そこまでの寒さを体験したからか、マイナス2℃とかの日でも「今日はあまり寒くないな」などと思えるようになりました。
身体が環境に慣れてきたようです。
小学校の近くにある公園にて |
実際の気温よりも冷たい風などで、体感する温度の方が寒さを感じるようです。
子供たちを学校に送る時刻は外もまだ暗く、トラムを待つ間に風が強かったりするとそれはもうつらいです。
子供たちは普段あまり寒がらないのですが、そんな時はさすがに「寒い〜、車が欲しい〜」などと言ってます。
ここのところは毎日暖かく、雪も氷もすっかりとけました。
今日は10日間の冬休み最終日。
休み中は子供たちがママに連れられてハレに行った後、妻も休みをとってハレに行ったので、私は3日ほど一人でマグデブルグに残っていました。
久しぶりの一人きり生活。
生活のリズムは完全に狂いましたが、ゆっくり絵を描くことができました。
一人だとどうしても食事がいい加減になりますね。
一日に一回だけの大量な食事とか、遅い昼食に夜10時過ぎの夕飯とか。
ちょっと胃に負担をかけたようです。
明日から学校が始まるので、再びある程度規則正しい生活が戻ってくることでしょう。
迷いハリネズミ |
冬眠中のはずなのに、起きちゃったのでしょうか。
この時期に出て来たハリネズミを見かけた時は、捕まえて家に持ち帰るとか、暖かい落ち葉の山とかに潜らせるとか、助けてあげたほうが良いんだそうです。
プライベートな庭の中だったことと、カメラと財布が入るくらいの鞄しか持っていなかったため、捕まえるのは断念しました。
でも手でさわったら痛そうですよね。
冬休みに入る前、街の音楽学校から娘がヴァイオリンを習えることになったという連絡がありました。
昨年いろんな楽器を体験するサーキットプログラムというコースに通い、2年目からは子供たちが希望する楽器を習うということだったのですが、希望者が多かったのか、娘の希望するヴァイオリンは空き待ち状態でした。
ホルンを希望した息子の方は待つことなく新学期から習い始めることができたので、半年遅れてのスタートとなりましたね。
「もうバレエも習ってるから、ヴァイオリンとかやらなくてもいいかな」とか言い出して、待つことに嫌気がさして来た頃だったので良かったです。
2回ほど練習日があり、その一つに私も見学することができました。
まともに音を出すことが難しい楽器なため、最初の基礎がとても大事なんだそうです。
両腕を同時反対方向に廻す運動や、右手の指で1、2、3、4とリズムをとりながら左手はテーブルの上をスライドさせ戻ってくると、今度は右手と左手を交代して繰り返すなど、いろいろと楽器を使うこと以外の練習もあるようです。
弓の持ち方もとても細かく教えられていました。
音を出せるようになるまでの道のりが遠く、また音を出せるようになればなったで、自分の納得できる音を追求しだすとキリがないという、非常に厳しい世界ですね。
先生は最初のうちは親も一緒になって練習に協力してあげて欲しいと言ってました。
途中であきらめてやめてしまう子供も多いそうです。
まだ2回しか練習に行っていませんが、今のところ娘は楽しい様子。
いつか練習が苦しくなってくる日が来るのでしょうか。
子供たちがハレに行ってすぐ、娘が借りることになったヴァイオリンが家に届きました。
娘のサイズにあった子供用サイズのヴァイオリン。
とても繊細な楽器なのが見るだけで感じられます。
弾けなくても所有したくなる「物」としての魅力がかなりありますね。
巨匠の残した言葉、「苦悩を突き抜けて歓喜に至れ」というほどじゃないですが、娘にも先にある楽しさを目指して、ある程度は続けて欲しいと思いました。
私が絵を描く隣で、娘がヴァイオリンの美しい曲を弾いてるなんて日が来るかもしれません。
いつの間にか私の部屋が子供たちの楽器練習部屋になっているので、それまでどれほど長い時間苦しい音を聴くことになるかもわかりませんけれど。
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