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2017年6月1日木曜日

鳥の話

娘は将来鳥類学者になりたいんだそうです(今のところ)。
保育園に通っていた頃は、犬屋さんでした。
何匹も犬を散歩に連れている人を見て「あんなにいっぱいワンチャン持ってて良いな〜」とか言ってたりしたので、小さい頃から動物は好きだったのですが、いつからか一番は鳥になったんですね。

時々「あの鳥なんだ?」みたいな名前の野鳥ハンドブックを読んでいるので、近所にいるくらいの鳥では知らない種類がないようです。
私もバードウォッチングは好きなので、何か見つけると「今のは何々だった〜」とか教えてもらっています。

そんな娘の興味をサポートしようと、妻もドイツ野鳥の会のHPを検索したり、いろいろ調べていたようですね。
するとどうでしょう!
何と隣街 Köthen、ケーテンに有名な鳥類学者の博物館がありました。
その名は「ナウマン博物館」。
先月末に行ってきましたよ。
Schloss Köthen


ヨハン・フリードリヒ・ナウマン教授(Prof. Dr. Johann Friedrich Naumann 1780ー1857)というドイツの鳥類学者の博物館で、彼の集めたすごい数の剥製等が展示されていました。
農家の家に生まれながら研究を続け、教授にまでなったんですって。
父は博物学者、弟も鳥類学者だったそうです。

私は剥製が結構苦手だったりするので、あまりじっくり見なかったのですが、子供達は興味津々で3DSで写真を撮りまくってました。
鳥好きな娘はもちろん楽しんでいたようです。


全部剥製です。
身近なところに偉大な先人がいたのでした。
今のところ鳥類学者になりたいという娘にとっては、多少は刺激になったのかな。
ナウマンの名前がついた鳥達です。

ケーテンは、バッハが働いていたこともあり城の中に記念館があります。
その他にも、大聖堂やクラーナハの絵がある聖アグネス教会もあり、見ごたえのある街でした。
また行きたいです。
街にゴミが落ちていなかったのも良かったですね。
子供達が「日本みたいにきれい」とか言ってました。

ケーテンの城にはハヤブサが住み着いているようでしたね。
望遠レンズを持って行くべきだった、、、

日本に帰国の際には山階鳥類研究所に連れて行こうかな。

先々週末には野鳥の会のイベントで鳥の定点観測をした模様。
場所を決めて1時間、どんな鳥が一度に最多で何羽見れたかを調べるんですって。
結果は野鳥の会に報告したそうです。
夏休みには野鳥の会主催の合宿イベントもスペインであるらしいのですが、ちょっとまだ泊まりで出かけるには心配ですね。

先週はハレにあるママの庭に行ってきました。
現在、庭の小屋の柱の上に、Gartenrotschwanz (和名はシロビタイジョウビタキというようです)が巣を作って子育て中。
巣には小さな雛が2羽と卵が2つ入っていたそうです。
私は覗きませんでした。
Gartenrotschwanz
巣の近くでシャッターチャンスを狙っている私を警戒して、ちょっと離れたところから様子を伺うオス。
Gartenrotschwanz

しょっちゅう虫を捕まえてきては、せっせと運んでいましたね。
元気よく育って、無事に巣立って欲しいです。

Gartenrotschwanz
けっこう粘ってやっと撮ることができました。
こちらはメス、お母さんです。
このGartenrotschwanz、マグデブルグの庭にもよく来るんですよ。
ただ和名のように額が白だったとは気がつきませんでした。
顔というか、頭は真っ黒だと思ってましたね。
今度気をつけて見てみよう。
可愛い鳥です。

しかし!
睡蓮の植え替えをして、またしても野鳥のイヤガラセ(?)が始まりました。
先日も植えて間もない睡蓮が2苗ほど水から放り出され、危うく枯れるところでした。
カラスか?
アムゼルか?
それとも鳩なのか?

奴らはどこかから見てるんですよね。
池の周りに苔を敷くと、次の日にはほぼ確実にほじくり返されていますもん。
それ以外にも睡蓮鉢の中に得体の知れない物を入れていったり、水浴びをして睡蓮の葉をメチャクチャにしたり、けっこうイラッときます。
デカイ奴来んなよ、、、

そうそう、池のギャラドス(鯉)ですが、結局いなくなってました。
越冬できなかったのでしょうか?
ガーテン友達からは「鶴が来て食べるんだよ」とか「コウノトリだ」とか、すごい鳥たち
にやられるんだという話を聞きます。
どうも春の移動時に立ち寄るらしいんですね。
私たちの貸庭エリアからもけっこうな数の魚たちが食べられちゃうようです。
ギャラドス、春になって会えるのを楽しみにしていたんですが、、、
鯉、また買わないのかな?

