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2014年12月22日月曜日

Milbenkäse、ダニチーズの村へ

今月の頭にダニ博士がドイツにやって来ました。
私たちが住む州にあるダニチーズ / Milbenkäse (ミルベンケーゼ)の村に行くためです。
Würchwitz 村にあるダニの彫刻。

博士はちょうどダニの国際会議のためにフランスに来ていたので、せっかくだからお隣のドイツへ立寄ろうと今回の来独を決定。
簡単にお隣と言っても違う国に来るわけですし、電車や飛行機で簡単に行ける大都市に行くというわけでもないので、けっこう大変でした。
私たちにとっても同じ州とはいえ一番遠いところってくらいだし、、、

ダニチーズのおじさんには前もって連絡をして、日曜ですが開けてくれるように予約しておきました。
おじさんの方でもかなり楽しみにしていたようです。
村では前日にお祭りがあったそうで、いろいろ遅くまでやっていたようなのですが、博士の滞在時間が少ないことを知ると、こちらの予定に快く合わせてくれました。
ライプツィヒ駅、すっかりクリスマスモードです。
ライプチィヒからローカル線に乗ってツァイツという町に行き、そこから更にタクシーでダニチースの村、ヴュルヒヴィッツに向かいます。
私にとっても日本から帰国して2日目のことだったので、ライプツィヒ駅のクリスマスイルミネーションが新鮮でした。
ゲラ行きの列車ですね
タクシーも前もって予約しておいたので、問題なく村へ到着。
途中ダニの彫刻のある場所で記念撮影をしました。
イタリアに行って大理石を調達。
ワインをたくさん飲ませて安く譲ってもらう交渉をしたという話です。
そしてダニチーズのお店兼博物館へ着きました。
思っていた以上に小さな村のようです。
おじさんと彼の彼女の他に、元村長というおじさんの長年の友人も私たちを待っていてくれました。
非常に友好的な挨拶を交わした後、コーヒーを入れてもらい早速ダニ話が、、、

部屋にはダニのグッズや資料があちこちに置かれていました。
ここが博物館(の部屋)ですね。
白い帽子がおじさん(ヘルムート・ペルシェ氏)、奥が元村長のシュタインバッハ氏、妻、そして右が博士
おじさんも博士にいろいろと聞きたいことがあったようで、熱心に質問していました。
博士は前日ライプツィヒに着いた時から、細かくメモを取っています。
本にするため、とにかくネタを書き留めておくんですって。
資料部屋の隣の小さな部屋でチーズが作られていました。
木箱に薄茶色の粉がいっぱい入っていて、それがほとんどダニ!と彼らの排泄物や死体ってことなんでしょうね。
その粉の中に Quark Käse / クゥァーク・ケーゼ(日本ではクヴァークって言われてるみたい)を入れて作るようです。
クゥァークというのは、フレッシュチーズに似たもっと軽い乳製品。
ドイツではパンに塗ってその上にジャムをのせたり、ハーブやフルーツを混ぜたりした物を食べます。
ケーキの材料にもよく使われます。
そのクゥァークをしぼって固めた物がクゥァーク・ケーゼ、おそらく、、、

ちなみにこの木箱、対戦中にドイツ軍の武器が入っていた箱だそうです。
弾薬とか入ってたんですかね。
すごくしっかりした作りで、ダニを入れておくのに最適なんですって。
密封され酸欠状態にならず、極度な乾燥もないとかが良いんでしょうね。

ダニにとって一番良い状況っていうのは布団の中の足の横なんですって。
妻が言うには、おじさんの話は「どこまでが本当で冗談なのかわからない」そうで、話している時に大笑いしていることがしょっちゅうでした。
ダニの中に足を入れたら水虫が治ったという話もしていました。
このダニ、チーズ作るだけじゃないじゃん、、、
博士が書いた本に出ている写真で、ダニの身体について解説中。
おじさんは「ダニについて知らないことが多い」と、とても楽しそうに話を聞いていました。
熟成されたチーズは琥珀色、光にかざしています。
今回の訪問はテレビチームによって撮影もされていました。
一度失われてしまったダニによるチーズ製法を再び蘇らせたということで、おじさんのドキュメンタリーが作られているんですって。

