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2013年10月3日木曜日

暖房器具

10月になったばかりですが、ドイツはすでに冬が来ているようです。
今朝7時過ぎの時点でベランダの温度計は5℃。
最低気温は2℃くらいだったんじゃないでしょうか。
ここのところ天気が良い日が続いているので、日中はそれでも18℃とか20℃近くまで上がりますが、それにしたって寒くなるのが早すぎるぞドイツ、、、

朝子供たちを学校に送るときなんか、本当につらいです。
ちなみに昨日はロンT2枚重ねに薄手の綿入りベスト、そして内側にフリースがついたマウンテンジャケットを着て出かけました。
もちろん帽子も。
こちらの人たちはあまり寒がらないのか、我慢しているのか、みんなけっこう薄着なんです。
ジャケットの前を開けている人たちなんか、下は薄地の綿セーターとかTシャツくらいしか着てなかったり、、、

「ダウンをインナーに着ていこうかな」と言って、妻に「今からそんなに寒がって冬本番が来たらどうするの!」としかられました。
ドイツの人たちにしてみれば、いまだ「秋」なんだそうです。
何故なら「青空がまだ見えるから。それに樹に葉っぱがまだ残ってるし、地面も凍ってないし、、、」。。。。

しかし、学校や会社では先月から暖房がつけられています。
部屋の中は何処も暖かかくて快適なんですよ。
冬はマイナス16℃とか恐ろしく冷え込むドイツですが、建物の中がどこでも暖かいため、家の中も寒い日本の方がかえって寒く感じます。
窓もすべて2枚ガラスですしね。


そこで今回は我が家の暖房を紹介します。
現在住んでるアパートの備え付けはガス暖房。
キッチンにあるメインスイッチをつけることで火が着き、暖かくなった水が各部屋に廻っていきます。
その温水を部屋に付いているストーブの取っ手型のスイッチで温度調整するという仕組みですね。
最近のアパートは地下室などに前部屋共通の大型ボイラーを設置していたりしますが、我が家は各住人が個人で管理するようです。

温度を調節するつまみ
この取っ手、現在雪の結晶マークみたいな所になっていますが、これは温度を最低限キープするポジション。
見えない左側に0もあります。
夜寝るときや外出時など、この位置にしてしておけば例え外がマイナス20℃とかになっても部屋の中の水が凍ることはありません。
冬に旅行などに出かける時も、この位置にしてしておきます。

そして暖かくしたい時には大きな数字の方へつまみを回します。
このつまみ、サーモスタッド内蔵で数字に合わせて温度を自動で調節してくれるんです。
簡単で便利。

本日ついに妻がメインスイッチを入れました。
常にある程度の温度をキープしておくことで建物の壁も暖まり、その都度暖めるよりも低燃費になるんだそうです。
また、部屋をあまりに寒くしすぎるとカビが発生する原因にもなるんだそうです。
燃費を気にして部屋をあまり暖かくしないのも、問題になるってことですね。

それと使用前にたまっていた埃を掃除しました。

このストーブ、なかに細かくフィンが付いていて埃がいっぱいたまります。
掃除機はノズルが太すぎて入らないため、掃除するのが大変です。
そんなストーブ掃除に便利なグッズがあるんですねー。
ワイヤーの先に毛がたくさんついたブラシです。
その毛が柔らかく、さわるととても気持ちいい。
これで準備はOK、いつでもストーブをつけれます。

10月まで我慢したガス暖房ですが、実は先週から夜だけ居間の暖房器具を使っていました。

暖炉です。
前の住人(実は現在のお隣さん)がどうしても欲しくて設置したものが、そのまま残っていたんです。
急に冷え込んだ夜、実験的につけてみようということになり、火をおこしたんですね。
それ以来ほぼ毎晩使ってます。
暖炉を使える日が来るのを、5月に引越して来た時から家族みんなが楽しみにしていたんです。
特に私たち夫婦ですが。
炎を見ると何か幸せな気分になってくるんですよねー、情緒不安定なんでしょうか。

妻も早いうちからいろいろ暖炉グッズを購入して準備していました。
amazon から薪や木屑を固めて作った燃料 (Holzbrikett)、それらの燃料を入れるカゴ、灰を入れるバケツにスコップ。
どれだけ楽しみにしていたかわかるでしょう?
薪、でかすぎ!

しかし薪30kgと木屑燃料が90kgが同時に届いた時は、はっきり言ってげっそりでしたね。
私たちの部屋は日本でいう3階。
一箱30kgで4回、計120kgの荷物を上げなければなりませんでした。
配達に来たDHLのお兄ちゃんは、「こんなに何買ったんだ?」とバンから重い箱を降ろす時に聞いて来ました。
つらかったー、筋肉痛が数日続きました。

届いた薪は最初に火をおこすにはでかすぎて毎回ちょっと苦労しますが、それでも良いですねー、暖炉。
時間を忘れて炎をぼんやり見入っちゃいます。
ちょっぴり優雅な気分にもなれるし。


部屋の中で長い時間過ごさなければならないドイツの冬、暖炉のおかげで楽しみにもなりました。
妻は燃料をまとめて500kg近く買おうかとか考えてるようですが、、、
誰が運ぶの?

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