2017年4月11日火曜日

帰国

今回の一時帰国は久しぶりのルフトハンザ。
最近よく利用するフィンランド航空は、最寄りのライプツィヒ空港に乗り入れしていないため、ベルリンのテーゲル空港出発なんですよね。
絶対早朝に家を出ることになるので、空港に行くだけでけっこう疲れちゃうんですよ。
フランクフルト空港にて
それでもヘルシンキの国際空港はきれいだし、使い勝手も良いというか、気に入ってます。
行く度お店も充実していたり、マリメッコやムーミンショップをのぞくのもけっこう楽しみだったりします。
ただフィンエアは機内食が美味しくないと思います。
そこは非常に残念ですね。

なるべくライプツィヒ空港直通の電車に乗りたかったため、空港にはかなり早めに着くことになってしまいました。
そして3時間後に出る私の飛行機ミュンヘン行きは、
「キャンセル」となっていました、、、

カウンターに行くと、経由地が変わってもかまわないか?と聞かれ、チケットを変更してもらいました。
ちょうど同じ時間帯でフランクフルト発の羽田行きが取れると。
しかし新たにもらったチケットは、40分後出発。
「正面のチェックインカウンターで手続きしてね、まだ間に合うわよ」みたいなことを言われ、あわててチェックインです。
3時間余裕があったはずなのに!

まあ、そんな感じで最初からアクシデントがあったのですが、無事フランクフルト到着。
でも早く着いちゃったため、5時間も空港で待つことになりました。
ラウンジ使えるようにお願いすれば良かったと、後から思いましね。
フランクフルト空港 トンネル通路

空港はネットも使えるし、充電も出来るから良いですよね。
ご飯でもゆっくり食べて、ポケモンでも探しつつ時間を潰すことにしました。
子供たちから「空港でいっぱいポケモン捕まえて来て」と頼まれていますし。
フランクフルト空港内の飲食店で食べたハンバーガー。けっこう美味しかった。

そうそう、ポケモンGO、我が家もやってます。
ただ私のiPadでのプレイなので、基本 WiFi free の環境じゃないとできません。
空港とか、ショッピングモールとか、公共施設とか、、、
というわけで、どこどこにレアなポケモンが出た、とかいう話しを聞いても、ほとんど参加できません。
それくらいの方が良いですけどね。
息子なんてスマホ持ってたら絶対ポケモン探しに行ったまま、帰って来なくなっちゃう気がしますし。

そんな息子から私が依頼されたミッションは、「カモネギ」というポケモンを捕まえてくること。
なんでもアジア限定のポケモンらしく、ドイツにはいないんですって。
バルト海に出かけている家族とスカイプで時々話していたのですが、息子の第一声は必ず『カモネギつかまえた?』でした。
そんな簡単に捕まえられるポケモンなんですかね?
カモネギって、名前そのまんまですね。
と思っていたら早々にカモネギつかまえることができました。
広島のイオンで。
その晩、カモネギ捕獲成功の件を息子にスカイプで伝えると、本当に大喜び。
すかさず友人にSMSで伝えていたらしいです。
そして友人達からも「すげー」とか「いいなー」とか返事をもらっていたんだそうです。

ライプツィヒ〜フランクフルト〜羽田〜広島と、今回は乗りましたねー。
時間かかったなー。
機内で「君の名は」が観れました。
面白かったですけど、小さい画面が残念でした。
すごく話題になってたので

やっぱりすごく疲れましたが、無事に帰国。
こうやって時々両親とゆっくり時間が取れるのはありがたいことですね。
特に何もすることはないのですが、一緒にご飯を食べて話をするだけで、両親も楽しんでいるのがわかりますし。
街中での買い物を頼まれたついでに、家族へのおみやげも探したり、何をしたわけでもないのですが、良い時間を過ごせました。

東京に行く途中、大阪で開催中だったクラーナハ展にも行ってくることができました。
中之島にある国立国際美術館でした。
美術館としての建物はすべて地下にあるという、すごい建物でした。
美術館入り口を左横から。

クラーナハ、大好きなんですよね。
ユディットやルクレティアなど、初めて観る作品が多かったので嬉しかったなー。
ベルリンのボーデ博物館収蔵、「アダムとイヴ」
展覧会というかたちでまとめてじっくり観れたのは本当にしあわせ。
また観たくなりました。
ベルリン行って来ようかな。
ベルリンの絵画館収蔵、「ヴィーナスとキューピッド」より、部分

東京にも、一週間ほど出掛けて来ました。
妹、姪っ子と千葉のアウトレットモールに行き、ウォーキングのためのスニーカーを購入。
最初はアシックスで買おうかと思っていたのですが、何かこう、、、ピンと来ませんでした。
とにかくすごく派手なのが多いんですよね。
ランニングというよりウォーキングなので、できれば普段着にも合うようなタイプを探していたため、蛍光イエローとかピンクとかオレンジとかはちょっと無理。
ランニングとかするようになると、そういったシューズが欲しくなるのでしょうかね?