プレゼントの交換なんかもして、非常に友好的な感じでした。
そして試食会。
薄く切ってパンにのせて食べます。ビールもいっしょに。
100年もの?とかいうチーズも出していただきました。
100年っていうのは大げさでも、50年以上は絶対に経っているそうです。
80年物くらいでしょうかね。
それにしたってビンテージ物です。
そんなに古い物、今まで食べたことありませんでした。
今は亡き叔母が作ってた梅酒とか、それだって20年ものくらいでした。
ビンテージチーズ。色が茶色になってます。
味はすごくしっかりしていて濃厚。
いただいた物の中では一番美味しかったです。
さすがにけっこう固いです。
このダニチーズ、何かに例えるとするとカラスミみたいな感じでしょうか。
カラスミほどコッテリしていませんけど。

でも何でこのチーズ、カビたりしないのって思いませんか?
それこそダニ達の力なんですって。
ダニの身体からは防カビ成分を含む分泌液が出ていて、自分たちの食事をカビ菌に食べられないようにしているのだそうです。
その結果カビないチーズができあがっているんですね。
スローフード認定書
そしてこのダニチーズ、世界のスローフードにドイツから選ばれているようです。
スローフードについてはwikiで検索を。
このチーズでおじさんは村おこしの大事な役をやっているようで、いろいろと忙しかったりするんだそうです。
この村にはこのダニチーズがなければ絶対来ることがなかったはずですから、このチーズは成功しているんでしょうね。
これがチーズを作っているダニ君。
顕微鏡にデジカメの接写で映しています。
あっという間の3時間でした。
昼食もごちそうになりました。
焼いた鳥がはいったヌードルスープ、アジアを意識してみたそうです。
ごちそうさまでした。

今回は妻が全面的に協力、通訳にもなってくれたおかげですべて上手くいきました。
私と博士だけだったらメチャクチャだっただろうね、、、
博士、庭の土を採集中
帰りはツァイツ駅までおじさんが車で送ってくれました。
本当にいろいろとお世話になりました。
おじさんたちとは、会った時から知り合いだったみたいな感じでした。
夏に電話で話しているからもちろんその頃から知っていたのですが、それにしてもすごく楽しい時間を過ごすことができました。
おじさん達と妻は方言が一緒のため、自然と親近感が出るらしいんですね。
同じ興味を持った者同士の会合、横から見せてもらいましたがとても面白かったです。

お世話になりました、どうもありがとう!
私たち夫婦も一つ、チーズをおみやげにいただきました。
チーズのまわりにはダニ君達がしっかり付いています。
顕微鏡で動いているダニ君たちを見てしまった後、何か食べたいって気にならないんですよね。
そこで現在、夏にハレの蚤の市で買った木製の筒に入れて飼育中。
時々ライ麦粉をかけています。
今のところ無事に生存しているみたい。
見えるわけじゃないんですけど、白いライ麦粉が数日経つと薄茶色に変色しているので、活動しているんだなと。
ある程度増えたら大きな入れ物に移し、クゥァークチーズを入れてみよう。
マグデブルガー・ミルベンケーゼができるか!
ちなみに千葉では作家のKさんも飼育中。

後日、元村長から連絡がありました。
当日は彼にとっても素晴らしい一時だったそうです。
撮った写真はCDに焼いて必ず送りますからね。
Würchwitz、またいつか行く機会がありそうです。

博士もお疲れ様。
また会える陽を楽しみにしています。

2014年12月17日水曜日

お見舞い帰国

3週間程日本に帰ってました。
父親が入院したので急遽見舞い帰国です。

今回は私一人だけだったので毎日病院に通いつつ、美味しい物を食べにいこうとか、近所の神社仏閣や美術館、博物館を見てまわろうとか思っていたのですが、実際はそれほど余裕がありませんでした。
毎日だらだらしてるうちに、考えていたことの半分もできない感じで終わっちゃいました。
まあ、そんなもんなんですよね。
日本に住んでいた時だって、いつか行きたいと思っていたところのほとんどに行けなかったんですから。
厳島神社、今回も行って来ました。

