映画がついに完成したようで、その上映会です。
上映会場は何と街の映画館!
当初はクラブに参加していた子供とその親や親戚のための上映会になるはずだったらしいですが、観たいという人があまりに多かったため、街にある名画座みたいな感じの映画館で上映することとなったそうです。
しかも2回。
当初は3分くらいの映画を作るということだったそうですが、脚本などアイディアを出していくうちに話が大きくなり、40分の作品として完成したようです。
冬休み中に撮影を手伝ったときは80分くらいになるという話だったので、上手くまとめたようですね。
上映する映画館の名称はスカラ。
いかにも名画座っていう名前で良いですね。
普段、映画館として本当に営業しているんでしょうか?
なんかタイムスリップしたような感じの映画館でした。
中に入ると思ったよりキレイで、なぜかスクリーンの前にドラムセットが置かれていたり、祭壇なのかな? 大きな十字架があったりしました。
珍しい映画館ですね。
この映画、フランス語です。
フランス語クラスの子供たちによるクラブ活動だったため、台詞は全てフランス語。
もちろんドイツ語の字幕付きです。
上映前に、フランス語とドイツ語による子供たちの解説もありました。
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ポスターが貼られてたけど、二重ガラスなのでうまく撮れませんでした。 " La maison du chemin des ténèbres " |
映画のストーリーはこんな感じ。
主人公の女の子は自分の誕生日に上映中のホラー映画を観に行こうと、友人と計画を立てています。
誕生日当日、女の子は夜になったら公園で待ち合わせをする約束を友人として家に帰ります。
同じ頃主人公の弟は、姉の同級生に呼び出され学校の地下室に行くのですが、そこで黒ずくめの何者かに捕まり、地下室の奥でイスに縛りつけられてしまいます。
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3月の撮影風景より |
ところが両親はホラー映画なんてダメだと反対するんですね。
私の誕生日なのに!と怒った女の子は何としても行ってやると、窓から家を抜け出し友人との待ち合わせ場所の公園に出かけます。
しかし約束の公園を間違えたり、なかなか目的地に行けません。
途中であやしい男の子が出て来たり、複数のクラスメートと遭遇したりしながら、なんとか待ち合わせ場所に行き、友人と無事に会うことができます。
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本番前のスモークテスト中 |
くらい建物をオッカナビックリ進み、音のする部屋の扉を思い切って開けてみると、そこには女の子のクラスメートや両親達が誕生日パーティーの準備をして待っていてくれました。
部屋の隅には、何故か猿ぐつわをかまされイスに縛り付けられている弟の姿もあります。
びっくりしながらも誕生日をみんなで祝ってもらい女の子は大喜び。
誕生日にホラー映画を観に行きたいと言っていたことを友人から聞いた両親が、娘のためにちょっとホラーちっくなサプライズパーティーを開くことを決定。
友人達に協力してもらいながら計画し、夜の街を走らせたりしつつパーティー会場に来るよう仕向けたのでした。
そのパーテイー計画を事前に知り姉に話そうとした弟は、計画の邪魔になるため捕獲され、一時隔離されていたという落ちでした。
監督が撮影に作曲に編集とがんばったおかげか、かなり本格的な作品となっていました。
上映後は拍手喝采。
子供たちにクラブの顧問であるクラスの副担の先生から、クラブのメンバーに記念品のオスカー像!が授与されました。
みんなとても嬉しそうでした。
良い経験になったようです。
後日聞いた話では、上映会が好評だったため、7月に再び違う映画館での上映が決まったそうです。
クラブのメンバーはブルーレイにしてもらえるんだって。
みんなに見せなきゃ!
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