結局次に入ったナイキで購入。
AIR MAXです。
店員さんに相談してお薦めを教えてもらいました。
さすが店員、確かに履き心地もすごくしっくり。
その上、見た目も一番良い感じ。
ということで、値段的に予想以上だったのですが、購入。
久しぶりのナイキ。

東京都庭園美術館にも出掛けて来ました。
並河晴之 七宝展。
いやー、すごかった。
質の高さ、美しさに感動より、ただただ驚きでした。
東京都庭園美術館より



それから東京ドームで開催中だった「世界らん展」にも行ってきました。
ママに頼まれたんですよね、「蘭、買って来て」って。
お店の人に相談して何鉢か安いのを見繕ってもらいました。
私も風蘭と名護蘭のハイブリッドとバニラを購入。
お店の人もハイブリッドはまだ花を見ていないので、どんなのが咲くかわからないんだそうです。
楽しみですね。

友人のダニ博士と一緒に出版社にも出掛けて来ました。
本郷にある風濤社さんです。
博士、本の出版を計画中らしいのですが、そこに私も協力することになるかも、ということで顔合わせに行ったのでした。
当初、事務所でお鍋という話しだったので、広島のお酒を持参したのですが、社員の方が前日に親不知の手術をしたとのことで、鍋は中止。
しかし「味見してみようよ」ということになり、飲みながらの打ち合わせとなりました。
4人であっという間に一升瓶が空に!
実家の近くの酒屋、「酒商 山田」さんで相談後購入したのですが、本当に美味しかったです。
「鍋に合う、熱燗でも冷やでも、日本酒初心者(私のことです)でも美味しく飲める」なんていう、おかしな質問をしたのですが、良いお酒を選んでいただきました。
相談して良かった!
今まで飲んだ日本酒の中で一番かも。
なんていう銘柄かは忘れました。
今、写真を撮っていたと思われる博士に問い合わせ中。
その後、軽く食事にでもということで、外に出かけました。
飲みに行くって、文化なんですね。
とても楽しかったです。

その後、瀬戸内の島に住む叔母の見舞やご先祖様の墓参り、実は家の近所に住んでいた大学時代の友人宅を訪問、ポケモンセンターでの買い物など、残る用事を済ませ、ドイツに帰国。

早朝に広島空港を出発するため、前日から空港隣接のホテルに宿泊しました。
ゆっくりできて良いですよね。
しかし、再び私の乗る羽田行きが欠航!
全日空のカウンターに行くと、けっこう待たされた後、翌日0:55分発のフランクフルト行きなら取れると。
羽田空港にて12時間待つことになりました。
辛かった。
空港内をうろつくといっても、変に買い物して荷物も増やせないし、参りました。
ロッカーに荷物を預け、なるべくゆっくり食事して、お茶して、ドイツに連絡して、マッサージをしてもらい、、、などと、何とか時間潰しましたよ。
羽田空港にて
でも長時間飛行機に乗る前のマッサージは良いかも。
足湯と全身マッサージでけっこうぐったりしたので、いつも以上にリラックスして乗れた気がします。

それと夜中発っていうのも良いかもしれません。
もともと疲れている時間なので、眠りやすいというか、自然に休めました。
あいかわらず良く眠れなかったのですけれど。

機内では私の周り、水泳自由形日本代表チームの方たちが座っていたようです。
マルセイユで行われる大会に出場するんだと、お隣だった女子選手が教えてくれました。
彼女、シートのテーブルに突っ伏してグーグー寝てました。
身体柔けぇ!
がんばれ日本。

結局36時間ほどかかり、ライプツィヒ空港に到着。
空港にはママが迎えに来てくれていました。
22kgの荷物が2つありますからね。
助かりました。
今回は行き帰りで飛行機の欠航に遭遇。
運が良くなかったようです。
とにかく無事に帰って来れて良かった。

2017年3月16日木曜日

気がつけばもう3月

すっかりサボリ癖がついてしまいました。
前回の更新が10月って、、、ほったらかし過ぎですね。
気にはしているんですけど。
エルベ川沿いの公園にて。池も凍っています。 2017年1月撮影