父が入院しているのはリハビリ専門の病院で、広島市内の実家から市電に乗って20分くらい。
繁華街に近いところにあり、タクシーでも同じくらいかかります。
病院は午後3時から面会時間となっているので、午前中は広島市内を散策するつもりでした。
現代美術館とか、広島城とか、県立美術館とか、、、
原爆ドームにも行って写真でも撮って来ようとか思っていたのに、、、
毎日母親と一緒に韓国ドラマとか見ちゃったのがいけませんでした。

それでも一人で行動するつもりだったため、2日目に広電のPASPYなるICカードを購入。
東京のパスモやスイカのような物ですね。
このパスピーのおかげで広島市がぐっと身近になった気がしました。
(公社)広島県バス協会より

宇品四丁目と五丁目の間には、宇品ショッピングセンターというすごくレトロな商店街がありました。
今までに何度も近所に来ていたのに、その存在をちっとも知らなかった。
まだこういうの残ってたのって感じで、すごく気になりました。
でも入ったら出れなくなりそうで、ちょっと怖い、、、

慣れるとすごく便利な路面電車
父の見舞いの他、広島ではやらなければならないことがいくつかありました。
どれも順調にこなしすべて上手くいってたのですが、ここでアクシデントが。
私の体調がおかしくなって来たんですね。
帰国1週間前くらいから良く眠れなくなってたんですが、その状態が帰国後も続き、時々ふらつくというか目眩に似た感じがするようになりました。
お見舞いに来た私が病院に行くなんて、病人に余計な心配をかけると思い何とか我慢していたのですが、旅行中は本当に絶不調。
そして出国5日前に、ついに病院へ行くことになりました。

医師の診断はプレッシャーによる脳の働き過ぎから来る寝不足。
簡単に言うと「子供が遠足の前日に眠れないような状態」なんだそうです。
やらなきゃ行けないこと、会わなきゃならない人、ドイツでやり残して来たこと、帰ってからのことなど、考えることが多過ぎて精神的に休めていないんですって。

そして、「もちろんそんな簡単なことではないんですけれど、人間なんてそんなもんなんですよ。だから特に大変な病気になってると思わないでいいです。」と!
何だかすごく腑に落ちるというか、的を得た回答をもらったようで、すごく安心できました。
何よりこの安心が欲しかったのかもしれません。
良いお医者さんに当たって良かった。

広島に居る間は、紅葉で混んでいた宮島と叔母の住む生口島、そのお隣にある愛媛県の大三島へ行って来ました。

ところどころ紅葉が美しかった宮島。
宮島では大聖院もお参りして来ました。
真言宗御室派の大本山、多喜山大聖院水精寺
大聖院では、うすさま明王のお札を買いたかったんです。
実家が東京にある頃からお手洗いに貼られていたお札で、我が家にも欲しいと前から思っていたんですね。
しかし、粗末にしちゃならないとその他の物とは違う棚の上に置いたせいか、実家に忘れて来てしまいました。
暮れに遊びに来る友人に持って来てもらわないと。

大三島では大山祇神社へお参りに行きました。
新しく総門ができていました。

不思議なくらい落ち着ける神社です。
もし境内にカフェとかあれば何時間でもいたくなる、そんな感じの神社です。
次回は午前中から来てゆっくり境内を見てまわろうと思っています。

そしてこの大山祇神社には、源平をはじめ多くの武将たちから奉納された、甲冑や刀をあつめた宝物館があります。
頼朝や義経の鎧(伝)とか弁慶の大なぎなたとか、じつはすごいコレクション(?)なんですよね。
鶴姫の伝説とかもあるし。

広島の後は東京へ出かけました。
東京ではついに、ダニ博士と会うことになりました。
実はダニ博士、12月にドイツのダニチーズ村へ来ることになりました。
そしてその時は「ご一緒に」と誘われました。
その打ち合わせも兼ねて、とりあえず顔を合わせておこうということになったんです。

