯れることなく育ち、猩々は花まで咲いてくれました。
猩々
今年は他のもがんばって欲しいです。
特に紀州緑風は咲いて欲しいですね。
紀州緑風
緑花、久しく見ていないですね。
赤花より好きかも。
摺墨
墨流
墨芸ペアです。
なんか好きなんですよね。
どちらもまだ花が咲いたことはありません。
そういえばなんでだろう?
新湖東
この新湖東はドイツに来る前に野菜の種を買いに行った苗屋で、とても悪い状態で売られていたのを(確か600円)見過ごせなくて買ったもの。
最後に購入した富貴蘭です。
根も2本くらいしかなくて枯れちゃうんじゃないかと思ってたのですが、なんとかなってます。
元気に育って欲しいですね。
でも本当に新湖東なのかな?

近所を歩いていても窓辺に良く胡蝶蘭なんかが飾られているので、ドイツの人たちは蘭好きが多そうです。
夏場は涼しく、冬場でも部屋の中が暖かいので洋蘭なんかは育てやすいのかもしれませんね。
富貴蘭好きな人、こっちにもいるんでしょうか?

いつか株分けとか出来れば譲ってあげれるのにね。

2014年3月22日土曜日

再び通学路から


ここ最近は本当に暖かく、陽が出ると日中は気温も20℃くらいになります。
するとすかさず薄着になる人たちがあらわれるんですね。
みんな陽に当たるのが大好きなようです。

小学校の近くにある公園は、暖かかくなってくると青くて小さな花が公園いっぱいに咲き出します。
Blausterne (意味は青い星)という花です。
日本ではシラーと呼ばれているそうですね。
Scilla siberica
本当にいっぱい咲くので、公園中が芝生の緑と花の薄い青でとても素敵な景色となります。
午後になると多くの人たちがやって来るようです。
公園の隣は大学なので、学生さんたちもよく寝転がったりしていますね。
本当に良い感じ。

久しぶりにウサギも見ました。
耳の先と尾の裏の黒いアクセントがとても可愛らしいんです。

この日、公園で頭が赤で身体が緑色の鳥を見ました。
写真を撮るより先に気が付かれて、離れらてしまったのでちょっと見えにくいのですが、頭頂部から首にかけてが赤い、緑色の鳥で鳩くらいの大きさ。
おそらくヨーロッパアオゲラ / Grünspecht でしょうね。
初めて見ました。
娘は前に見たことがあったそうです。
Grünspecht (wikiより)
他にもいろいろと鳥たちがいましたが、私のカメラのレンズでは野鳥を良い感じに撮るのは無理があるようです。
近くに寄る前に逃げられちゃいますからね。
もうちょっと望遠じゃないと。
小さな白い点がある、緑がかった黒い鳥とか、すごくたくさんいました。
ドイツでは Star 、日本名はホシムクドリというそうです。
確かにあまり人を警戒しない感じとか、いっぱいいるところとか、ムクドリでした。
Star (wikiより)
こうやって見ると奇麗ですね。
でもムクドリには嫌な思い出があって好きになれません。

家に帰り撮った写真を見て寂しくなりました。
もうちょっと望遠のレンズも欲しいなと。
そんな時amazon.deからの特価情報メールがやって来ました。
ニコンのレンズが安いよと。
日本のamazonでも同じように安く売られているようです。
しかもドイツより安い。
大学時代のカメラに詳しい友人に相談のメールを出したりして、結局amazon.jp で購入しちゃいました。
ニコンの望遠ズームレンズ、55-300mm f/4.5-5.6G 。
評判も良いみたいだし、楽しみです。
5月に一時帰国を予定しているので、その時まで受け取りはちょっとお預けですけどね。
東京に行ったら友人の働いている彫刻美術館にも行ってみようと思います。

2014年3月8日土曜日

風邪ひきました

家族全員、風邪にやられています。

はじめに息子が発熱。
学校を休んで病院に行き、お医者さんには3日ほど休んで様子を見て、良くならなかったらまた来るようにと言われました。
しかし次の日の朝には娘が「気持ちが悪い」と言って起床。
そのままトイレに駆け込み嘔吐するも、なぜか鼻血を大量に出すことになりました。
鼻血ってこんなに出るのというほど出したのになかなか止まる気配がなく、さすがに心配になった妻が病院へ連れて行きました。
ソファで寝てます。