ドイツの冬はやっぱり寒かった。
住んでる街に雪はあまり降らないのですが、空気中の水分が凍って道路にたまってたりします。
昼間も気温はマイナスなので、なんとなく毎日増え続けて、うっすら雪が積もったようになります。
もちろん時々雪も降ります。
雪が降ると公園はソリ遊びですね。
みんな元気だよ、本当に。
雪の降った次の日は、ソリで遊ぶ親子がたくさん公園に来ています。エルベ川沿いの公園にて。
2017年1月撮影

私は年末に病院に検査に行って、メタボ&高血圧と診断されてしまいました。
運動不足のうえに食べ過ぎという不摂生の結果が、しっかりと出ていますね。
でも寒過ぎて外に運動になんか出られません。
逆に血圧が上がってヤバイですよ。
もう少し暖かくなってから、ウォーキングでも初めてみようかと。

大聖堂、病院に行く途中でiPadで写しました。朝の8時少し前なのにまだ薄暗いですね。
2016年12月撮影
2月は妻と子供たちが、再びバルト海の方へ療養に3週間出かけることになりました。
私はその間お留守番ということだったのですが、どうせひとりならと、同じタイミングで日本に帰国してきました。
今回は久しぶりにルフトハンザ航空でチケットを購入。
ライプツィヒ空港 〜 広島空港です。
帰国時のことは次回に報告します(できれば)。


そして気がつけばもう3月。
寒い冬もどうやら終わったようで、こちらも少しずつ春が近づいています。
陽もだいぶ長くなってきましたし。
それでも朝はまだ2℃とかだったりしますが、日中は太陽が出ていて風が吹いていなければ、けっこう暖かかったりします。
外ですれ違う人たちの服装も、何となく薄手になってきました。

ガーテンでも朝から人が作業を始めています。
妻も庭仕事したくてウズウズしているようですね。
日本に住んでいれば、そろそろ池の睡蓮も植え替えの季節なのでしょうが、もうちょっと暖かくなってからにしようかな。
水の中にはまだ手を入れる気になれません。
ギャラドス(鯉)は元気でしょうか?
ちゃんと越冬できたのかな。
姿が見えないのでちょっと心配です。
子供たちがガーテンの入り口に雪だるまを作りました。2017年1月撮影

ウォーキング、まだ始めてないです、、、
もう少し暖かくなってからですね。
食べ過ぎには気をつけています。
日本では何食べても美味し過ぎて無理でしたけど。


先々週だったかな。
子供たちが学校からそろそろ帰ってくるという頃、消防車がサイレンを鳴らしてやって来る音がしたんです。
しかもすぐ近所に停まった様子。
窓から通りを見ると、消防車は通りを挟んで隣のアパートに来ているようなんです。

「また火事かよ!」って思いました。
うちの近所、本当に多いんですよ、火事とか小火。
ここに引越して来てから4年ちょっとですか、その間何回あっただろう?

まず住み始めて1年くらい経った頃でしょうか、妻が台所で食事の準備をしようと、掻き混ぜ器具をコンセントに差した時に器具が煙を吹きました。
悲鳴を上げつつも、すぐに器具をバルコニーに出して水をかけてました。
何かがショートしたらしく、しばらく煙が出てましたね。
燃え上がるってことはなかったのですが、目を離していたらどうなっていたのかわかりません。

それからしばらくして下の階に住むお宅で小火がありました。
その日は旦那さんが子供を連れて実家に帰っていたため、奥さん一人だったのですが、キャンドルに火をつけてソファに座りテレビを見ていたら、いきなりキャンドル台が倒れ、ソファに火が燃え移ったんだそうです。
すぐに水をかけたので大事にはならず、消火できたようなのですが、それでもけっこう燃えた跡がありました。
叫び声を聞いた私たちは何事かあったのかと外を見ると、下の窓から煙が出てるんですね。
すぐに下に降りて扉をノックすると、奥さんにとってもかなりショックだったようで、「落ち着くまでしばらく一緒にいてくれ」と言われ、話を聞きながら部屋の片付けを手伝いました。
しばらくすると「旦那に絶対怒られる、、、」と落ち込んでいましたけど、怪我もなく火事にもならず無事だったんだから何よりだよと。

それからしばらくして、夜中に隣の隣の通り、歩いて5分くらいのところで火事がありました。
それはけっこう燃えたようでしたね。

そして半年くらい前、やはり徒歩で5分かからないところで火事がありました。
ここもかなり燃えたようでした。
一番上の階に住むお宅が出火元で、窓から真っ黒い煤の跡がしっかり建物の壁についてました。
下の階に歯医者さんが入っていたのですが、機材が水に濡れて大変だったと。

そして先々週再びです。
おそらく小火くらいで大したことなかったんだと思いますけど、けっこう消防士達も来てました。
火事は怖いですよね。
みなさまも気をつけてくださいませ。