先の回でうちに泊まりに来た作家のKさん(すでに帰国)と、編集者のHさんも加わり、夕方から博士の研究室に集合しました。
本当に一匹のダニが取り持った縁です。
Kさんはあの後、私が紹介したハレ市の独日協会メンバーの協力を得て無事にダニチーズの村、ヴルヒヴィッツに行って来たんです。
その時に手に入れたチーズ(ダニ付き)を持参して、やって来てくれました。
博士にとっては、念願のチーズ&ダニとのご対面、そして試食!
数日後に現地へ行くことになっていましたが、一足先に「物」を手にすることとなりました。
博士とのダニチーズ村訪問は次回に。
Milben Käse! 写真では見えないけどダニ、いっぱいついてます。
ダニが美味しく作るチーズ、有名な物ではフランスのミモレットがありますね。
ドイツのダニチーズ、みんなの食べてみた感想は、
「しょっぱい」、、、

それとけっこうキャラウェイの味が効いていました。
すごく美味しいってことはなかったのですが、決して悪くないです。
独特の香り、、、というかニオイがありますね。
ママもけっこうキャラウェイを使いますが、ドイツでは人気のハーブなのかもしれません。
チーズにもこのニオイ消しのために使われているんじゃないか、とみんなの意見が一致。

その後、神田の北方中国料理のお店へ出かけました。
懇親会ですね。
Kさん以外初めて会ったとは思えない程、楽しく盛り上がりました。
偶然共通の知り合いがいたり(ハンガリー人)、興味深い話題もいろいろあって、あっという間に5時間くらい過ぎちゃいました。
お店のお料理もすごく美味しく、また行きたいです。

その他、東京では上野の国立博物館へ「日本国宝展」を、六本木の森アーツセンターギャラリーへ「ティム・バートンの世界展」を観に行きました。

国宝展は混んでいましたね。
集められた展示品はどれも素晴らしく、さすがに国宝と指定されるだけの物でした。
何故か今回は書物に心が惹かれました。
「万葉集」とか「後撰和歌集」「土佐日記」など、書かれた文字の美しさにももちろんなのですが、和紙と墨の完成度というか、時代を耐える品質にも感動しました。
その他にも「普賢菩薩像」や「縄文のビーナス」「渡海文殊」、、、どれも本当にすごかった。
おみやげも結構買っちゃった。

「ティム・バートンの世界展」はとても楽しい展覧会でした。
微妙に気持ち悪い可愛らしさ。
もっとゆっくり観ていたかったのですが、やっぱり混んでました。

後半1週間の予定がぎっちりで、体調を崩す程の重圧を心にかけていたと思われる今回の帰国旅行。
ドイツにも無事に帰って来れました。
父親のお見舞いが何よりの目的だったので、ゆっくり会うことができてとりあえずは良かったです。
ただ、ドイツの病院に慣れてしまっているせいか、父の入院している病院の汚さというか、暗い雰囲気にすっかりやられてしまいました。
もっと居心地の良さげな所、なかったんでしょうか?
壁に向かってご飯を食べている姿を見るのは、とにかく寂しかった。
あんな環境では治りも遅いんじゃないかと思わずにいられません。

それから母にiPhoneを購入したこと!これも素晴らしい進展。
機種変更手続きや電話回線の変更、解約など、4時間も某大型電気店にいるはめになったのですが、それだけの価値はありました。
これでドイツからでも病院の父や、実家の母の顔を見て話せるようになりました。
子供たちのことも見せれるし!
日本に滞在中、母のiPhoneを借りていたんですが、慣れると便利ですね。
スマホ、ちょっと欲しくなったかも。

2014年11月8日土曜日

美術館

先日、久しぶりに美術館に行って来ました。
来独中のレース編み作家Kさんがうちに泊まることになったので、マグデブルグを見てまわろうと出かけることになりました。

マグデブルグの美術館は「Kloster Unser Lieben Frauen / 私たちの愛する女性の僧院」という名前です。
「私たちの愛する女性」は聖母マリアのことでもあるようです。
聖母マリア僧院ってとこですかね。
その名の通り昔僧院だった建物が美術館になっていて、雰囲気はすごく良いです。
Kunstmuseum Kloster Unser Lieben Frauen / 2012年5月撮影
ケーテ・コルヴィッツの作品
展示物は大聖堂や僧院にあった物でしょうか、宗教的な作品や、近代の小品、現代作家の作品、そして企画展による作品となります。