たびたび鼻血を出す娘なんですが、そんな娘のために我が家はとても便利な医療グッズを常備しています。
その名はGelaspon (ゲラスポン)。
適当な大きさに切って鼻の穴に詰めるスポンジで、溶けるとジェル状になり傷口に膜を作ってくれるという優れもの。
我が家では対鼻血用グッズになっていますが、医療業界では手術にも使われているようです。
実はけっこう高価。
診察時、鼻にしっかり詰まったゲラスポンを見て、お医者さんは「こんな物持っているんだ」と感心されたそうです。

見た目がまるで誰かにぶん殴られて鼻血を吹き出しちゃったみたいな娘、よくそんな顔で出歩いて来たなと思うほど痛々しくてかわいそうだったのですが、やっぱり風邪だったそうです。
息子からうつったんですね。
鼻血は何だったんでしょう?

息子は熱が39℃近くありぐったりの状態。
娘も同じように熱が出て完全にダウンです。
おかゆを作って食べさせましたが、食欲の方はいまいちのようです。
日本から送ってもらったポカリスウェット(粉末)を作り飲ませました。
こういう時にこの手の物ってあると本当便利なんですよね。

その日の夕方、妻が「寒気がする、鳥肌がたってる」と言い出し、夜になると発熱。
彼女も風邪にかかりました。
病人が出てから3日目にして3人がダウン。
妻は私が頼まれて買って来た熱冷ましの薬を飲んで寝ました。
最後まで元気だった私もさすがに用心のため、早めに寝ることにしました。

しかし夜中に消化不良による胃のもたれから嫌な感じで目を覚まし、その後寒気と軽い気持ち悪さとで朝方までぐっすり眠れない時間を過ごすことになりました。
うつりましたね。

奇妙な夢を見て目が覚めたときは、完全に病人でした。
そして家族全員が病人に。
私は37.5℃以上の熱が出ると、身体がだるくてほとんど寝ることしか出来なくなります。
そんな時は見る夢もかなり面白くなって来たりします。

今回見た夢で憶えていた物をひとつ。

何故か自分が女性になっていました。
見覚えもなく、まったく知らないちょっと若い女性。
そして農村の小道を走っていました。
誰かに追われている感じがしています。
襲撃に備え自分の力を試そうと自分のまわりに気を向けると、強く何かの存在を感じることができました。
水の気配です。
意識をその水に集中させて一気に解放させると、小道の横を流れる小川の水は壁のように立ち上がり、貯水池の水は一瞬で干上がりました。
池の底に大きな魚がバタバタしているのが見え、「ヤバイ、やりすぎた」と思うのでした。
何とか水を戻さないと思っていると、見るからにあやしい数人が走ってこちらにやって来るのが見えました。
先頭の男はオレンジ色のツナギを着てでかいゴーグルを付けています。
バットマンのゲームみたい、、、

手足が異様に長く腕には包帯を巻いていました。
その包帯がまるでドリルのように見えました。
彼以外は黒い衣装で姿形がよくわかりません。

先に攻撃の準備を、と再び水の気配に意識を向けようとするのですが、小さいけれどするどいピーっという音が聞こえて来るばかりで、今回は何故か上手くいきません。
まずい、遅い、、、と思ったところで、そのピー音に違和感を憶え、目を覚ましてしまいました。

夢の続きが気になったのですぐさま眠りに入ろうかと思ったのですが、かすかにピー音が何処からか聞こえているため、確認のために起きて部屋を出たりしました。
どうやら音は暖房のタイマーが入ったため出た音のようでした。
金属が膨張してあんな音がしたのでしょうか。
私の布団は暖房器具のすぐ横なので、良く聞こえたみたい。

おかげで目がしっかり覚めてしまいました。
そして完全に風邪を引いたことがわかりました。
身体がだるい、、、その後はしばらく眠れず、布団の中で寝返りを繰り返しいつの間にか気を失ったようです。
目を覚ましたときは空はすっかり明るくなっていました。
そうそう、先月居間の窓にカーテンがつきました、やっと、、、
壁が円形のため普通の器具では付けれなかったんです。
マイスターに工事を発注。思ってた以上に時間とお金がかかりました。

そして現在、息子が熱を出した最初の日から6日がたちました。
息子は咳と鼻水がひどく、娘はまだ熱っぽい状態。
私はだいぶ良くなりましたが、軽い頭痛と鼻の奥にチリチリする感じがあります。
一番元気な妻も、腰が痛いと言っています。

妻の同僚から入って来た情報では、ボスの子供が通う学校では生徒の半分が休んでいるんだとか。
完全に流行病ですね。
子供たちの学校はどうなんでしょう。
来週には復帰できるのか?