建物に入ると中庭があり、回廊で一周できるようになっています。
カフェもあり、キーボードによる生演奏がされていました。
お客さんはたった一人、贅沢ですねー。

美術館内部の回廊。

企画展はまあまあ、でしたね。
100人の大工の音楽、とかいったかな。
30分くらいの映像作品で、観客の周りに釘を打ちまくる大工(?)が百人いるというすごくうるさい作品でした。
地面にモニターが敷かれていて、周りに置かれたスピーカーから音が立体的に出ていました。
常設の宗教作品はどれも素敵です。
その中からいくつかを。
有名な英雄像のひとり





木彫の聖人像が多いです。
前に来た時にあったとても素敵な母子像↓がなかったようですが、見落としたのかな。
2012年5月撮影
それと、ここにはとても美しい女性のブロンズ彫刻があります。


やさしい表情がたまりません

現代作家の作品たちには日本人の作家の物もありました。
セラミック作品が多かったのは、そういった企画展を過去にやったんでしょうか。

やっぱり美術館は良いですね。
作品がもっとたくさんあれば言うこと無しなんですが、小規模なのが残念です。
忘れた頃にやって来たので、けっこう楽しめました。

見終わって外に出ると、ちょうど黄昏時でした。
塔の上にはネオン管の天使が光っています。


美術館の周りにもいろんな彫刻が置いてあり、ゆっくり散策するとけっこう楽しめるんですよね。
時々来よう。



2014年11月2日日曜日

ハロウィン

先日ハロウィンでしたね。
各地でいろいろと盛り上がったんだろうと思いますが、私たちの住む地域では、学校が秋休み中だったこともあり、街の雰囲気も去年に比べて何となく盛り上がってないような感じがしていました。
お店では早くから衣装やらグッズやらたくさん売られていて、準備はOKな状態でしたけど。
近所を歩いていても、窓辺やバルコニーなんかに飾られているデコレーションが少ないというか、まったくと言って良い程見かけなかったんですね。

息子の描いたカード
去年のハロウィンは近所の植物園でイベントに出かけたり、学校でもパーティーがあったりと、前々から準備をしていたのですが、今年はそんな話を聞くことも無くいつの間にか当日がやって来た感じでした。
私は午後になって「今日ハロウィンだから夕方出かけるよ」と聞かされ、はじめてもうそんな時期かと思ったくらいです。


前回日本の狐とウサギのお面をかぶり妖怪になった子供たちも、今年はパーティーがないため大した準備をしていなかったようです。
妻がアイルランドに出張した時に買って来た、蜘蛛と犬の着ぐるみっぽいやつを着て簡単に済ませていました。
お菓子をくれた人にあげるお礼のカードはいつの間にか作っていたようですね。
娘のカード

夕方になり急遽ランタン作りにチャレンジ。
ガーテンで収穫したカボチャと何故かズッキーニに絵を描いて、切り抜きは私が手伝い、中身は子供たちが自分で掻き出しました。

キャンドルを入れてベランダに飾りました。
成功ですね、可愛らしいです。
陽も暮れて外がすっかり暗くなった頃、近所にお菓子を集めにまわるってことになりました。
ジャックオーランタンも手伝ったし、自分の役目は終わったなと思っていたのですが、妻に一緒に来いと強く言われ、私も付いて行くことになりました。

外に出てすぐ違和感を感じたんですよね。
窓辺の飾りもそうですが、去年はもっと他の子供たちもウロウロしてたとか、「本当にハロウィンとかやってるの?」と。

始めは勝手に他人の家のチャイムを押す気満々だった子供たちも、「やっていいのかな?」という疑問が湧き出て来たようでした。
家の周りのアパートが並ぶ区画ではまったく行動に出れず、それじゃぁ近所のお金持ちの住むエリアに行ってみようということになりました。
知人宅の玄関ベルを鳴らす娘
その途中に住む知人の日本人音楽家の家の前で、とりあえず知り合いで試してみようとチャイムをならしてみることに。
奥さんは突然予想外の訪問に驚きつつも喜んで迎えてくれて、子供たちにお菓子をくれました。
ありがとう、Yさん、ごめんね。

お菓子をもらったことで少しやる気を取り戻した子供たちは、手造りお礼カードをポストに入れ、一軒家区画に入りました。
しかしハロウィンの空気はまったく無しでしたね。

その区画に住む妻の同僚宅を訪ね、「ハロウィンは明日だよ」と言われました。
マジかよ、、、と同時に、やっぱりね、、、
それでもお菓子はもらってました。

日にちを間違っていたという事実に子供たち、特に娘はショックを受けていたようで、すぐさま着ぐるみを脱ぎ、みんなが可愛いから着ていろと言っても「恥ずかしい」と一気にテンションが落ちてしまいました。
ちょっと可哀想でしたね。
妻はまたしても笑い話を提供してしまったと悔しがっていましたが、内心は子供たちにデマを流して悪かったなって感じで一杯だったようです。
本当に笑い話ですね。
しかし、知り合いの家以外訪ねなくて良かった。


そしてハロウィン当日。
子供たちは妻と一緒にハレへ朝から出掛けて行きました。
私は一人マグデブルグに残り、ゆっくりと気ままにハロウィンの夜を過ごしました。
近所の子供たちも廻って来ませんでした。
来ても居留守をするつもりでしたけど!
やっぱり今年は去年程盛り上がってなかったんですかね。
来年はどうなんでしょう?

2014年10月23日木曜日

ダニ仲間

先日、ベルリンへ出かけて来ました。

フンボルト大学
ちょっとした縁で10年程付き合いのあるダニ博士(S氏)から、知り合いがベルリンに行ったので少しケアしてほしいとの連絡をもらったんです。
その方は女性のアーティスト(Kさん)で、ドイツの外務省で行われる福島に関連する企画展に参加するためベルリンに来ていたんですね。

ちょうど日本大使館で子供のための教科書を配布していた時期だったので、もらいに行きがてら、Kさんに会うことにしました。
在独日本大使館入り口に置かれてるクマ

朝、子供を学校に送るよりも早く家を出て電車に乗り、何の問題もなくベルリンに到着。
フリードリッヒシュトラーセからバスに乗り、まずは大使館へと向かいました。
入り口で身体検査をして中に入れてもらい、担当の方から無事に教科書をもらいました。

久しぶりのベルリンです。
いろいろと行きたい所があって困っちゃいます。
博物館とか美術館とか、本当に充実していますからね。

前日にKさんから連絡をもらい、この日は朝から展覧会の搬入作業をしているとのことだったので、外務省に向かいました。
外務省は国立歌劇場の後、大聖堂やフンボルト大学の近くにあります。
今まで用がなかったので行ったことはありませんでしたが、すぐにわかりました。
Thinking of ENERGY from the experience of FUKUSHIMA

前面がガラス張りの建物で、エントランスホールで搬入作業が行われているのが見えました。
入ってすぐに再び身体検査をさせられました。
場所が場所ですからね。
搬入作業終了後、作品撮影中のKさん
Kさんは昆虫や生物を題材とした作品を作る作家で、ベルリンで行われる展覧会のタイミングに合わせ、S博士と一緒にダニチーズの村を訪問する予定だったんです。
ところが博士が仕事の都合で時間が取れず、ドイツに来れなかくなってしまいました。
Kさんは一人でも是非行きたいとのことなので、博士から「協力してあげて欲しい」との連絡をもらったんです。

ここでちょっとダニ博士とダニチーズの説明をしておきます。
このダニはいわゆる壁蝨で、土の中や家の中にいっぱいいる、小さい生物のダニです。
S氏はこのダニを深く愛し、ダニを研究している博士です。

そしてダニチーズというのは、ライプチィヒ近郊の村ヴュルヒヴィッツで作られているチーズ。
このチーズ、ダニの力を借りて美味しくできあがるんだそうです。

以前、妻がお試しで取ったローカル新聞に特集記事がたまたま載っていたのを私が目にし、それをダニ・マニアであるS氏にスキャンして送ったことがあるんです。
すかさず彼から返事が来て、この村には前々から興味があったとのこと。
そして、近いうちに行きたいからその時は「ご一緒しませんか」と誘われていたんですね。
博士に送った新聞の記事「このチーズ生きてます」

まさかこんな展開になるとはまったく予想がつかなかったのですが、人の縁って本当に不思議で面白いですね。
ということで近いうちにダニチーズの村へ出かけて来ることになりそうです。
そのレポートはまた後ほど。

その後Kさんと一緒に軽い昼食をとり、彼女が宿泊しているウィークリーアパート(?)へ行ったり、スーパーでの買い物に付き合ったりなどして、ダニチーズ村へ出かけるための日程を話し合いました。
まったく決まらなかったんですけど、、、

そして最後に画材屋へ寄り、ベルリンでの用事を終えアレキサンダープラッツ駅からマグデブルグ行きの電車へ乗ろうとしたのですが、、、電車が来ません。
なんとストライキ。
まったく聞いていなかったので参りました。
どういうことなのかインフォメーションで聞いてみると、マグデブルグ行きは1時間後に出るとのこと。
本当かどうか怪しかったのですが、とりあえず1時間待ってみてそれが来なかったらベルリンに宿泊だなと、割と気楽に考えて時間をつぶすことにしました。

バーガーキングでセットを買い、ホームのベンチに座って食べました。
ドイツのファストフード、マックにしてもバーガーキングにしてもそうですが、高いくせにあまり美味しくないんですよね。
それでも時々食べたくなるんですが、食べていつも後悔します。
焼きソーセージの方が良いです。

デパートのカウホフにも行きました。
お洒落とかも気にならなくなっちゃったし、特に欲しい物って最近無いんですよね。
子供たちに何か良いおみやげでもあるかと、おもちゃ売り場を見てまわりました。
パッとしなかったな。

1時間後の列車は予定通り走っていました。
混雑するんじゃないかと思っていたのですが、全然そんなことはなく、終点のマグデブルグに着いた時、同じ車両の2階に乗っていたのは私を合わせて2人だけでした。
ガラガラですね。

というわけで、家に着いたのは10時半近くと、ちょっと遅くなったけれど無事に帰って来れました。
ベルリンに宿泊することになって、次の日に博物館なんかを観てから帰るっていうのもアリだったかなー。

そしてこのストライキの影響は、出張でパリに行っていた妻にも及びました。
3日後、夜行列車に乗って早朝帰って来ることになっていた妻ですが、ドイツ国内での鉄道がストライキのため、国境付近アルザス地域の首府ストラスブールまでしか行けないことになってしまったらしいんですね。

そこで鉄道会社は4つ星ホテルを提供。
そこから先は現地での運行状況を確認してくれとのことだったそうです。
それでも何とか10時間遅れで帰宅しました。
いやー、夫婦揃って運が悪いというか、それでも帰宅予定日の内に帰って来れたことをラッキーと思うか、、、微妙なところです。
フランスの超特急TGVにも乗れたと言ってました。

妻の場合、いろいろと買い物をしたようでスーツケースの重さがハンパじゃなかったので、よけいに疲れたと思いますね。
あれは30kg近くあったんじゃないかな、今までで一番重かったです。
欲と道連れってやつですね。

それでは妻のフランス土産から美味しそうな物をちょっと紹介します。
チーズたち
すごい臭かったです。でも美味しかった。
ミモレット、妻の大好物。博士の話ではこれもダニが美味しくしてくれてるんだそうです。
日本でよくあるチーズに味が似ている感じ。
でも数倍食美味しい。
私はそれほどチーズ好きではないのですが、どれもそれぞれ特徴があって美味しいです。
臭いのとかは手についちゃったりすると本当に嫌なんですが、中身はトロトロで味は良いんですよね。
これらはリエット。お肉のパテみたいにパンに塗ったりして食べます。
サラミ
布の袋出すとこんな感じ。
けっこう固くて、しっかりした味です。
これらのサラミの表面もカビなのか、白い粉みたいなのがたくさんついています。
もしかしてここにも美味しくするために働いているダニがいるんでしょうか?
博士にも調べて、いやいや、食べてもらいたいですね。


2014年10月14日火曜日

スカイランダーズ

子供たちがイースターの頃から夢中になって欲しがっていたおもちゃ、というかゲームでスカイランダーズというのがありました。
ゲームのソフトを持っていないうちから、ゲームで使用するフィギュアを集め出していたのですが、2年生の終了ご褒美として夏休み前にめでたくソフトを買ってもらったんですね(妻から)。
Skylanders Swap Force   / 写真は amazon.de より

フィギュアが手に入った頃から、息子なんかは毎日のように(本当に毎日ですよ)、「パパはどのスカイランダーズが好き?」と聞いて来てたし、娘からも「どんなスカイランダーズがあるかインターネットで見せてくれる?」と何度も頼まれました。
そうやって否が応でも関わって来たためか、私自身多少なりとも興味が出てしまったんですね。

その結果、子供たちのコレクション活動に少なからず協力をすることになり、今では40個近いフィギュアが揃っているようです。
買い過ぎました、、、
その中には私が所有者ということになっているフィギュアも5つほどあります。
息子のフィギュアたち。

このゲーム、ポータルと呼ばれる台座の上にフィギュアを乗せ、ゲームを始めます。
乗せたフィギュアがゲーム上に登場し、そのキャラを使ってゲームを進めて行くというわけですね。
キャラにはそれぞれの属性や能力があって、この属性らによって開けれる扉があったりします。
ですから、種類を揃えないといつまでたっても開けない扉があるんです。
良く出来ていますね。
こちらは娘の。

時々私も子供たちと一緒にゲームをするんですが、私より先に進んでいるためあれこれ教えてくれるんです。
所々で出て来る扉を開くためのキャラの属性を見て、「これはパパは持ってないけど、僕の使って!」とか、「次のは私の使う番だよ」とか、大体は進んで行くのですが、たまにあるんですよね。
「あれはまだ持ってないから開けれない」という所が、、、

するとごく自然な流れで「まだ持ってないの!それじゃあ、なきゃ困るな」ってことになり、『買わなきゃ』ということに。
こんな風になんとなく手伝ってしまいました。

その前に子供達がハマったポケモンの可愛らしさの後だと、このスカイランダーズのデザインが本当に快く思えず、購入の際にも抵抗感がありましたね。
今はだいぶ慣れましたけど。
これは私のコレクション。
手前の黒い奴は妻のということになってます!
そして今月、このスカイランダーズのシリーズに最新作が登場したんですね。
「スカイランダーズ トラップ・チーム」。
Skylanders Trap Team (Dark Edition) / amazon de より

子供たちも学校の友達と情報交換をしているようで、夏休み前頃でしたか、「新しいシリーズが出るんだって」とかなり興奮して私に教えてくれました。
そして、ネットで探してくれと。

確かにありました。
製品予約のページにプロモーションのビデオがあり、見せると更に興奮状態でしたね。
興味がある方は 下記のページで見れます。
http://www.amazon.de/Skylanders-Starter-Standard-Edition-PlayStation/dp/B00JVQ23P4/ref=pd_ybh_2

シリーズとして4作目になるようですが、確かに面白そうです。
今までのようにフィギュアを使ってゲームを進めて行くのですが、新しい要素としてトラップなる物を使い、敵を捕まえ味方にすることができるらしいんです。

そのトラップにも属性があるようなので、おそらく水の属性を捕まえるには水のトラップを、火には火をなどと、買わなければならない物が更に増えているということなのでしょう。
おそろしい、、、

日々寒くなって来て、妻がクリスマスの準備に動き始めた今日この頃。
さりげなく「クリスマスのプレゼント、サンタさんに何をお願いするの?」なんて話を、夕食時の話題で子供たちに振ったりしています。
息子はもちろんこの新作「トラップ・チーム」なんですが、残念ながら即答でダメ出しされていました。

そんな息子が後日私に、「本当に欲しいのはトラップ・チームだけなんだ。それだけで他は何もいらないんだけどさ、、、」とか言ってました。
「他は何もいらない」っていうことに関しては、嘘をつくなと言いたくなりますが、何よりそれが欲しいということはわかりました。

ということで、息子にこっそり助言を。
「日本のおばあちゃんに相談してみな」と。

近いうちに「トラップ・チーム」の報告が出来ると思います。